日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『ハレ婚。』75 帰りを待つ女  

前回で触れた通り、ハレ婚。タイム続きっぱなしです。
感想ニ連発~。
って、前回から一日近く空いちゃった形になりましたね。朝に寝ちゃったのは秘密です。

と言う訳で、更新です。

2014年6月23日発売の『週刊ヤングマガジン』第30号から新連載開始されました。

もしも日本で一夫多妻制が実現したら……?

日本の小さな片田舎・北つばめ市。
そこには日本で唯一の「とんでもない条例」があった。

4年ぶりに故郷に戻ってきた前園小春
そこに現れたのが謎の男・伊達龍之介

彼には妻がいた。
彼には妻が2人もいた!?

伊達柚子伊達まどか

2人を連れて、伊達龍之介は再び小春の前に現れた。

小春ちゃん

僕と結婚しないか?







以下の各種関連サイトもご参考にどうぞ♪

講談社『週刊ヤングマガジン』公式サイト

『コミックナタリー』インタビュー記事(※作品を未読の方は、ご注意を)

第1回『ハレ婚。』祭り

『ハレ婚。』コミックス第1巻(講談社・ヤンマガKC)

『ハレ婚。』コミックス第2巻(講談社・ヤンマガKC)

『ハレ婚。』コミックス第3巻(講談社・ヤンマガKC)




第4巻以降のコミックス単独記事も、勿論書いていきます。

それでは、今回の感想を。
以下は今回の内容に触れた感想です。本誌未読の方はご注意くださいませ。



歴史的名作『デリバリーシンデレラ』のNON先生による待望の最新作!!

『BENI ~くのいち2250~』
『フーコの黄色い靴』に続く、
全く新しい世界! 現代日本に一石を投じる会心の一撃!!

NON先生の新境地!! 今ここに、全く新しい女と男のドラマが始まる!!




は永遠。

そして、つある。



ハレ婚。

presented by
NON
story directed and artwork produced by
手塚だい


Tonight is the night
今日しかない

今夜しかない 今夜しかないんだ


75
帰りを待つ女



前回の構成には脱帽でした。
小春ちゃんの本音と揺れ動く乙女心を見事に描かれました。
遂に弾けました。

やっぱり小春ちゃんだなあ。



それでも、時間は限られています。時間は待ってくれません。
二人は帰らなくてはならないのです。
一緒に暮らす「二人の妻」が待つ家へ。

扉ページの見開きにもやられました。
先生のサイレント演出は以前から大好きなのですが、厳密に言うと、吐息だけは出ているのですよね。
全くの無音じゃないところ、この昂ぶりが熱を帯びて読者にまで伝わる辺り、却って良いなと。
このたった一つの違いで、ここまで違うのだなと。

本音をぶつけながらも、龍ちゃんを止める小春ちゃんが何とも愛くるしいです。

やっぱり小春ちゃんだなあ。



ここで問題なのは、残りの時間。
許された時間は約3時間しかないこと。

ここで問題なのは、今夜中に帰らなくてはいけないこと。

シンデレラに許された時間はあと僅かです。



うん。



やっぱり、そうなるよね。

やってくれたね、龍ちゃん。

龍ちゃんなら、きっとそう言うと思いました。



嫌だ!

帰らない
・・・・!



今日は
帰らない




間違いなく、本作にとって最大の展開です。
これは大事件です。
今までの総てのドラマはこの夜の為にあったと言いたくなるほど。

世間的には「異常」な形の結婚だと言えるのかもしれない。
そんな「ハレ婚制度」で結ばれた二人。

でも、龍ちゃんと小春ちゃんは「男と女」なのです。
この二人のこの夜は何らおかしくない。異常なんかじゃない。

そして、少なくとも私は龍ちゃんが悪いとは思いません。
換言すれば、小春ちゃんって「最初から王子様に選ばれていたシンデレラ」ですよね。
そう、昨日今日なんて話じゃなく、ずっと前から。

龍ちゃんの「12年間の片想い」って、これ以上ない純粋な愛でしょう。
これこそ、本物だよね。

だから、一見「遂にやっちゃった」訳で「遂に一線を越えちゃった」展開ではあるものの、彼は守るでしょう。

あの名台詞とも矛盾はしないと私は思ってます。

僕は
自分のモノを
命がけで守る

キミ達の一生が
幸せであるように
最大限努める

その
覚悟が
僕にはある


『ハレ婚。』08 身も蓋もない女

こんな名台詞を堂々と口にした旦那が、今夜だけは「キミ達」ではなく「キミだけ」を選んだのが今回最大のハイライト。
そして、本作そのものにおける最大の展開。

一家で旅行に行った時も、一線は越えませんでした。
今回は、龍ちゃんやってくれたという想いで胸がいっぱいです。
やっぱり龍ちゃん。ますます龍ちゃんが好きになります。

正直、今回については、読者様それぞれに感想が思いっきりきっぱりと分かれるだろうなあと。
私は書いてきた通りで、龍ちゃんに対する想いって変わらないのですが、ここに来てこの展開ってやられましたよね。
ここまで書いてきた時点で、私に対してふざけんなって思う人もきっといるでしょう。
龍ちゃんが好きだからこそ、彼を許せなくて、そう言うんだという人もいるはず。

それで良いと思うのです。それが良いと思うのです。

男と女、既婚と未婚、読者様それぞれが違う人間だから、それぞれに『ハレ婚。』の見え方も異なるはず。

『ハレ婚。』って、本当に難しいよね。

『ハレ婚。』って、だからこそ本当に面白いよね。

もう一つ続けて言うと、今回の龍ちゃんは、今までとまた違うのですよね。そこがまた好きなのです。
今までの彼は嫁ちゃんたちに対して当然優位ですし、『伊達家ルール』も当然龍ちゃんが絶対。
特に小春ちゃんに対しては、上からおちょくるようなアプローチでしたよね。
しかしながら、彼自身が「傾いた」形で、彼自身も「墜ちた」のがこの夜。

これもまた本作そのものにおいて、あまりにも大きいところかと。
つまり、FANATIC◇CRISISで言うところの『ドラキラ』や『月の花』とも違う感じ。
それらよりも他の楽曲、例えば『体温をこえて』とか、そっちがマッチする感じかなと。
って、『ハレ婚。』読者の中で私にしか通じないような例えですが。今の若い子はわかんないよね(笑)。
これ、ハレ婚。トークの3つ目で触れようかと思っていたり。



そろそろ
終電よね


小春なんかのために
ケーキと
シャンパンまで
用意したけど・・

もしかして
あの2人
帰らない気じゃ
ないかしら



・・まさか

きっと・・



帰って
来るわ




龍之介さんは
ウソついたこと
ないもの




このシーンの切なさとアイロニー。これだよ……。

刺さりました……。

完全にやられました。

「ハレ婚」である夫婦たちゆえに、『ハレ婚。』であるがゆえに、誰か「二人だけ」を素直に喜べない。
この本作の通奏低音がここまで強烈に響く展開に、この台詞。

正に『ハレ婚。』でしか味わえない感覚。

まるでパズルのピースが完全に過不足なく埋まるかの如く、素晴らしいコマ割りと台詞と構図!!

デリシン時代から、先生が描かれる瞳や唇が大好きなので、今回は本当にやられました。
まどかちゃんの唇のアップ、それと交互に描かれる「もう一つの夜」がもう……。
画作りとして、エクレアの時より意味合いが強いですしね。

それにしても、連載初期から触れていましたが、やっぱりまどかちゃんだなあと。
つくづく、どこまでも「待つわ」が似合う女ですよね。
正直、どんどん惹かれてしまう自分がいます。
あれだけ小春ちゃん推しと連呼しておいてそれかと言われそうですが(笑)。

『ハレ婚。』というパズル時代がそもそも「歪な完成形」だと言えるのかもしれない。
ある意味で、もしかしたらそのピースが綺麗に埋まることは永久にないのかもしれない。
綺麗に埋まることなんてそれこそ綺麗事だ、絵空事だと、人々は叩くのかもしれない。

それでも、いえ、「それだからこそ」この漫画が『今』こうして読まれる意義って大きいと痛感するのです。
歴史的名作『デリバリーシンデレラ』に続き、またしてもNON先生と手塚先生は時代の最先端を抉ってみせました。
漫画シーンにおいても、社会的にも、素晴らしいアクションです。
試されているのは、実は先生方ではなく、読者だと思うのです。今のこの日本だと思うのです。

本当、NON先生と手塚先生のこの鋭さが大好き。
ある意味では血が出そうなほど鋭い刃であるのに、誰もが楽しく読めるエンタメ全開っていうのもね。
ちゃんと「漫画だからこそできること」で真っ向勝負だしね。
この奇跡的バランスもお見事です。



さて、ついつい熱くなって書いちゃいましたね。
そう、今回の龍ちゃんと、今回の展開って「熱い漫画」なんだよね。私にとってはそうなんです。

魔法が解けた後の方が本当にシンデレラだった。
もう現実しかない。どうしようもないほどリアルな現実しかない。

ともすれば胸を抉られるようで、泣きそうになるのに、熱くなってしまう感覚。
小春ちゃんも龍ちゃんも大好きだけれど、まどかちゃんを想うと……。

これぞ『ハレ婚。』にしかない読後感。

『ハレ婚。』にしか描けない真の実りあるリアル。

そんな濃密な夜が、これから始まります。

デリシンの展開でも何度か感じたことですが、読むのが楽しみであるのと同時に怖い時もあったのです。
勿論、嫌いじゃなく大好きですよ。そういう意味じゃなくてね。
あの時の感覚が更に強くなって叩き付けられたようにも感じてます。

この感覚なんだよね。
やっぱりNON先生と手塚先生ならではのこの感覚が好き。

次回は過去最高に濃厚で熱いと今から断言しておきます。そして、覚悟しておきます(笑)。

〇ハレ婚。トーク 1

感想本文は熱くなって勢いで書いたので、こっちでひとつ。
ラブホ街の看板で『魔界』ってのは思わず笑いました。
これ、完全に先生から私狙い撃ちじゃん(笑)。こういうの大好き。
ワンダーランドとかたまゆらに対して、これだけスゲー直球なのも良し。

〇ハレ婚。トーク 2

【全く新しい愛の物語、話題沸騰中】NON先生(@non620126)&手塚だい先生(@19751208508)の『 #ハレ婚。 』
【75 帰りを待つ女】終わる夜。今夜しかない。遂に……!?
燃える炎に愛が濡れる。濃密で熱い真展開。本日3/7発売の #ヤンマガ 必見!

これを更新する「直前」に、あっちに勢いで投下(灯火)したのは初でした(笑)。

〇ハレ婚。トーク 3

BGM&Inspired by...

CHIHIRO
『Tonight』

JILS
『体温』
『tonight,tonight』

Akina Nakamori
『EGOIST』
『Rojo -Tierra-』

女性歌手の方の場合、『女性目線』が主であることが多いので、ちょっと歌詩と矛盾したりしますけれどね。
あとは単純に閃いたり、触発されたりって意味合いもあります。こっちで解釈してくださる方が近いかな。

前回で、今の小春ちゃんにCHIHIROさんのアルバム『NAMIDA CARATS』がピッタリって書きました。
でも、最新作『About LOVE』もリンクするところがあるなあと。そう思ったので挙げました。

あと、明菜様のアルバムだと『VAMP』担当はゆずっぺだとばかり思っていたのですけれどね。
この二人でこの濃密な夜というのが堪らないですね。遂にここまで来たのだなと。

そう、音楽聴いて歌詩読んでいてもね、『ハレ婚。』と自然に結び付くんですよ。もう、そういう脳です(笑)。

『ハレ婚。』祭りは終わりません。
本家本元本誌展開がこの熱さだもんね!!

濃密で熱い夜は「これから」です。
どんどん盛り上がりましょう。そして、盛り上げましょう。

『ハレ婚。』バンザイ!! ハレルヤー♪
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