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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『デリバリーシンデレラ』EPISODE.107 最後の日  

過去編、記念すべき連載100回記念巻頭カラー
5年前の過去に対する黒木さんの決着と続いて、
遂に黒木さんと雅美ちゃんとの関係にも答えが。
そして雅美ちゃんと雫姐さんとの再会まで……。

何という怒涛のカタルシス連発なのでしょうか。
泣くなという方が無理な最高の展開だった中で、
遂に雅美ちゃん自身の決着が描かれた感動の回!

遂に『ミヤビちゃん』を終える日がやって来ました。

12月24日。東京聖夜――クリスマス・イヴ。

12時が迫る。シンデレラの魔法が解ける前に。

聖なる夜。静かな夜。だけどいつもと変わらずいたい夜。
誰よりも白く。魔法の時間は白く。相手のシンデレラで。

正に『転生前夜、真夜中の窓から』であり、正に「"Last eve"for you」ですね。

今日はずっと笑顔でいよう―――

雅美ちゃんの変わらない誠実な姿勢と『笑顔』が素敵ですね。
様々な想いが去来する中での『卒業』だろうし冒頭から涙が。









って、最後の最後が熊さんかいな―――!!!(笑)

先生、まんまとやられてしまいました。
勿論、面子の中から予想してましたが、
大穴的に熊さんとは、必殺技すぎます。
これぞ、嬉しい悔しさというやつです。
でも、これがいつも通りなんですよね。
最後だけれど、いつもと変わらない夜。
最後だからこそ、笑顔でいたい今日が、
実に見事に描かれていて、最高でした。

以前の感想にも書いたことですけれど、『NON先生は読者をも救ってくださった』のです。
そして、再び『NON先生はいつもと変わらずに読者にも魔法をかけてくださった』のです。

この手法と展開には心底脱帽です。
題材や雅美ちゃん自身の決断など、
読者が構えること自体が既に術中、
それ自体がミスリードと言えるし、
そしてそれだからこそ活きる感動。

「最後だから何かドラマがあるんじゃないのか」と思いきや、
「最後だから何も変わらないのが一番のドラマ」だったとは。

でも、本当はそうですよね。
人間、誰しも毎日がドラマ。

特別じゃないことが実は特別で、
特別なことが実は特別じゃない。

これを雅美ちゃんのお仕事に置き換えて考えてみるのも、良いと思いますね。
男女それぞれに意見があるでしょうし、風俗の女の子なら尚更ではないかと。
何でそんなこと言えるかって? 実際にそういう声を聴いてきたからですね。
ってのは、まあさておき(笑)。

散々言ってきましたが、だからこそデリシンは本当にリアルに感じられるし、
何とも言えない感動に浸れて、昼間から心あたたまり号泣してしまいました。

そして、今まで愛読して本当に良かったと思いました。

「今までありがとう」

最後に口にするべき言葉は、
最後に耳にするべき言葉は、
やっぱり、お互いにこれじゃないかと私も思うのです。
別離の最後の言葉、やっぱりこれだと先生に感謝です。

こんなことこんなこと
こんなこと言ってる奴もいたなと思い出しました(笑)。
まあその後から裏切られたとわかったわけですが(笑)。

でも、そうじゃなければ『迎えるべきではなかった時間』になってしまうし、
『出逢えた意味ってそんなことじゃないはずだ』って、私は思いますからね。

熊さんもまた、最後の最後で格好良いんだもんなあ。
ただ一緒にいるだけ、それも立派なふれあいだよね!

しかし、この日を狙う熊さん、粋ながら妻子持ちのお父さんとしてはどうかと思いますが(笑)。

きっと、あの後で最高の家族サービスしているんでしょう。
家族の前では、何事も無かったかのように振る舞いながら。
涙は隠して、頭掻いて大笑いしながらいるんでしょうねえ。

熊さん、格好良いぜよ。

眼と眼が合うこと、手と手を繋ぐことでさえ充分な愛情表現足りえるのに、
自分の身体を安売りしていると愛情に対する鋭敏さが鈍り、麻痺するもの。
自分はそういう女の子を沢山見てしまいましたけれど、彼女は違いました。
しかし、雅美ちゃんも熊さんも、そこはわかっている人ですから。
だからこそ、余計に熊さん格好良すぎるよなあって惚れ直したり。
同時に、やっぱり雅美ちゃんは本当のシンデレラだと改めて痛感。

そして、事務所に戻れば店長不在。
これは、やはりそうだろうなあと。

店長も店長で粋なところがありますし、
雅美ちゃんを想ってのことでしょうね。

デリシンって男性キャラもみんな良い味出してるなあ。
やっぱり女の子人気は黒木さんが高いでしょうけれど、
副店長のシュンくんも密かに人気が高そうですよね~。

そして、その副店長が運転。

「ちょっと寄り道していいかな?」
「え?」

「どこ行くんですか?」
「……」

「ナイショ」
「…!?」

ああんもう、雅美ちゃんの鈍さが可愛い~!(笑)

じれったい~じれったい~ですよ、もうね(少女A)。
イライラするわ~じゃないですからね、念の為(笑)。

これはベタでお約束ながら、やっぱり嬉しくて泣けてきます。
ミチルちゃんもレンちゃんもみんなも、本当に素晴らしいよ!

やる気全開でサンタコスのミチルちゃん、最早反則(&販促)レベルの可愛らしさでしょう。
それに対して眼が据わっていて、更に出来上がっているレンちゃんの対比が最高です(笑)。
一体どこの成瀬ここみんかと言わんばかりのサンタコスミチルちゃんと(長いな)、
レンちゃんが揃うということは当然コミカルパートで毎度の爆笑タイムです(笑)。

眠ったミチルちゃんを気遣うレンちゃんも、良い味出してますよね。
そして、最後のコマでも何気にオイシイところ抑えているのがもう。
ツッコミ番長だったり、いじり隊長だったりする変幻自在なレンちゃんがツボで堪りません(笑)。

読者的にはレンちゃんと副店長とのやり取りとビールの缶、1ページ目のビルも要チェキよ(笑)。

そして……。



〝ミヤビ〟はずっとここに居るんだ…



扉ページの「12時(終わり)を告げる鐘が、近付いてくる。」に対し、
最終ページの一文「魔法は解け、絆が残る…」が美しいじゃないですか!

魔法が解けても、夢から醒めても、シンデレラだった頃の絆は残ります。

誰よりも真っ直ぐに一生懸命に生きてきたんだもの。
雅美ちゃんは心をあたためて癒してきた人だもんね。
そんな雅美ちゃんが今度は本当に幸せになる時だよ。

涙あり、笑いありの素晴らしい構成でしたよね。
まるで、二話分読めたかのような圧倒的読後感。

涙を乗り越えたからこそ、本当に笑える時が来る。
乗り越えたところだけではなく、更にその先まで、
そこまで、新たなる始まりも垣間見えて感謝です。

NON先生、感激しました。最高のドラマ、本当にありがとうございました。
デリシンの新たなる始まり、NON先生の新たなる始まりを応援しています。
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