日刊ハレ Ver2.11
2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。
そうなると遅れを巻き返さなきゃという意識ばかりが頭を占めちゃうんですよね。
そんな気持ちで感想を書くのも本末転倒であり、失礼ですよね。
と言う訳で、遅れた分はもう仕方がないとして、書ける時に書けるところを進めようと。
自分の為の遊び場とは言え、我ながらここまで遅れっぱなしになるとは情けないですね。
と、ここまで散々遅れに遅れたような奴が言うのもどうかと思いますが(本当にね)、ここでひとつ。
『今』、この漫画で盛り上がらないって、どうかしてるんじゃない? どうなのよって思います。
こんなに読んでいてビリビリ来る漫画も極めて珍しく、貴重じゃないかと。
今、ヤンマガでもっともラジカル且つ刺激的でぶっ飛んでいるのが『ハレ婚。』なら、
ヤンジャンでは本作だろうと。もっと評価されて然るべきじゃないのって。
週刊漫画雑誌講読の面白さと楽しさを噛み締める者として、つくづくそう思いますねえ。
そう言いながら、他人の感想って一切見ないので何もわからないのですけれどね。
みんな、本作を読んでビリビリJUMPIN'しようぜー!
それでは、感想を。
以下は今回の内容に触れた感想となります。
未読の方は、くれぐれもご注意くださいませ。
ポップでキャッチーな漫画雑誌。
しかし、その現場は、フツーじゃない!? とんでもない魔窟!?
戦う編集者、ここに参上!!
髙橋ツトム先生の新境地!!
『ヒトヒトリフタリ』全8巻
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presented by Tsutomu Takahashi
髙橋ツトム
二次元JUMPIN'
第21次元 心中
感想が第6次元以来ってもう……。我ながら何だかなあと。
今後は毎週遅れずにちゃちゃっと進めたいかな。
今まで遅れに遅れたので、まずはこれまでの展開について触れたかったことを書きます。
■霧笛純先生
彼女の存在が序盤のポイントであり、春樹くんが担当(させられた)というのが大きな展開でしたね。
序盤で、春樹くんの新米編集者としての最初の壁としては充分なインパクトとドラマでした。
個人的にはゴスロリ風ってのもツボでしたし、あの極端な性格もまた然り。
実際にお友達になれる自信はないですが(こういう子と今まで散々関わってきた上での感想です)。
誤解なきよう申し上げておきますが、偏見は全くありません。寧ろゴスロリは大好きです。
彼女は『天間荘の三姉妹 スカイハイ』で言うところの川上くんか財前さんだよなあと、
読みながらそう思っていました。繰り返しますが、序盤の最初の大きなポイントということですね。
つまり、問題は寧ろこの先で、更なる壁があるよなあと。
■西郷日向子ちゃん
彼女の設定、キャラクターにはなるほどなあと唸らされました。
彼女自身もさることながら、お母さんがまたビッグな方というのも含めて。
言うまでもなく第8次元のサブタイトルでもあり、本作そのものに重要な存在です。
現在の凄まじい展開も、彼女との出逢い、彼女の想いに端を発する訳ですからね。
存在としては『天間荘の三姉妹 スカイハイ』の芦崎優那ちゃん、
『ヒトヒトリフタリ』の久保兄妹ほどの大きな存在でしょう。
聞かれないけれど言っておきたいこととしましては、ルックス的には非常に好みです。
浅川さんもそうなのですが、先生の最近の女性キャラクターもとても好みです。
彼女が登場したということは、当然ながら明嶺社の『ヤングアタック』編集部にも要注目。
■編集部
と言う訳で、クセモノが出て来ましたねー。
金森さんに、編集長。やっぱり、旧態依然とした人種ですね。
まあ、日向子ちゃんとお母さんのことを考えれば、会社としてはこっちがフツーなんですが。
ただ、「フツー」じゃ革新はない訳で、ビリビリしないですよね。
ここで彼女の才能を埋もれさせてなるものかと覚醒した春樹くんこそ格好良い訳で。
余談ですが、先生の今までの読者なら、編集長を一目見た瞬間にニヤリとしたはず。
ルックスは『ヒトヒトリフタリ』の教頭先生の男性バージョン+髭って感じですよね。
さて、ざっと軽く振り返ってみました。
茶倉ナオくんが春樹くんのブレインのポジションになるというのは初期からの予想通りでした。
坂口セイゴ先生もその要求を飲んだのは、当初はどっちかなあと思っていたところでした。
これも春樹くんの『覚醒』と、そして『覚悟』があったからですよね。
これで武器と居場所は確保できた訳です。居場所の名が『戦場』とも言えますが。
謹慎中という立場を逆手に取った辺りは実に巧妙だったなあと。
読みながら懸念していた点でしたが、日向子ちゃんとも連絡は取り合えて良かったです。
ここまでお母さんが踏み込んで来たらどうしようって思っていましたので。
太田さんが青い顔で、連載開始当初が嘘のようですね。
金森さんは相変わらず。編集長もまた然り。
四面楚歌と言える戦場の中で、春樹くんが確信的に革新に向かう勇姿が毎週の楽しみです。
吹っ切れてからの彼の言動はいちいち格好良くてシビれます。
表情もはっきりと変化しましたよね。良い主人公です。
そう…
才能を侮辱して
自分達の保身しか
考えないヤツらと
心中するか?
作品を
作って正直に
生きていくのか
よく考えて
決めたらいい
この台詞も大好きです。格好良いです。
余談ですが、テレビドラマ『ゴーストライター』も作家と編集者が登場します。
そのドラマにも「良い作品を、良い本を世に出したい」と燃える編集者がいます。
そちらの感想でも何度も書いているのですが、本作とリンクする感覚が自分にあります。
これがまた何とも言えない気持ち良さだったりもします。
読めば読むほど、ストーリーが深化するほど、どんどん格好良くなっていく春樹くんに期待大です。
コミックス第1巻も楽しみです。
行きつけの書店さんでは、先生の作品は私と先輩が入荷直後にゲットするというお約束の流れ。
本作も書店さんと一緒に盛り上げたい作品ですね。
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『妖怪少女 -モンスガ-』第45怪 海の不届き者!です♪ »
感想ありがとうございます。
とてもうれしいし共感します。
高橋ツトム先生の絵は週刊連載とは思えない美しさがあって好きです
高橋ツトム先生の作品では鉄腕ガールが好きです 地雷震もすきです
二次元ジャンピン 本当におもしろいんですけど 敵と味方がわかってきて 物語の進む方向も少し見えてきたんですけど ひなこの漫画がわかりにくく入っていけない部分があります
ひなこの漫画がどんなストーリーで 若者の心をどうとらえていくのか 4億の価値がどうあって4億を稼ぐということはどういうことなのか が今の所わかりにくいかなと思います
ひなこの漫画を掲載してとはいいませんが作品の断片的ストーリーと周りへの影響の描写が少なすぎて 入りきれないとこがあります
しかし はじまったばかり 期待してます(笑)
ながながとすみません
二次元ジャンピンかいてくれてるブログ 唯一なのでうれしいです
猫詩 #- | URL
2015/02/28 22:36 | edit
Re: タイトルなし
>猫詩さん
相変わらず何と及びすればわかりませんが、どうもありがとうございます。
作者の先生ではなく、読者の方から感想を書いてお礼を言われるのは不思議な感じです。
むず痒いとでも言いますか。
他の記事でも散々言ってますが、自分の為の遊び場で自分の為に自分が書きたいことを書いてますからね。
出来不出来はさておき、感想を書くことって誰にでもできることですから。
私でもできるし、あなたでもできることですしね。
うちしか書いてないってことはないはずですよ。
私は他所を見ないですが、それは流石にないでしょう。
先生の作品で、ヤンジャンで連載中なんですから。
ともあれ、同じ理解ある読者の方というのは、こちらも嬉しく思いますね。
長文のコメントは大歓迎ですので、お気になさらずに、遠慮なくガンガンどうぞー♪
如月 #ksMIDlhw | URL
2015/03/31 02:26 | edit
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