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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#122[黄鈴]  

劇的な展開があり、その後に静かながらも胸に迫り来る展開が続き、
いよいよ〝喰種〟にとっても人間にとっても緊迫の展開になり……。

そこでどうなるかと思っていたら、こう来るとは。

毎回のサブタイトルも大きな楽しみで、度々言及してきていますが、
今回もまた唸らされましたね。わかる人には一発でわかる表記です。

と言う訳で、ここから先は、具体的な内容に触れた感想になります。

未読の方はご注意を。



TVアニメ7月放送予定!!




鈴の音が語り出す幼少時の記憶。

置き去りは『君』なのか、『僕』なのか。


東 京 トーキョーグール 喰 種

#122[黄鈴]


前回のヒキからどうなることかと戦々恐々でした。

なるほど、ここで鈴屋什造の過去が描かれるとは。

もう読んだままで、はっきりと描かれてますので、
気になっている方は、本誌購読あるのみでしょう。



■黄鈴

今までに何度も書いてきましたし、これからも何度でも書き続けますが、
つくづく石田先生のサブタイトルやネーミングセンスには脱帽しますね。

『黄色い鈴』って当たり前のことですけれど、こうして文字に起こすと、
また違った思考が浮かんできたりもしますしね。つくづくお見事ですね。

『金色の鈴』なら『近隣』が浮かぶし、そこから『禁隣』や『禁倫』も。

トーカちゃんに続いて、什造もサブタイトルで触れやすい存在なのかも。

言うまでもなく、鈴屋什造の『鈴』であり、『麒麟』と同じ音ですしね。
什造は動物園に……というのは以前の〔CCG〕の場面で言われた通り。
それでも、本当に上野動物園にいる場面が描かれたのは、ニヤリですね。



■鈴屋玲の過去

これについては、もう読んだままなので、そのまま書くのもどうかと。

一つ言うと、予想はハズレでした。これだけ。

以前の感想では、ドナートが絡んでいたのではないかと思いましたが、
そうじゃなかったですし、既に作中で答えは描かれていたのですよね。




しっかしえらく
線の細い奴だなぁ

ちゃんと
「タマ」ついてんのか?

       クカカ

……!

ゲッ…

サッ

丸ちゃん
鈴屋には
あんまり…

構わない方が…

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#055[画策]




…ところで
鈴屋は?

…ん?

どっか高いトコにでも
いるんじゃない?

チリン


――玲ちゃん

11区には
たくさん
〝喰種〟がいる
らしいですよ

新しい
『クインケ』が
手に入るかも!

楽しみ
ですねェ

ザワ

良い子に
しない



また ママに
怒られちゃうよ


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#056[蠢動]




いい香り…

うつくしい
かたち…


あなたは…
天使さまですか?

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#068[邂逅]




※以下は今回の内容に言及した感想となります。
未読の方々に対してネタばれ回避の注意は勿論、
いつものそんな注意とは別に、今回はもう一点、
はっきり申し上げますが、メンタルヘルスなど、
そちらについても触れます。苦手だという方や、
何よりも当事者の方、当事者だと思われる方は、
くれぐれも閲覧は注意されるようお願いします。


(中略)



加えて、什造の別人格であると推測される〝玲ちゃん〟にしても、
カネキくんにしても、解離性同一性障害のようにも見えますしね。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#061[微光]






今までに答えは提示されていたのです。

以前に思い浮かんだ中に、答えはあった訳です。

嘉納教授による『改造』という線は違っていましたけれど、
ある意味で、心身共に性を壊されたという点では改造です。

正直、メンタルの方で掘り下げるより、嘉納教授の線かと思っていましたが、
それは無意識のうちに自分の願望があったのかもしれないと思っております。

詳しくは言いませんが、そのメンタルの問題は憶測や伝聞ではないレベルで、
実際に知ってきました。自分の20代はそこに費やされたようなものでした。

つまり、笑える話でもなく、他人事でもないです。

本当に笑えない話です。



什造もまた被害者だったのですね。

いえ、什造こそが〝喰種〟と〝人間〟の被害者だったのですね。

『ワケアリ』ということと、現在の〔CCG〕に関する事実や、
「実は〔CCG〕はクリーンな組織ではないかも」という疑惑。

そちらに思考が傾倒してしまうばかりでしたが、なるほど……。

アカデミーに入った後のことについても、はっきりしましたね。
「コクリア」の尋問官だった経験があり、あの指を鳴らす動き。
内野先生が、あの『ネジのぶっとんだ捜査官』だった訳ですね。

鈴屋玲を救い、衣食住と戦う術、身を守る術を与えたとは言え、
ある意味で、罪を着せられ、組織に利用された形でもあります。

敢えて嫌な言い方をすれば、鈴屋玲には行き場所もない弱みが。

結果的に鈴屋什造として日常を取り戻し、仕事も就きましたが、
〔CCG〕の暗部の一つが垣間見えた瞬間で、独特の読み味が。



ここで、気になったことを挙げます。

■〔CCG〕は、鈴屋玲の障害を何故ケアしないのか

そのままの方が駒として、戦力としても重宝するからでしょうし、
社会に送り出さず、組織に所属させておいた方が楽という判断か。

■鈴屋玲の目元

ボディステッチはさておき、以前にも触れた右目の下の部分。
これは、アカデミー以降のもので、それ以前にはないですね。

途中で仮面と化粧の場面がありますから、断定できませんが、
それでも、ある程度の時期までは絞り込んで特定できますね。

■玲と什造

後者はビッグマダムによる命名でした。

ここで、敢えて野暮だと知りながら気に鳴なることを挙げます。

玲と什造が『会話』するというのは、通常はないことですね。
これは解離性同一性障害であれば、という前提ですけれどね。

交代人格がお互いに近い年齢というのは、この場合は自然で、
ビッグマダムに捕まった時期を考えても、整合性があります。

二つの人格が同時に表出するということはまずないですから、
そこだけは気になったところですね。漫画ではあるのですが。

言うなれば、部屋の電器のスイッチで例えるとわかるかなと。
オンとオフでどちらか切り替えると、どちらかが傾くように、
両方が起きたまま、両方が倒れたままということはないです。

尤も、ビッグマダムが『什造』と名付けただけではなく、
彼を同時に『玲』と呼びかける場面までありましたから、
人格の解離はそこまで大きなものでもないとも考えられ、
ここで総て決め付けてしまうのも違うかなと思ったりも。

実例から当て嵌めようとすること自体が野暮だとは承知しています。
いずれにしても、気持ちの良い話ではないですね。今回の真実って。



什造に常識が欠落しているのは、好感を抱けませんでしたが、
それもそのはず。無理もない話です。読んでいて堪えました。

什造に対する私の想いは確実に変わりました。

その意味でも、読めて、知ることができたのは良かったかと。

そう感じたのは読者の私だけでなく、篠原さんも同じかなと。



最後の篠原さんとの場面も、何とも言えない読後感でしたね。
篠原さんは大好きですし、彼と一緒なのは良かったと再認識。

過去がどうであれ、これからが大切ですし、
鈴屋什造が穏やかになれたらと願ってます。

勿論、決してそうならないでしょうけれど。

だからこそ、願わずにはいられないのです。



最後のタッキーの場面も印象的でした。

畳の上には遺書……?

なるほど、そういうことかと。

これは「梟対策班」に参加、もしくは志願したということでしょうね。
タッキーの実戦は描かれていないので、今後に期待したいところです。



■Ghoul's talk 1

BGM&Inspired by...

Raphael
『シナゴーグ前奏曲~第2楽章~ホ短調』
『症状1. 潔癖症』
『症状2. 分裂症』
『症状3. XXX症
(『Sick ~XXX患者のカルテ~』収録)

『僕と「僕」』
(『mind soap』収録)

他にもPIERROT、Dir en grey、
90年代のバンドシーンで歌詞に多用されたようなことなど、
連鎖反応的に次々と浮かびましたけれど、自粛しておきます。

■Ghoul's talk 2(という名の『Valkyria's talk』?)

次号、センターカラー!!

と言う訳で、アニメ放送開始のこの夏まで、
更に原作も盛り上がる一方だろうと期待を。

アニメ版はどんな構成になるのでしょうか。
1クールで、全13話くらいになるのかな?

それだと、コミックス第3巻くらいまでが良い区切りかなと思ってます。

呉緒さん、亜門さんとの戦い、1ページ丸々使ったあの言葉が出て……。

そこで締める形になるのかなあと、自分の中では画が浮かんでいますね。

アニメ版『極黒のブリュンヒルデ』も非常に良い出来栄えで、愉しめてます。
本作の読者の方にもオススメです。宜しければ、読者様参加型企画もどうぞ。

詳細は、こちらまで。

『夕暮れナンセンス ネクサス』

極黒に関しては、と言うより岡本先生作品に関しては、
とんでもない情熱と知識量で網羅されるパワー感ゆえ、
ヤンジャン読者の方は、是非ともご覧くださいませー。

うん、その、なんだ。

ヤンジャンそのものも更に盛り上がれば良いかなって、
これは以前からずっと思ってきたことだったりします。

本当、ヤンジャンほど全体の完成度が高い青年誌って、
他にないと思うし、レベル高すぎかと(推しすぎ?)。

だからヤンジャン感想多めに書いていたりもしますね。

で、自分で自分の首を絞めている形になったと(笑)。



作品の垣根さえ越えた変な感想記事になってしまった。

おのれ、ディケイド!!

だが私は謝らない。
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コメント

ビッグマダムって、なんか見覚えがあったけど、
どこで見たんだっけ、とコミックス10巻を確認
したら、オバサンAこと、阿倍麻衣子さんのリスペクト
する人物じゃないですか、ヤダー!!

なるほど、マダムAは、ビッグマダムの模倣犯と
いうか、コピーキャットだったのね。となると、
タロちゃんも、CCGに保護されていた可能性も
あったわけだなぁ。如何せん、嘉納先生が実験を
施しているから、無理くさい??

あれ??でも、マダムAにビッグマダムの真似事を
させたのって、医者の奸計の一環なわけで……
なんか、引っかかるな。

>滝沢の遺書
露骨に死亡フラグだけど、あの功績が欲しくて
血気に流行る若人が自殺するタマとも思えない
ので、あんていく襲撃班に選ばれたことで
遺書を書いてみる気持ちになったんだろうなぁ。

ジューゾーのズレた反応からしたら
見落としがちになるけど、討伐レートSSSは
新人にとっちゃあ『死んでこい』という命令
以外の何物でもないわけで。

>問題児と不屈の篠原
篠原さんの設定が、どこまで読み切り版と
共通してるのかは謎だが、お子さんは居る
んだよね、一応。それでも、先に生まれた子を
喰種によって亡くしているとかだったら、
ジューゾーに対する想いも父親のような眼差しが
あるのかもしれんとか勘ぐってみる。

如何せん、ジューゾーがビッグマダムが世界の
全てだったので、ああいったぶち壊れた価値観を
もう一度、整えて社会復帰させるには、やっぱり
篠原さんの父性が必要なんだよなぁ。キリンの
断面図を想像してニヤニヤしているレベルだから、
どこまで人間性が回復するのかは謎だけども。

しかし、和修家は胡散臭ぇw篠原さんを
パートナーにつけるのは正しい判断だけど、
人間として社会復帰させるつもりなら、
確かにキチンとケアさせるはずだしw

あの妖怪ジジイがかつて討伐したSSSルート
喰種というのも謎。梟の前にもそんなバケモンが
居た??地下で遭遇したのか、はたまた、アオギリの
前身らしき『組織』とやらの所属の喰種なのかw

或 犬良 #IY7bLZJE | URL
2014/04/16 02:14 | edit

Re: タイトルなし

>或 犬良さん
おお! 再びこっちにまでコメントですか! サンクス!

通りすがりの仮面ライダー風に極黒感想との境界を破壊した甲斐があった(謎)。

>コミックス第10巻のアレ
よくぞお気付きで! というかオバサンA言うな(笑)。

でも、マダムの正体はオバサンだからご名答!(どっちだよ。笑)

コミックスのアレとかおまけについては、
購読者の特典だと思っているので、敢えて触れてないのですが
(コミックス単独記事を書く時にも触れず)、
そういうことですね。

何気に本作はそうやって劇中描写以外でわかること、
コミックスでわかることも多いですね。
第11巻では、あの人の名前とかね。

>遺書
我々が思った通り、そういうことでしたね。

そして、真戸さんのそれも思い返しましたね。
亜門さんにクインケを託すというのも、彼の遺書にありましたよね。
なるほどなあと、組織の描写としてこれは良い構成でしたね。

>篠原さん(本作と読切版の違い)
仰る通り、妻子はいますね(#104[瓦斯]の最終ページからも明白)。

読切版と違うのは、年齢くらいでしょうか。一つ違うだけ。

タッキーは昇進に対する執着はありますよね。
無論、それも私欲や地位なんかじゃなく、
より大きい仕事、やりがいのある仕事の為で、つまりは正義感。

ただ、そんな彼も……という展開でしたね。こちらも巧い作劇でしたね。

>ぶち壊れた世界観
仰る通りですね。
什造こそが被害者ですからね。

篠原さんの父性というのも同感です。
戦闘力は尋常じゃないですが、
知能や思考能力は、言わば幼児と同じですしね。
戸籍年齢の割りに、幼いのも仕方がないどころか、当然なんですよね。

今となっては、什造に対する想いも変わりましたね。

>人間として社会復帰させるつもりなら
ここがずっと引っ掛かっているんですよね。
本文で書いた通り、〔CCG〕が保護して(駒として)所属させているのは、
最も安全だとはわかりますけれどね。
そのまま社会に放り出しても、社会にも什造にも良い形にはなりにくいし、
かと言って、社会にちゃんと触れさせないといけないですし、
このジレンマも、今後とも着目していきたいところですね。

>和修家
うん、ホント胡散臭いよねー(笑)。

ワケアリについての予想はハズレでしたが
(ドナートではなく、ビッグマダム)、
高槻氏と亜門さんとの話で改めて浮き彫りにされた
「クリーンな組織じゃないのかも……」というところも正にそうですよね。

総議長様に対して妖怪ジジイ呼ばわりて(笑)。

凄いツボだった。犬良さんグッジョブ(笑)。

黒磐さんが戦った〝梟〟が10年前で、
その〝梟〟は(ネタばれ回避の為、割愛)ですから、
どちらの可能性もあるとは思いますが、
『組織』のそれよりは、地下の方がそうなのかもしれませんね。

何気に『24区』って、まだまだ謎だらけですよね。
有馬さんも調査されていましたが、こちらも今後の肝になるかなと。

如月 #ksMIDlhw | URL
2014/04/20 12:39 | edit

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