日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『オトノバ』15曲目「腹がふくれない音楽」  

『週刊ヤングマガジン』で大絶賛連載中!

連載開始以来、とにかくツボに刺さりっぱなしで、毎週楽しみで仕方がないです。
そこに来て、灼熱の展開に突っ込んでいるのが現在の本誌連載です。

私的に『ハレ婚。』と並んで今のヤンマガ本誌に欠かせません。
このニ作の為に本誌定期購読しています。

タイトルからもおわかりの通り、音楽漫画です。
勿論、音楽に詳しくない方も全く問題なく楽しめる作品です。
音楽好きの方がニヤリとできる要素のオンパレードなのは言わずもがな。

あらすじを以下に、そして感想の方は例によって分割しておきます。

感想は今回の内容に触れていますので、本誌未読の方はご注意くださいませ。



〇これまでのあらすじ

主人公・ダイスケ(星ヶ原大助)は高校生。
青春まっしぐら、思春期真っ盛りで、音楽で世界のスターを夢見て、
数々の音楽をギターでコピーしてはクラスで鬱陶しがられる毎日。
ある日、東京から来た転校生・山寺武彦がクラスメイトに。
ダイスケがギターを弾いてみてくれと声をかけるが、山寺は断る。
二人は早速衝突してしまう。

そして、間近で体感した山寺の演奏。
それは圧倒的な世界だった。
ダイスケは打ちのめされた……。

高校の文化祭ライブにバンドとして出場して、山寺を見返したいダイスケ。
紆余曲折ありながらも、何とかドラムのヒカリと、ベースの生徒会長がメンバーに。

そこにインディーズシーンで人気を博すバンド・『グライダーズ』の秋島と知り合う。
秋島は、過去の山寺と関わりがあった……!?

そして、秋島からダイスケに、ある提案が。

『グライダーズ』のライブに、ダイスケたちが飛び入り参加!

完全にアウェイの中、ダイスケ、ヒカリ、会長が遂に初ライヴ!!




ヤンマガ発、青春&ロック漫画!!

かつてない灼熱の展開に突入!!


『オトノバ』はライヴハウス・ヤングマガジンで毎週開演中!

期待の新鋭・河上大志郎先生が描く青春ロック活劇! そして、人間ロック!
青春の輝きに満ちた叫びの『音』を誌面から感じろ!!

本誌最新52号のチケットは11/22(月)より、
全国の書店・コンビニのプレイガイドで発売中!

更に重大発表あり!


先生の単独音源が遂に発売決定!!

河上大志郎先生のメジャーファーストフルアルバム『オトノバ』は、
講談社・ヤンマガKCレーベルより12/5(金)に全国発売決定!!

本誌とコミックスから河上先生の魂の『音』を感じろ!!

Read it loud!






まずは、扉ページですね。

散々触れてきましたが、やっぱり良いわあ……。
ダイスケの普段のおバカちゃんなところや、ボケてるところも大好きなんですが、
真剣な時の表情がめっちゃ格好良いんですよね。今回の扉ページも最高!!

それでは、本編の感想を。



秋島がまたしても「ここぞというタイミングで嫌らしいやり方」で妨害してきました。
完全にアウェイの中、正に秋島の狙い通りにオーディエンスたちは動きます。

みんなが揃って拍手、そして「がんばれ」という掛け声。
幼稚ないじめみたいなやり方で、非常に腹立たしい始まりです。

でも、ここで挫ける三人じゃありません。



うる
せえ




黙って
見てろ




いくぜ





来た!!

遂に来た!!

やってくれました!!

この時をずっと楽しみに待ってきました。

ダイスケの演奏が見開きで豪快に描かれています! 

思わず息を飲みました! これは必見!!

そして、続く会長とヒカリ!!

「音の無い漫画」で、これほどまでに「胸に響くシーン」だなんて、もう……!!

三人がプレイする姿、そして表情が堪らなく良いのですよね。
ヒカリの顔も好きですし、ダイスケが続いて、その後の会長の顔!! 会長!!

この顔がまた堪らなく好きなところです。

今という瞬間に燃焼している三人の姿が見事に描かれています。



ここで、回想が挿入されるのがまたニクイ構成ですね。

秋島は相変わらず。音楽人以前の問題で、人でなしの行動です。

回想は、山寺との電話の場面。

ここでは、当然ながら以前の回想より更に踏み込んだ展開となっています。
言うまでもなく、山寺在籍時の回想とは違い、脱退後であり最近のことです。

秋島から、山寺にライブ観賞の誘い。

なんと、ダイスケ、ヒカリ、会長のみならず、
山寺にまで堪えるように持って行く仕打ちとは、つくづく腐ってますね。

純粋に、ひたむきに音楽に向き合ってきた山寺。
そして、彼とダイスケが口にした同じ言葉。

「音楽ナメんな」



『成功』すること、成功してこそ『音楽』に『価値(勝ち)』があると考えている秋島。

『方法』や『過程』よりも、『結果』。

彼にとって、山寺もダイスケも歯痒い存在で、
理想論だけの幼稚な存在、青臭いガキに見えていることでしょう。

「成功者の後付けエピソード」ではなく、
『現実』を両者それぞれに見せ付けてやろう
という秋島。

どこまでも歪んでいる男です。



そんな秋島に対して、次のページのダイスケが熱くて最高です。

見てくれや表面上で着飾ったものなんかじゃなく、内から湧き出る格好良さ、
リアルな音楽で勝負するんだという姿勢は文句なく格好良いです。

ヴィジュアル系という呼称は大嫌いなのですが
(その道ウン十年選手リスナーなんですが)、
なんちゃってバンドが雨後の筍のように跳梁跋扈して、
うんざりしてきた2000年の頃を思い返しました。

そうなんだよね。なんちゃっておちゃらけバンドや、ホスト崩れバンド、
音楽じゃない売り方で金儲けするバンドが増えたもんね。
しかも、最初からプロダクションやレーベルの影がチラついて偽装インディーな始末。

音楽じゃねえ
音楽なんかに


負けるかよ!!

絶対に・・・・!!




ダイスケのこの言葉は、本当に深く突き刺さってます。
やっぱりダイスケ大好きだわ。

同時に、スタジオ246の店長さんのあの台詞も思い返しますね。
これも含めて、つくづく河上先生の構成がナイスです。



ところが……。

ここでこの展開、この反応ですか……。

流石に完全アウェイが効いてますね。何とも歯痒いです。
正直、愕然としてしまいました。
その意味では河上先生の構成と術中に見事に嵌まった読者なので、
嬉しい悔しさと言えないこともないですけれどね(苦しいな)。

完全に「お呼び出ない部外者」で、秋島の『カリスマ性』とお膳立てで、
同調圧力お見事ってところですね。ええ、皮肉です。

本当に聴く耳持っているのかと言いたくもなります。

ここでもまだめげずに次の曲に行こうとしたダイスケが頼もしいです。

が、しかし……!

厭味な「がんばれ」から一転して「グライダーズ」コール。

「より高く飛ぶ為に、一度膝を屈める段階」だと思って読んできたので、
それに対して「更に後ろから頭を叩かれるか、膝カックン食らった状態」ですね。

その崩された膝が、あまりにも大きなダメージなのですけれど……。



正直、自分が期待していて感想で触れていた展開とは違っていて、
そちらは願望が強いものでしたから、その意味でも唸らされた今回でした。

ここで次なる予想(というより願望が適切?)。

あの客席の中にも、ダイスケたちを良しとする人はゼロではなかったと思うのですよね。
そういう子が一人でもいれば、今後に響いて膨らむ重要なポイントになるかと今から期待。

そして、あの中には言わずもがなの重要人物も。

店長さんと、山寺です。

店長さんも、これから長く関わってくる人だと思っているので、期待してます。

そして、山寺。

ここで秋島の独壇場を瓦解させるには、彼の参戦じゃないかと。
勿論、ダイスケたちのバンドに。

Vo&Gt:ダイスケ
Gt&Vo:山寺
B:会長
Dr:ヒカリ


以前にもこれは書きましたが、この展開は有り得るのではないかと。

『4人目のメンバー』が電撃加入した時こそが、真のサプライズじゃないかと。

山寺の方にはメリットはないということは承知してますけれどね。
それでも彼の『矜持としての参戦と演奏』は意義深いし、大いに有り得ると思います。

秋島の今までの数々の描写からしても、読者が抱く敵としての印象は充分。
そこに来て、ダイスケと山寺は音楽に対する純粋さは通じていますし、
それを嘲笑いながら否定したいのが秋島ですからね。しかも観客に見せ付ける形で。

山寺が作った楽曲を今の秋島が使っているという事実もありますし。
「一度奪われた魂を奪い返し、今のこの4人で表現する」という展開も期待。



次回も、コミックスも楽しみで楽しみで仕方がありません。

そして、今回の感想は何が何でも当日更新したかったのでした。
今回だけは、日付けが変わるまでに更新しようと思っていました。



河上大志郎先生、お誕生日おめでとうございます。

先生が「叫び」と共に生まれてきてくださった奇跡のおかげで、
こうして『オトノバ』を読むことができています。

今後も、先生のサウンドを誌面からとことん感じていきたいです。
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