日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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それでは、感想を。

以下は今回の内容に触れた感想となります。
未読の方は、くれぐれもご注意くださいませ。



従来の『スカイハイ』ではない『スカイハイ』。
今までに誰も眼にしたことがない全く新しい『スカイハイ』がここにある。


“ 魂 ” を 癒 す ! 天 上 の 温 泉 旅 館 物 語 !!

髙橋ツトム先生の新たなる挑戦!! 魂の意欲作!!

ヤングジャンプコミックス『ヒトヒトリフタリ』全8巻
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『グランドジャンプ』で大絶賛連載中!!

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聖者などいない。あるのは、生者と現実だけ。

ヒトからヒトへ。

瞳から瞳へ。

託される想い。



無くなる場所。

無くならない想い。

今、少女は飛び立つ。

空高く。



魂に響け。

この国のヒトへ。

あの日から失った日本へ。

髙橋ツトム先生の魂のメッセージ。



presented by Tsutomu Takahashi
髙橋ツトム

天間荘の三姉妹 スカイハイ

#25 地に足をつけて・・・




前回の最後のページが圧巻でしたね。

遂にここまで来たのだなと。
いえ、遂にここまで彼女が理解したのだなと。

1ページ目を捲ると、そこには……。

従来の『スカイハイ』ではない全く新しい『スカイハイ』として描かれた本作。
ここに来て、この場所、そしてイズコとは、実にニクイですね。



ようこそ

三ツ瀬の
門へ




あの日から失われた日本。
それを歴史的名作『ヒトヒトリフタリ』に続いて描かれたのが本作。

あまりにも残酷すぎる描写もありました。
それが今の日本のリアルです。

どうしようもない現実で引き裂かれた家族たち。
そして、巡り巡る魂の絆で出逢った姉妹たち。

私はこれほどまで残酷であたたかい物語を他に知りません。
紛れもなく、私の人生を貫く名作です。

本作の連載の為に本誌定期購読を申し込み、連載開始から愛読してきました。

今まで愛読してきて良かった。

胸の中にあるのは、やっぱりこの想いです。



たまえちゃんとイズコのこの再会がまた堪りません。

どこまでも残酷で、独りの少女が背負うにはあまりにも過酷な役目。

それでも、ここに希望があります。



今まで過ごした三ツ瀬の町は、たまえちゃんの夢の世界。

でも、本当にそれだけだったのか?

ここで、イズコは告げます。



泣きました。



確かに
あの人達は
亡くなった
人達の魂

そして
あなたが今まで
会った事も
ない人達

そして
家族は
出会い

笑ったり
哀しんだり
泣いたりして
すごしたじゃない…

もちろん
アタシが仕組んで
あなた達をここで
会わせたわ

だけど 一緒に
すごした瞬間は
夢なんかじゃない


すべて
事実よ



あなたは
この三ツ瀬での
記憶を現世に
持って帰れる

皆の想いと
いっしょに

現世に
戻るのよ

そして肉体に
終わりがくるまで
生きぬくの…




ハイ



確かにイズコが仕組んだことではあります。
それでも、イズコはそうする理由がありました。
この日本の為に。この少女の為に。

そして、たまえちゃんは総てを理解しました。

彼女が今まで三ツ瀬で過ごしてきた日々。
私がずっと本作を愛読してきた日々。

それらが去来して、涙が出てきます。
約一年間、本作と一緒に過ごして、色々なことを感じました。
時折リヨンを感じるように、日常で天間荘の三姉妹を感じることもありました。

空を見上げた時、彼女たちを感じることがあります。

自分にとっては実り在るリアルな人間として、近くに感じていました。

そんな私にとって、このフタリの場面はもう筆舌に尽くしがたいです。
心から大切な場面です。遂にここまで来たのだなと。


このフタリの場面が文句なく素晴らしいですが、
続くヒトリの場面である次がまた堪りません。



アタシには
やる事がある

みんなの想いを
伝えるために
あの大嫌いな
現世に戻る

平気…
怖くなんかない

あたしは前の
自分じゃない

家族もいるし
友達もいるし




少女は飛び立ちます。
他の誰でもなく、自分自身の意思で。

やるべき事を貫く為に。

傷付いたこの日本で、引き裂かれた人々の絆を紡ぐ為に。

空高く。

さようなら。

そして、おかえりなさい、たまえちゃん。



行くぜっ!!








三ツ瀬の真実を、自らに与えられた役目を識り、
天間荘の三姉妹の末っ子は、天世を巣立ちました。

帰るべき場所へ。まだ生命が肉体に宿っているあの場所へ。

大嫌いな現世へ。

もう圧巻です。

羽ばたく瞬間の場面がいつまでも胸に焼き付いています。



本作を引っ掻き回し続けた問題児もどうなることかと思っていました。
なるほど、優那ちゃんとも再会で、ある意味でここで決着ということですね。

一時はどうなることかとヒヤヒヤしていましたが、今のたまえちゃんなら大丈夫。
ここまで読んできたので、もう心配ありません。

うん、そうなるよね。

この堂々たる表情が実に頼もしい。
たまえちゃん、強くなったね。我が事のように嬉しく思います。

右手のアブナイやつしまってと、あっさり言って済ませる辺りがもうね。

なんか凄く変わったという優那ちゃんの指摘も、
起き上がった彼女を眼にして驚いた看護婦さんの反応も、
それぞれにニヤリとしたところですね。これは、わかっている読者ならではの特権よね。

ハイ

ただいま
戻りました

現世へ




正直、優那ちゃんとの決着がどうなるか、それが本作で強く気になっていた点でした。
今まで散々触れたように、共依存ではいけませんし、彼女も自分を救わないとね。

なるほど、ここでこのフタリが共に歩むとはね。

天世のみんなのメッセージを伝える為に、日本中を歩く旅。
たまえちゃんだけでは大変ですからね。このフタリって実に心憎いですね。


託されたメッセージを今の日本中に伝えてきたフタリ。

そして、遂に三ツ瀬に……。

見開きページが圧巻ですね。
広がる海に、フタリの表情が胸に突き刺さります。

たまえちゃんも、優那ちゃんも、当然のことながら年頃の女の子なんですよね。
日本を狂わせたあの悲劇、そして傷付いたままの町、
摂食障害、脳死……。
この年頃の女の子には、あまりにも過酷なことばかりでした。

何もない町。何もかもがなくなった町。

天間荘もありません。

でも、ただ一つだけ復興のシンボルとして残された場所がありました。

三ツ瀬水族館

眼にした瞬間、またしても涙が……。
もう堪りません。何とも言えない想いです。

次回、遂に最終回です。
もう何も思い残すことはありません。悔いもありません。
今まで愛読して応援してきて本当に良かったという想いだけです。
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