日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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ヤンマガ35周年記念超大型読み切り企画“BULLET”が今週号から発射されました。
その弾丸の一発目に真鍋昌平先生というのは大正解でしょうし、企画そのものにとっても僥倖かと。

思えば、真鍋先生のヤンマガご登場は2003年の『暴力ポコペン』以来ですかね。
その翌年に『闇金ウシジマくん』が始まった訳で、正に「逃した魚は大きい」ってことですね。
そりゃ、ソニーも乃木坂46作るわ的な。

以下は、本作の内容に触れます。
念の為に、ここで申し上げておきます。

未読の方はご注意くださいませ。



と言う訳で、今回の先生の新作読み切りは、ズバリ……現在のアイドルシーンを抉り取った作品です。
もっと言うと、所謂地下アイドル(この呼称、個人的に嫌いなんですが)と、そのヲタの方々のドライな現実。

月曜の朝、本誌を購読した時から思っていた通りですが、やはりツイッターでこの話題が散見されました。
勿論、自分が見たくて見ようとしている訳じゃないです。他人の感想は興味が無いですし。
本誌公式アカウントの方からのリツイート経由です。

そして、必ずや連呼されるだろうと思っていたら、その通り。
「この漫画はアイドルファンこそ読むべき」といったお決まりのフレーズが方々で連発。
「ベルハー(本作執筆にあたって取材され、モデルとなったブループ)のヲタこそ読むべき」等々。

そこに私は違和感を覚えたのですよね。
80年代からのアイドル者として言わせて頂くと、「そうじゃない。そっちじゃないよね」って。
ベルハーヲタの方、今のアイドルシーンのヲタの方が本当に読むべきかどうか。
それはその人自身が自分で決めることでしょうと。ヲタであろうとなかろうと。

敢えて言うと、今の行き過ぎたシーン、やりすぎなシーンがあからさまに描かれています。
そして、ヲタの人々のお金と時間の使い方、そこで得られる想いと、失った現実。
更には、演者である側のアイドルちゃん自身の赤裸々な事情も。

そういった「見たくもないこと」をこれでもかと描ききった作品です。
ネット上で「ヲタは絶対読むべき」と連呼する方々は、正にこの点に呼応してそう主張されているのでしょう。

でもね、アイドル者にとっては「見るまでもないこと」なんですよ。今更何をって話で。
更に言うなら「言われたくないし、描かれたくもないよ」ってところでしょうね。
「だからこそ、真鍋先生に描かれる」訳ですが。ウフフ。

加えて、本作の弱者に対する抉り方、現実の描き方って『闇金ウシジマくん』の構造そのものです。
その意味でも、古参の真鍋先生読者にとっては、いつもの真鍋先生節だと感じるでしょう。

つまり、「ヲタが云々」より、「真鍋先生の作風が好みか」という方が重要なポイントじゃないかと。

「真鍋先生節を存分に堪能できる」という意味においては、漫画として読んで満足です。独特の読後感も含めて。

だから、寧ろ逆じゃないかと私は思うのですよね。
本作を真に読むべきは、読ませるべきは、ヲタよりも今のアイドルちゃんの方でしょうと。
だって、ヲタにとってはわかりきっていることしか描かれてないんだから。
読んでどっちの側が堪えるかって言ったら、本当は後者じゃないかと。



と思っていたら、公式が宣伝していたり。
モデルになった公式アイドルちゃんがツイートしていたり。
何だかなあ。ちゃっかりしてるなあ。

今の現実って、「こういうもの」よねー。

こうして反応している時点でこちらの負けですしね。

作品の読了とこれらまでがセットで「真鍋先生テイスト」だなと。そういう仕掛けだと思うことにします。うん。
不謹慎を承知で言えば、何気にウシジマくんの方で掘り下げられそうな題材でもあると思いますし。

“BULLET”について毎回感想を書くかどうかは自分でもわかりませんが、今後も触れることはあるかもしれません。
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