日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『ハイファイクラスタ』第2話「決めるのはいつだって」  

感想の前に、本作の設定とあらすじを。

舞台は、近未来2045年の東京。
才能(アビリティ)ラベル〟というラベルが当たり前に使われている社会。
人々はそのラベルを貼ることで、様々な才能を発揮する。

貼るだけで『才能』を使いこなせる便利なラベル。
便利なその道具に頼る者、溺れる者もいる。

そして、悪用する者も……。

そこに現れるのが『警視庁 捜査六課 対才能犯罪 攻性特務課』

通称〝六攻特課〟――。




ちなみに、以前に一度書いた読切の感想はこちらです。

※ただし、今回の新連載と繋がりがありますので、
本作を未読の方は充分に注意された方が良いと申し上げておきます。

後藤逸平先生の『Hi-Fi CLUSTER -六攻特課事件実例-』感想

以下は今回の内容に触れた感想となります。
未読の方は、くれぐれもご注意くださいませ。



2045年・東京――
“才能”をダウンロードせよ!!


ハイファイクラスタ





センターカラーで嬉しいですね。
後藤先生のタッチもさることながら、色合いもポップで実に良いですね。
ぺーたが可愛いです♪ 貫寺さんの構図がこれってのがナイス。

さて、冒頭は前回と通じながらも、ぺーたのモノローグといった構成で良いですね。
前回も書いたように、彼の視点で進行していくのが気に入ってます。

ぺーたにラベルが貼り付いてしまった(=適合した)展開は読切版と同じでも、
貫寺さんにバレてしまうというのは、今回の作劇ならでは。

と言う訳で、刑務所へ……?

八十六商店

駄菓子屋じゃん。

良いわあ。和むわあ。こういうの好きだわあ(笑)。
パッと見と中身のギャップというのも、ツボなところですね。

かつて読んだ『コミックボンボン』の漫画を思い返しました。
カードダスの機械にカードを通すと、秘密基地の扉のロック解除みたいな展開。
恐らく『ファミコン風雲児』か『ロックンゲームボーイ』のどちらかだったと思うのですが。

こういうレトロとハイテクの妙味みたいなのって凄くツボなんですよねー。



六攻特課・課長補佐の惨山ミリちゃん登場~♪

ぺーたと同じく、おめめぱっちりで可愛いですね。
貫寺さんとの夫婦漫才(違う)もバッチリで、楽しいなあー。



さて、早速の展開ですね。
前回の予想で触れたように、そういうことになりましたね。
感想では「将来的に」と願望込みで書きましたので、完全的中ではないですけれどね。

ぺーた、六攻特課に勧誘されるの巻。

「毒を以って毒を制す」ですからね。やっぱり、そうなるよね。

更に、貫寺さんの言葉からも、ぺーたが如何に希少にして貴重な存在かわかりますね。

HI-Fiは勿論
適合者(ローダ)にも
滅多に会えるもんじゃ
ないんだ

それが 今回は
セットで見つかって
超幸運(スーパーラッキー)だった訳

確かに、「普及版」と「Hi-Fi」はまるでスペックが違う別物ですし。
当然、そうそう沢山創れるものでもないですし(何しろ、元の素材が素材ですしね)。

ゆえに、誰もが簡単に適合者(ローダ)になれるはずもないのも当然。

これは、第1話のあの不良連中も、後々に響いてきそうですね
彼らはどうやって手に入れたのか、他に余罪は無いのか、
それも含めて取り調べはあるものと見て良いでしょう。
単純に不良連中の上に、彼らを操る暴力団とかいそうなものですしね。

これと付随して、今回の次の場面でも気になる解説が……!

ミリちゃんの一連の発言が実に興味深いですね。

およそ10年前、ネットに突如出現した謎のハンドル〝LANDSCAPE MOLE〟の存在。
通称「景観モグラ」の手によって公開された〝Hi-Fi CLUSTER〟というデータバンク。

補正というのも言いようで、HI-Fiの才能データをそのままラベル化するのが技術的に不可能

「景観モグラ」本人が偉人1人につき1枚だけ試作したのがHi-Fiラベル

一番最後の件については、素材からして、まあそうだろうと思っていましたが、
これは凄い設定をぶっこんでくれましたね。いやあ、今後がますます楽しみ。

〝才能ラベル〟の利便性、汎用性、携帯性の良さから爆発的に普及、
それであるのが当たり前の〝才能社会〟になったのは頷けます。
我々の身近にある携帯電話や、インターネットも正にそうですし。

ところが、作成者の正体もさることながら、
そのラベルについても解明できていないまま依存しきっているこの社会ってもうね。

これは本作の根幹から揺らぐ要素にも成り得る大きなポイントです。

私が好きな平成仮面ライダーシリーズのあれやこれも連想しちゃいますね。
人類基盤史研究所(BOARD)、ZECT、ミュージアムなど、
連想しただけでニヤニヤしちゃいます。

勿論、ニヤリだけでなく、背筋が凍るような恐ろしさも秘めている訳ですが。
だって、作成者の正体も真意もわからないまま、どっぷり依存している社会ですから。
我々の社会でも食品の偽装問題で大騒ぎなのに、その比じゃないでしょう。
〝才能ラベル〟にどんな副作用や仕掛けが施されているかもわかりませんし。

これは、社会に流布することで、結果的に人類を大転覆させる可能性もあるかもなと。
それくらい疑ってかかっても疑いすぎではないと思います。

便利な道具のつもりが、人類の味方ではなく敵だったという展開は充分有り得るかと。
これこそが、正に例として挙げた上述の組織だったりするのですが。

いやはや、冗談抜きで、本当に根深く、怪しすぎる問題がいきなり提示されたなあと。



余談ですが、作品名は読切時代の『六攻特課』が気に入っていました。
今回の連載版がこのタイトルで、第2話でこの言及ですからね。
これはシグナルと見て良いでしょう。『ラベル』には二重三重の意味で要注目ですね。

以前にも書きましたが、ラベルということで「複数貼り」とか「重ね貼り」とか、
展開が進んで強敵が出てきた時には、ありそうだなと。

更に余談ついでに付記しますと、今回でカタカナ表記にしたのは良かったかなと。
アルファベット表記よりは、こちらの方が私的にはしっくりきますね。
『ワールドトリガー』にも全く同じことが言えます。
いえ、英単語が読めないとかそういうことじゃないですよ(笑)。



さて、ぺーたの次の展開は、実戦で実践ってことですね。
当然の如く、貫寺さんに拉致られて引率してもらって、現場に直行。

なるほど、あの時の「視えた」の一言からこの展開に繋がるとは。
自分では社会不適合者の落ちこぼれだと思い込んでいたペータの『才能』。
早速、その魅せ場が来て嬉しい限りです。

何よりも、それをちゃんと見抜いていた貫寺さんこそ凄いです。正に『慧眼』の持ち主!

次の場面も、なるほどなあと。
もう唸らされっぱなしです。

Hi-Fiには
ラベルを
なぞらず
才能起動(アビリティブート)できる
「動作」(ジェスチャ)が それぞれ
設定されている

オレの
小次郎だったら
「斬る」つもりで
「構える」


特撮者として堪らなく燃えるポイントじゃないですか!
言うなれば、変身ポーズに通じるお約束ポーズですよ!
実際、貫寺さんのそれは見たまんまめっちゃ格好良いですしね。ああもう、最高!

なるほどなあ(本日3回目か)。
ぺーたの場合は、眼を手で覆うという動作ですか。
隠すことで逆に視えるってのが実に格好良いですね。

炯眼(インサイト)

ファイル名
SCTRS…

古代ギリシアの
哲学者(フィロソフィア)
【ソクラテス】

ああーなるほど! 今回の連載版のぺーたはこっちで来ましたか。
ってことは、【吉田松陰】は別の人物が使うってことなのかな。

バディというよりは師弟という印象を前回で書きましたけれど、
今回の事件解決は、前者寄りで、早速唸らされました。



事件解決後にぺーたがお礼を言われるシーン、
そして、その次の貫寺さんの台詞がまた最高に格好良いのですよね。

何がしたいのか
どうなりたいのか

決めるのは
いつだって――


他でもない
自分自身なんだから


半ば無理矢理に近い勧誘の仕方に思わせておいて、
ちゃんと相手に考える猶予と選択権を与える貫寺さんが格好良すぎます。
Hi-Fiと適合者が一気にセットで見つかって戦力に加えたいところに、
この台詞ですからね。この簡潔な言葉ですからね。この背中ですからね。

本当、つくづく貫寺さんって粋な男で格好良いです。



最後のぺーたの報告に胸が熱くなりました。
「誰かの役に立てるなら」という言葉が強く胸に響きました。

実に味わい深い構成で、起承転結を一話で見事に描き抜かれて、素晴らしい回でした。



■今回の〝才能ラベル〟

貫寺晃作のラベル

■『Hi-FI』
ファイル名
SSK=KZR 【巌流】(佐々木小次郎のHi-Fi)

【神速の斬撃】とそれを可能にする【反射神経】と【動体視力】、
そして剣捌きの【超精密性】という才能を兼ね備えたラベル

■〝動作認証(ジェスチャにんしょう)〟
〝一閃(スラッシュ)〟
【散(スプレッド)】



十五条平太のラベル

■『Hi-FI』
ファイル名
SCTRS【ソクラテス】

物理的に塞がれた壁は勿論、人間の体力や起動している才能、
殺意や恐怖といった感情までも【見抜く】才能を兼ね備えたラベル

■〝動作認証(ジェスチャにんしょう)〟
〝炯眼(インサイト)〟
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