日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『残響』第三話 破戒  

うおー! 第三話を待ち侘びていたよー!
最初からテンポ良く進んで、毎回の本誌発売がもう楽しみで楽しみで。
無茶言い過ぎだと承知していますが、隔週ではなく週刊で読みたいくらい期待感が圧倒的な作品です。

それでは、感想を。

5/8発売の『ビッグコミックスペリオール』で新連載開始。

本誌公式サイトで、試し読みもできる特設ページ開設!

超実力派作家がこの世に放つ弾丸。
この音からあなたは何を感じるか。
今、放たれた。解き放たれた。

運命の引き金を届けられるその瞬間――。

世界が変わる。

少年よ、撃ち抜け。



間違いない。髙橋ツトムは、本気だ。


presented by Tsutomu Takahashi
髙橋ツトム

残響



舞台は工場町。ある夏の出来事です。
無気力な少年と、ある人物。
そこから人生が変わり始めます。

文字通り「引き金」となる出来事がここにあります。

今までの先生の作品をご覧になってきた方は勿論のこと、初めての方もこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。
本誌公式サイトに特設ページが開設されており、試し読みもできます。
胸を撃つ強い衝撃があるはずです。

それでは、これより先は具体的に今回の内容に触れた感想を……。
本誌未読の方は以下にご注意くださいませ。


1ページ目と、続く見開きの扉ページが実に良いですね。
大悟を見事に印象付けてくれていますし、この雪景色がまた味わい深いのですよね。
真っ白な世界の中で真っ黒な凶器を抱えているという構図も秀逸です。

大悟と出逢えたこと、大悟が関わってきてくれたことが智にとって何よりの救いでしたね。
智としては最初は鬱陶しかったでしょうけれど、大悟がいなかったらと思うと……。

自由になる為に動き出して囚われた少年と、囚われの中から自由を求める少年。
この二人がここでこうして関わっていくというのは燃えるところです。

智の隠し場所に銃を取りに行った前回から熱は帯びたままで、今回の流れはお見事でした。
前半の智と大悟の場面も好きですし、この会話の場面は重要ですね。

そして、後半。
怒涛のアクションです。正に「仁義なき戦い」ですね。
智のみならず、大悟も引き鉄を引いてしまったこと、つまり「境界線を越えてしまった」のは文字通り決定打でした。

撃ち殺してしまったこと。

これでもう子供の悪戯では済まされなくなりました。ヤクザの社会においても、カタギの法においても。

大悟と共に逃避行という展開になるのでしょうね。
孤軍奮闘にして無計画な行動だった智に対して、相棒と指針ができたのは大きいところですね。
まずは新宿に向かうのかな。その筋のお店に逃げ込んで匿ってもらうとか?
堂錠会から追われるのは間違いないとして、ここでも気になることだらけですよね。
彼らが智を調べる中で瀬川のじいさんに結び付く日はいつか、それも気になりますね。

現時点で智に重い過去は無いように見えます。
どこにでもいる平凡な少年で、今時の無気力無関心な少年として描かれているように感じます。
それに対して、大悟は初登場時から相当に重いものを感じます。その二人が繋がるのが興味深いです。
そもそも、最初に逢ったのが堂錠会の事務所ですしね。
大悟はジェンダー・アイデンティティーの不一致なんでしょうけれど、それを組長に利用されたのでしょうね。
愛人というよりは性的行為の要求で玩具として扱っている印象ですが、いずれにしてもそこは『牢獄』だったはず。

それぞれが、それぞれに自由を求めて、引き金を引きました。
爆ぜる覚悟と、飛び散る生命の雫、そして残響。

いつもながら本作は圧倒的な読後感があります。
この独自の感覚こそが堪りません。

さて、次号は休載とのことで残念ですね。
先生は『アフタヌーン』の『BLACK-BOX』も控えていますからね。こちらも楽しみなんですよね。
そう、読者はおとなしく待つのが一番。先生は絶対に期待を裏切らないと確信していますから。
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