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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

巴亮介『ミュージアム』最終話/ハッピーバースデー  

第1話から欠かさず読み続けてきて、想い入れも強い作品です。
私的には『革命戦士犬童貞男』以来のヤンマガ熱再燃の名作で、
連載を毎週愛読できた日々は、今も印象深く、良い体験でした。

ネタバレという検索を執拗に繰り返す輩には辟易していますが。
自分で作品にお金を出さないクズがシーンを衰退させるのです。
自分で自分の首を絞めていることに気付けない愚かなクズです。


自分で買って読め。



と言う訳で、今回の感想を。

以下は今回の内容に触れた感想となってます。ご注意ください。



『週刊ヤングマガジン』で遂に〝最終回〟!

連続殺人犯〝6月の蛙男〟の〝私刑〟は終わらない。もう誰にも止められない!

殺人犯を追う刑事・沢村久志。悪魔に破壊された彼の心が、悪魔の色に染まる!


話題騒然、恐怖濃縮ッ!!
YMCK『ミュージアム』第1&2巻
超絶絶望大解禁中ッ!!



本誌連載、遂に〝最終刑〟!!



The serial killer is laughing in the rain.
 [museum]
ミュージアム

 PRESENTED BY
巴 亮介
 RYOSUKE TOMOE


最終話/ハッピーバースデー





壮絶な展開の末に、遂に決着です。

「これで終わらせる」という沢村。
「ここで終われない」という霧島。

そこに、遂に関端さんが登場して、
ここで一気にクライマックスへと。

飽く迄も『作品』の『完成』に執着して、逃げ回る愚かさ。
皮肉にも、そこで霧島早苗の人間らしさが垣間見えました。

沢村や、刑事たちがここに来ることも、逮捕されることも、
覚悟していて、開き直っているかと思っていましたけれど、
このみっともなさが何とも言えないところで、印象的です。

霧島が屋敷の外に出た瞬間も印象的で、巧い作劇でしたね。

そもそも序盤から明らかで、提示されていた事実ですしね。
最後の最後でそれを見せ付けて、彼自身に叩きつけるとは。

爽快感とは無縁の本作において、この魅せ方は巧いですね。



かくして沢村と遥さんと将太くんは日常を取り戻しました。

当たり前の日常と断絶された狂気の世界からやっと抜けて、
沢村も新たなる環境で、家族と共に過ごせる時間も増えて、
こういった後日談も味わい深いです。大切な場面でしょう。

以前から書いている通り、本作は狂気だけではないですし、
沢村の追憶、回想シーンなどにも顕著なドラマも重要です。

本作は、沢村が家族を、家族との時間を取り戻す物語です。

霧島早苗の猟奇殺人だけで騒がれる作品ではないだろうと。
そちらの作劇からも、もっと評価されて然るべきでしょう。



沢村は日常を取り戻しました。

しかし……。

彼の脳裏には今もあの時の恐怖が残っています。
解決して爽快という終わり方にしなかったのは、
本作らしいと思いますし、私的には良いラスト。

『予告犯』の最終回を思い返したりもしました。

最後の最後、あの場面で含みを持たせたことも、
今後の大きな楽しみと言えますし、期待大です。

そう、思考すら放棄して検索する輩とは違って、
本誌でちゃんと読んだ人には言わずもがなです。

コミックス第3巻で、更なる展開が描かれます。

発売日は、コミックス第2巻で告知された通り。

4/4 YMCK『ミュージアム』第3巻発売!!

最終回大幅加筆!!



これは期待が膨らむというものです。

コミックスのみで大幅加筆の最終回というのも、味な試みですね。

そうそう、連載がまだまだ続くだろうと思っていた理由の一つに、
コミックス第2巻までの収録内容と、最終話までの話数もあって、
これは、本誌とコミックスを両方読んでいる人には言わずもがな。

またコミックス第2巻の単独記事も書くつもりではいますけれど、
その続きとして、最終話までの話数が明らかに少ないのですよね。

そこで最終回大幅加筆とは、正になるほど納得です。期待大です。

と言う訳で、私の中で『ミュージアム』は、まだ『完成』されず、
真の最終回を読むまで、お楽しみができたと前向きに喜んでます。

以前の感想でも触れましたが、最初から想定された構成だろうと。
中編連載作品として、最初から最後まで構想されていたのかなと。

引き伸ばしながら長期連載するだけが総てじゃないと思いますし、
こういった連載の形や、作品があっても良いと私は思っています。

中編としては筒井哲也先生も得意ですし、私的に抵抗もないです。
勿論、好きな作品が長く続いてほしいという気持ちは強いですが、
作品として良い着地の仕方、良い纏まりなのが幸せな形でしょう。

巴亮介先生には今後も期待していますし、次回作も楽しみですね。
本作も、最終巻の大幅加筆という堪らない楽しみが残ってますし。

巴亮介先生にお別れの言葉も労いの言葉も、まだ取っておけるし、
最終巻刊行まで、また再読したり考えたりしながら過ごせますね。

それでも、今まで多忙な週刊連載で執筆されてきた先生に感謝を。
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2014/04/20 21:31 | edit

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