FC2ブログ

日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

待ちに待った筒井哲也先生の新連載が遂に始まって感激!

それどころか、本誌では朗報もあり、更にダブル新連載!

■『予告犯』スピンオフ!

『予告犯-THE COPYCAT-』
原案/筒井哲也
漫画/小幡文生


■筒井哲也先生、待望の新連載!

『有害都市』
漫画/筒井哲也


新 連 載 開 始!!
 

『ジャンプ改』5月号から、怒涛の展開!

再び現代社会の病巣を抉り取る先生の作品が連載開始!


更に『予告犯』映画化決定!!

筒井先生の『予告犯』の読者にも、初めての方にも良い試みですね。

以下は今回の内容に触れた感想となります。未読の方は、ご注意を。




正に「もう一つの予告犯」ですね。

作画は『ヤングキング』の『シマウマ』でお馴染みの小幡先生で、
この作品にもマッチしていると思います。私的には大歓迎ですね。

本作のポイントは、正しくそのタイトル通り『コピーキャット』。

つまり『模倣犯』。

原典である『予告犯』で〝シンブンシ〟が、ネット配信したこと。
そうやって制裁の『予告』と『実行』を繰り返してきたのでした。

勿論、それには明確な理由があるのですが、未読の方の為に割愛。
詳しくは『予告犯』(コミックス全3巻・絶賛発売中)をどうぞ。

〝シンブンシ〟の一連の計画が、こうして模倣犯を生み出すのは、
上述のネットを使ってきたことや、その社会的インパクトも一因。

実際、『予告犯』連載中も、ホンモノとニセモノについての考察、
予想をしてきた読者は多かったでしょうし。顔を隠してますしね。

この現代社会で『予告犯』の『模倣犯』が現れるのも当然ですし、
本作がそんな後者の物語であることも、実に大きなところですね。

それも、あの一連の事件から数年後という訳ではないのも良くて、
正にゲイツ(〝シンブンシ〟のリーダー)たちと同じ時間の中で、
こうして、彼らも〝シンブンシ〟として人知れず活動するなんて、
不謹慎だとは承知していますが、妙な高揚感があるのも本音です。

その意味でも、ゲイツたちの一連の行動の副産物であり、副作用。

社会的に強い悪党を晒し上げ、制裁して公開する〝シンブンシ〟。
社会的弱者の慟哭の声を求め、ネットでそれを配信してきた彼ら。

そんな彼らが求めた後者の人種に対して、これは一つの成果です。
ゲイツたちの知らないところで、弱者を立ち上がらせたこの事実、
何とも言えない想いですね。ゲイツの想いは「届いた」訳ですね。

勿論やっていることは犯罪ですから、過度に美化も賛美もできず、
コピーキャットである彼の行動も、情け容赦ないのですけれどね。

ただ、それでも金や名声でモノを言わせる社会的悪党であるとか、
弱者に八つ当たりしているだけの同じ弱者が裁かれていく展開は、
乱暴に言えば、ハングマンや、仕事人などの時代劇的な痛快さも。



本作は、高校生を中心にした物語で、扱われている舞台や作劇も、
非常にリアルで、現代の病巣がここでも感じられたところでした。

治安の悪い団地。それを嘆くコンビニ店長。どこか寂れたこの街。
酒とギャンブルに溺れる父親の暴力。援助交際。校内の上下関係。

そんな中で、草太くんは決意しました。

本作で触れられる数々の出来事や事実も、非常に生々しいですし、
高校生の等身大の葛藤や拘泥も赤裸々に描かれているのが良いし、
敢えて未成熟なこの世代を中心にしたのは実に良いと思いました。

父親の暴力と、この団地から「早く抜け出したい」遠藤草太くん。
ゲイバーで働きながら、クズに復讐する術を知った花岡猛竜くん。
同じくこの底辺から抜け出そうと一人で足掻いた西沢恭子ちゃん。

今、彼らの世界は変わり始めます。

〝新・予告犯〟誕生――!!

『予告犯』のゲイツたちに感化された彼らが、
ゲイツたちと同じ時間の中で描かれるところ、
ゲイツたちとはまた違う行動を起こすところ、
これが読者として堪らないです。期待大です。

尤も、『予告犯』と同じ時間軸なのですから、
ゲイツたちほど大きなことにはならないかと。

ゲイツはPCの知識が半端じゃないのですが、
彼らは高校生ですしね。どうなるのか楽しみ。

現時点で、私的に最も気になっていることは、
『予告犯』最終回の日時と、本作の彼らです。

あの最終回の時、あるいはそれ以降において、
本作の彼らが何を感じ、どうするのか要注目。
関連記事
コメント
コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://februaryxxxx.blog.fc2.com/tb.php/2070-bfa6710e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top