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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

ROUAGE『蜃気楼』  

前回の記事でも触れましたが、うちはそもそも音楽ブログのはずでした。

と言う訳で、「ただ買っただけです」「ただ聴いただけです」ってだけじゃあね。
それだけだと味気ないよなって自分でも思ったり。
以前のように掘り下げたことも書きたいなあと欲求が高まったので、ここでひとつ。

うん、やっぱり書きたいことを書きたい時に書くってのが一番気持ちが良いかな。

決して、もつぽんちゃん狙い撃ちのシリーズ企画ではないと思いますので。
もつぽんちゃんも皆様も誤解なきよう(笑)。
周囲からのあだ名が「ヴィジュアル系博士」だった時代もありますけれど、まあそこはそれ。




さて、本題へ。

ROUAGEというバンドの楽曲で、こちらはシングル『月の素顔』のカップリング曲です
(『ROUAGE』とはフランス語で『歯車』『仕組み』を意味する言葉)。

彼らは1993年に名古屋で結成。1996年にメジャーデビュー。
このシングルのリリースは1997年3月15日です。もう17年も経つのね……。

毎回「アルバムのテーマは『ROUAGE』」である彼らは、メジャーデビュー後も確実に深化。
メジャーでニ作のフルアルバムをリリース。
脂が乗り、正に満を持してと言いたくなる頃に発表された作品です。

ちなみに、『月の素顔』は中野サンプラザのライヴでの配布シングルでもあります。
そちらは『月の素顔 -other wise-』で、後のシングルとは別バージョンで歌詞も異なります。

そのライヴの後、メジャーニ作目のフルアルバム『MIND』を発表。
これが1996年3月5日です。
このアルバムにも『月の素顔』は収録されています。

そして、シングル『月の素顔 -single version-』を発売。
これが1996年3月15日です。
つまり、アルバムからのシングルカットということです。

同時発売ではなく、10日後というのもニヤリとさせられますね。

もっと言えば、フルアルバム『MIND』のジャケットやアートワーク、
更にはアルバム全体の構成、曲順にも『月』が大きく関わっています。
興味がある方は、収録曲と曲順を調べてみるのもまた一興かと。

インディーズ時代の当時のシーンでも、後に続くフォロワーからも、
ダークの正統派バンド(所謂『名古屋系』)だと高く評価されています。
今でもLaputa、FANATIC◇CRISISなどと共に、語り継がれるバンドであります。

この楽曲も、彼らが大きく変貌する前の作品ですけれど、
上記の通り、脂が乗った良い時期だったなと。
メジャーファーストアルバム『BIBLE』が王道だとすれば、
続く『MIND』は「今までにない新しさ」が随所に見えた作品です。

「ダークで翳りがある要素」
「棘のある楽曲」
「キャッチーな要素」


メジャーデビュー時の『ロッキンf』インタビュー記事で、
彼らは三本柱としてこのようなことを掲げていたと記憶しています。

正にそれらが見事な形で融結して昇華された楽曲です。もうこれに尽きます。

それでいて、イントロのドラム、ベースは妖艶でジャジーな雰囲気を醸し出しており、
ギターのカッティングも、クリーンの方がキャッチーでありながら神秘的です。

こちらも別にシングル表題曲として発表して良いくらいです。
私的にROUAGE楽曲ベスト10を作るなら三本の指に入ります。

というか、ROUAGEこそB面ベスト出して欲しいバンドの筆頭なんですよね。
ああ、これは以前にも書いたっけ。
と思ったら、ありました(笑)。

好きなB面(90年代編)

この楽曲がバンドのオリジナルバージョンで聴けるのは、このシングルだけなんですよね。
他では、ベストアルバム『カルチャー』にアカペラバージョンとして新録されました
(なんと、KAZUSHIさんお一人で24人分の多重コーラス)。

KAZUSHIさんの歌唱、歌詞の面でも惹かれますし、今から振り返っても興味深いところ。
この頃からカタカナ表記も目に付いたりと、歌詞の部分も着目してみると実に味わい深いです。
『蜃気楼』では『ココロ』『彩』などの表記が歌詞で目を惹くところですね。

歌詞は、堕ちたら一心不乱というような内容で、この危うさ、脆さ、そしてときめきが最高。

後のオリジナルアルバム『CHILDREN』『SOUP』『Lab』の変遷を辿る前、
その時期ならではの味わいとしても極めて重要なところかと。
カタカナ表記の他に、鍵括弧、句点や読点の使用など、時期による歌詞の変化も興味深いです。

改めて聴き返しながら書いてみましたけれど、やっぱり格好良いですね。
17年間、聴いて、歌ってきた楽曲です。本当、つくづく大好きな楽曲です。
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