日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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GRASS『Silvy』&『Salt Water』を聴き返す夜  

先日、京都のMYTHについて書きました。
MYTHやCrack brainと同様に、今でも聴き返したくなるバンドなんですよね。

MYTHのミニアルバム『Relate』は2001年発売ですが、こちらは更に昔の話になります。
またしても若い世代の子を置いてけぼり企画ですね。

と言う訳で、今も聴き返しています。今夜は彼らについて書きます。
実は以前から何度も書いていますけれどね。

GRASSは大阪で結成されたバンドです。
彼らを以前からよく知る方々にはそれも当然で、最早説明不要ですよね。
何と言っても、凄まじく豪華なメンバー編成なんですから。

YA-SU:Vocal
橘 舞己:Guitar,Keyboards
渡辺秀朗:Bass
MIE:Drums


そう、つまりヴォーカルが元Panel-Dで、楽器隊の三人が元D≒SIRE!!
当時のリスナーなら、このバンドのメンバー編成を知った瞬間に脳天を殴られたような衝撃があったはず。
何という大事件だろうかと驚愕しました。当時の感覚は今でも鮮やかに蘇ります。
これで格好良いバンドであることが最初から約束された訳ですしね。

『GRASS』というバンド名は当然ながらダブルミーニングです。
草原のような解放感や爽やかさだけではありません。
麻薬のような密室性や中毒性も。

ファーストシングル『Silvy』は1996年に発表
(正確な発売日が音源自体にも記載されていません。
当時の『Vicious』のインタビュー記事とか掘り返せばわかるはずですが、割愛)。

続くファーストミニアルバム『Salt Water』は1997年7月30日発売。

まずは前者から。

■『Silvy』
1.Silvy,Silver Fish
2.太陽に灼かれて…


Office-Dから、つまり本当の意味での完全自主製作で発売されました。
パッケージとしてはジュエルケース(アルバムのケース)に8cmシングル収納、
それでいて当時ありがちなバックインレイ(中敷き)なしの透明状態ではなく、
それらもあって写真も掲載されて、帯もちゃんとあり、味わいのある仕上がりです。

ジャケットが真っ白で、右下に緑色でバンドロゴが記載されているのみ。
babysitter『空しい空の空』に匹敵するほどのシンプルさ。

こういう完全自主製作限定生産らしい味わい、大好物です。これだよね。
歌詞カードの文字が手書き(を印刷した形)なのも味わい深いところですね。

表題曲の『Silvy,Silver Fish』は正に代表曲と言って良い力作でしょう。
独自のポップ感、確かな演奏力と聴かせるメロディー。
透明感と儚さ、それらが繊細に紡がれていくドラマ性など、これぞGRASS節。

『太陽に灼かれて…』の方は、ポップ色と明るさを更に強めた感じで、ノリも良い楽曲。
こちらが表題曲でも全くおかしくない出来栄えです。

■『Salt Water』
1.Under Neon
2.Water Ballet
3.尽きせぬ願ひ(pepper edit)
4.ヒアシンス
5.-N-


『Silvy』で全国区に浸透して、東京進出した後にLOW TICから発表した作品。
プロユースの環境で創られて、満を持して発表されたミニアルバムです。

「繊細で儚げ」という彼らの一面、パブリックイメージを自ら打ち破るアクションが素晴らしいです。
まるでメンバーが「GRASSだからこそ魅せられる多面性がここにあるんだ」と言わんばかりの力作。
その通り、曲数もあってバラエティーに富んだ構成になっていますし、聴き応えも充分にあります。

一曲目の『Under Neon』からしてダークなGRASS節全開。
蠢くベース音から始まり、ドラムもギターも暴れまくってますから。
それでいて、ただ喧しいだけの凡百のバンドとは違って、彼らならではの妖艶な色気が横溢。
D≒SIRE時代から舞己さんのギターを聴き込んでいたリスナーには堪らないはず。

歌詞の方も、今まで積み上げた物を躊躇なく壊してみせるかのよう。
まるで子供が遊び飽きた玩具を壊して楽しんでみせるかのような大胆さが良いです。
パブリックイメージを破壊して、ここまでやっちゃうのかと。ときめきと衝撃のダブルパンチでした。

これぞGRASSの密室性と麻薬的中毒性。

曲名と歌詞を読んだことがある方なら一発でわかりますが、そういう歌ですね。
これも以前にブログで触れましたが、実体験がある人なら色々思い当たるはず(私もある人です)。
リアルデリシン体験でリアルグラス体験というか。この辺で留めておきます。

本作でもう一つ特筆すべき点は『尽きせぬ願ひ』でしょう。
『pepper edit』と記載されていますが、これは所謂リミックスバージョンです。
何と、それを手掛けられたのが藤井麻輝さん
(奇しくも、何気に『Ballet』繋がりですね)。

ちなみに、このミニアルバム以前にこの楽曲が音源化されたことはありません。
メンバーも『sugar edit』はありませんと笑いながらインタビュー記事で答えていました。

『Silvy,Silver Fish』が好きだった人には『Water Ballet』や『ヒアシンス』がド琴線直撃でしょう。
王道のセンシティヴなGRASS節も勿論健在で更に深化しています。

本作はタイトル通り『涙』や『海水』を想起させる部分が多いです。
前作収録の『Silvy,Silver Fish』もそうですし、『水』が彼らのコアとして色々想像が膨らむのも良いですね
(それ以降にリリースされたデモテープにも『Black Swan』という楽曲もあったりするし)。

このように、バンド名も楽曲も、イメージを提示した上で限定させないで自由に楽しませるスタイル。
それも彼らならではだと言えるでしょう。

この時代の「ちゃんとしているバンド」は今でも聴き返したくなりますね。
今時のなんちゃってバンドよりもずっと格好良いですし、今でも新鮮に感じます。
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コメント

覚えてくれてる人がいたのは嬉しいです

ありがとうございます。PANEL-Dを検索してたらこちらにたどり着きました。読ませていただきましたが.....良く書き過ぎです(笑) 

Mie #ies1LsUc | URL
2015/06/03 23:45 | edit

Re: 覚えてくれてる人がいたのは嬉しいです

>Mieさん

はじめまして。遅くなってしまってすみません。
当時のシーンのリスナーにとっては知っていて当然というところでしょう。
メンバーの三人が元D≒SIREですからね。
そこから遡ってPanel-Dを知った人も少なくないでしょうしね。

うちは好きなことについてだけ好きなように書くブログです。
好きなバンドだからこそ今でも触れるのです。

如月 #ksMIDlhw | URL
2015/06/30 02:30 | edit

GRASS復活ライブのお知らせです~

「GLAM POP WORLD」
~1990年代 大阪バンド 大集結祭り~
2016.9.18(日) 大阪BIG CAT
開場 15:00 開演 15:30 前売¥4,000 当日¥4,500(ドリンク代別)
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■ローソンチケット[Lコード:55915]
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※入場順 1~整理番号順、各プレイガイド4列同時入場

【出演】
■wyse
■Ravecraft
■GRASS
■Stella Maria
■LAID
■GIGASLAVE
【友情出演】
■KISAKI SESSION BAND
B:KISAKI(ex.MIRAGE~Syndrome~Phantasmagoria~凛)
Vo:春陽(ex.Ove~ドレミ團)&谷口トモロウ(電脳オヴラアト)
G:YAYOI(ex.MIRAGE)
G:龍(ex.Le view~Mystic Moon~ドレミ團)
Ds:Yomi(ex.【zo:diaek】)
https://www.facebook.com/GRASS.2016.silvy

Mie #mQop/nM. | URL
2016/07/12 20:19 | edit

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# | 
2017/10/05 17:01 | edit

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