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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

感想の周回遅れが歯痒いので、前置きはなしで感想を……。

以下は今回の内容に触れた感想です。未読の方はご注意を。



“ 魂 ” を 癒 す ! 天 上 の 温 泉 旅 館 物 語 !!

髙橋ツトム先生の新たなる挑戦!! 魂の意欲作!!

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人類の新たなる魂の軌跡が2.19から始まる!!




presented by Tsutomu Takahashi
髙橋ツトム

天間荘の三姉妹 スカイハイ

#14 あの子は半分死んでいる




扉ページが何とも切ないですね。実に秀逸です。



やっぱり、避けられない運命の時が来ましたね。
前回の感想で触れた通り、覚悟していましたが、
ここで恵子ママから念押しという展開です……。

恵子ママから、海咲さんの遺体発見についても知らされ、
だから、たまえちゃんも決断しなきゃらないのだと……。

自分は読者として覚悟してきたつもりではあるのですが、
冒頭からして、やっぱり気が気じゃないというのが本音。

のぞみ姉さんとかなえ姉さんには任せておけないのだと、
恵子ママが直々にたまえちゃんに伝えると宣言しました。



恵子ママは、優那ちゃんを押しのけると、たまえちゃんの部屋に……。

あっさりと言ってのけましたね。遂に、真実が告げられた瞬間でした。


小川たまえちゃんは『臨死』で、
現世で死にかかっていることを。
『魂』だけ天間荘に来たことを。

ただ、たまえちゃんは意味がまだよくわかっておらず、
寧ろ、この場面で反応したのは優那ちゃんの方ですね。

扉ページと同様、本編8ページ目と9ページ目のたまえちゃんが印象的です。
あの振り返った姿と、笑顔のない顔、彼女の哀しみそのものである姿が……。

優那ちゃんはこの事実を喜び、自分と同じだと、自分の仲間だと認識します。

そんな彼女が、たまえちゃんに真実を視てみるかと問うてみせる次の場面に。

連載初期の感想で触れてきた『走馬燈』が、ここで活かされた展開でしたね。

いえ、活かされたと言うより、見せ付けられた展開と言うべきところですね。

この場面で一つ気にかかったことがあります。

優那ちゃんは「あたし達2人で乗り越えろって言ってるんだよ」と言いますが、
この台詞からも、もっと言えば、それ以前の言動からも、やっぱり依存ですね。



彼女の言葉、意見ではなく、たまえちゃん自身が何を選んで、どう動くのか。

そこが最も気になっていました。たまえちゃんが選んだのは、やっぱり……。


連載第12回目のヒキも実に巧かったですけれど、正にそこと繋がる展開に。

天世で知り合えて、やっと仲良くなれそうだった海咲さんに逢いに行く展開。

イルカのタクトについては、ずっと描かれて本作に響いてきた要素でしたし、
ここでこういう展開になるとは、実に巧いですね。そして、実に堪える展開。

その要素、展開が最大限に活かされたのが次の場面でした。
最も衝撃的且つ残酷な形で、フタリを引き裂く形とは……。

現世と天世生者と死者、その差を思い知らせる形に……。



三ツ瀬の果てを見つめる海咲さんの元に、遂にたまえちゃんが……。

海咲さんにはタクトが見えず、天間のフタリにも見えてはいません。

なるほど、タクトがここに響くことになるとは、やられました……。

この決定的な溝、あまりにも救いようのない差が大きなところです。

やっとわかりあえそうなヒトに出逢えたのに……。辛い展開ですね。

こうなると、たまえちゃんと海咲さんはわかりあえない展開かなと。
優那ちゃんはさておき、たまえちゃんはますます孤独を感じるかと。

今までの展開がここに行き着くのかとわかった時には、驚愕と脱帽。

どちらにしても生者と死者という決定的な溝は決して覆せないので、
確実に別離の瞬間が来るでしょうね。問題は、その別れ方だろうと。

海咲さんが転生を選ぶのか、たまえちゃんがどこで生きていくのか。



ますます見逃せない展開になりましたね。一から再読したいですね。



■BGM&Inspired by...

Kagrra『魔笛』
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