日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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乃木坂46『制服のマネキン』  

聴いていて堪らない気持ちになる楽曲は人それぞれにあるでしょう。

中でも、感情の振り幅を完全に壊してしまう楽曲があります。
更に言えば、自分の底にいつでも、いつまでも残り、重く留まるような感覚。
それどころか、底に溜まった泥水を掻き回すかのように心の器を飛び越えそうな楽曲。

この楽曲が自分にとって正にそれです。

まず、イントロからしてド琴線直撃にして強打。
Aメロの温度と振り付け、Bメロまで文句なし。
そして、このサビ。もう涙が出てきます。

作詞家としての秋元康氏は往年のアイドル歌謡曲時代から勿論知っています。
散々触れて来ましたし、口ずさんできました。
その上で、『今』この時代に、彼女たちにこの歌詞を与えたというのに唸らされました。

とにかく歌詞が素晴らしいです。
これはもう脱帽です。

今では珍しくも何ともない『男の子目線の歌詞』です。
個人的に、これ自体は正直そんなに強く惹かれる訳ではありません。

そんな自分が心臓を殴られたような衝撃を受けました。

この期に及んでまだ彼の歌詞に唸らされる時があるなんて。
この「嬉しい悔しさ」がまた堪りません。

加えて、彼は作詞もさることながら曲名においても巧いのですよね。
『制服を着たマネキン』ではなく『制服のマネキン』であることが実に秀逸です。

「自販機の缶コーヒー 君の手にあげる」の件なんてもう。
一言で言えば涙腺が「耐えられない」です。
しかも、ビデオクリップでこの部分が、さゆりんからななみんという最高の流れ。
ピンのカメラ目線で。なんという私狙い撃ち。確かに受け取りました。

「今しかできないチョイスもあるさ」の部分も大好きなところです。

『今』しか着られない制服で、『今』しか居られない場所で熱唱する彼女たち。
『大人』に対し、そして『大切な相手』にさえもはっきりと強く、傷付けんばかりに言い切るこのアティテュードがもう。

この歌詞の問いと主張に『女性アイドル』である彼女たちこそが答えられない(堪えられない)という最大のアイロニーも含めて。

excuseに対して攻め立てて追い込む歌をcuteな彼女たちに歌わせ、彼女たちをexcuteする歌詞。

時と性に囚われた彼女たちの口から、人が人で在る為に紡がれた言葉。

正に「今しかできない」最も残酷な皮肉であり、青春の喜怒哀楽に溢れた愛と哀の応援歌。

信じられない衝撃でした。



『今しか歌えない今』と、音楽シーンの新たなる夜明けを確かに感じた名曲です。

やっぱり、自分の意思と耳でちゃんと音楽を選んで聴いていかないと駄目ですね。
アイドルもロックバンドもソロシンガーもグループも、良いものは良い訳ですからね。
改めてそれを再認識させてくれて、感謝してます。
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