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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『仮面ライダー555』第17話「巧、復活」  

東映さんの東映特撮YouTube Officialにて毎週配信中です。

先日の『東京喰種-トーキョーグール-』の感想でも触れましたが、
特撮ヒーロー史に残る『たっくんの名台詞』登場の回であります。

この回は、特撮者としてやっぱりゲストについても触れない訳にはいかない堪らないお方なんですよね。
序盤に登場した木場勇治くんの恋人である森下千恵ちゃんは、言わずもがなのタイムピンク勝村美香嬢。
その千恵ちゃんのお兄さんである森下義正さんは、後に仮面ライダー歌舞鬼となる松尾敏伸氏ですしね。

たっくんは、結花ちゃんがクレインオルフェノクであることを知ってしまい、
更に彼女が人間としていきたいこと、まだ人間の心が残っていることを知り、
その為に、オルフェノクに対して戦意を喪失してしまう訳なのですけれども、
また切ないですよね。啓太郎くんのことを想ってのことでもありますからね。
また、たっくんは性格的にも事情を言わない方ですから誤解されるのですが、
愛想を尽かしかけたと思いきや、真理ちゃんも啓太郎くんも実に泣かせます。

毎度ながらたっくんと勇治くんとの出逢いや絡み方が上手い脚本なのですが、
あのバッティングセンターでのシーンも非常に印象深い井上氏の味付けです。

妹のことを悪く言う奴らを許せない義正さんは、オルフェノクとして力を発揮していきます。
妹のことを悪く言う奴らに次々と襲い掛かり、既に心まで怪物になってしまっています……。

「あの人はもう、人間じゃない……。心を、人としての心を失っている……」
「自分の力を楽しんでいるだけだ……」
「でも、俺にはできない。俺にはもう、できない。あの人には……」

崩れ落ち、涙ながらにそういう勇治くんを抱えるたっくん。
それでも自分は何もできなかった、と悔やむ勇治くん……。

最早、お兄さんは人間の森下義正として妹を愛する想いよりも、
妹の仇を討つこと、怪物の力を使うことに支配されていました。

彼に襲われて灰になり、たっくんの腕の中で命を落とした学生。
その灰に汚れた腕を握り締めて、たっくんが立ち上がるのです。

戦意を喪失して、仮面ライダーファイズとしてのアイデンティティーをも喪失しかけたあの男が、
オルフェノクと人間のそれぞれの内面を垣間見て、葛藤してきたあの男が遂に立ち上がるのです。

愛想を尽かしたようでもたっくんを想い、きちんと逢いに来る真理ちゃん。
ファイズドライバーをたっくんに投げ渡すのは、勿論お約束の啓太郎くん。
そんなたっくん、拳を握り締める彼に勇治くんの言葉が思い起こされます。

「俺はもう迷わない」

「迷っているうちに……人が死ぬなら……」

「戦うことが罪なら、俺が背負ってやる!」

ファイズフォンにスタートアップコード入力! 【555】 【ENTER】

『Standing By』

「変身!」

ファイズドライバーに装填!

『Complete』

我らが仮面ライダーファイズ・乾巧、今ここに復活!!

この瞬間、いつもの『Dead or alive』ではなく、なんとオープニングテーマソングの『Justiφ's』が!!

更に疾走したままアクションシーンでも流れっぱなしなのが最高!
フライングフィッシュオルフェノクも現れて二対一にも関わらず、
明らかに不利な戦況にも関わらず圧倒的な力を見せ付けるのです。

ここではたっくんの復活、そして彼らしいケンカアクション、
それでいて泥臭さだけに留まらず、ヒーローらしく決める姿!
今までの鬱屈を晴らすたっくんのアクションでなければならないし、
同時にそれはそっくりそのまま彼の復活を信じた我々の想いですし、
とにかく要求されることと重さが凄まじかった名シーンなのですが、
あの立ち回りの中での短いカットで見事にそれらを表現されるとは!
高岩さんが正に本当の意味でのアクターだとわかるアクションです。
あの高岩さんのアクションと半田くんとのシンクロにもう感涙です。

クリムゾンスマッシュ、そして車を突き抜けてスパークルカット炸裂!
ドラマとアクション、双方が最高の形で盛り上がった歴史的な回です。

名台詞、ドラマ、アクション!
総てにおいて特撮ヒーロー史に残る屈指の一作、
この回は後世まで伝え残さなければなりません。
そして勿論この素晴らしい作品自体もまた然り。
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