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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『天間荘の三姉妹 スカイハイ』#12 血の糸  

猛プッシュのアンケートは早めに出せましたけれど、
感想が遅くなりがちなのは毎度ながら情けないです。
これは意識して改善していきたいことの一つですね。
リヨンにしばかれないように改善したいところです。

さて、先生の公式ブログと発売中の本誌で重大発表!

今回の本誌、そして次号で嬉しいことの連発ですね!

“ 魂 ” を 癒 す ! 天 上 の 温 泉 旅 館 物 語 !!

髙橋ツトム先生の新たなる挑戦!! 魂の意欲作!!

ヤングジャンプコミックス『ヒトヒトリフタリ』全8巻
集英社文庫(コミック版)『スカイハイ』『スカイハイカルマ』
『スカイハイ新章』全3巻
大好評発売中!!






『グランドジャンプ』で大絶賛連載中!!

大人気御礼! 今回は巻中カラーで登場!!



そして、更に朗報!!

本誌次号No.6は2/19(水)発売!!

本誌巻頭カラーで登場!! 巨弾32ページ!!


更に、遂に彼女が孵って来る!!
本誌巻頭グラビアにもイズコが光臨!!
漫画とグラビアの本誌・夢のコラボレーションが実現!!



そして、同日には超待望のコミックス第1巻も発売!!



人類の新たなる魂の軌跡が2.19から始まる!!




読者にとって堪らない喜びの連発ではありませんか。
これはもうお祭りですよ。嬉しくて仕方がないです!

無論、今までの本誌と共に、次号も永久保存版です。


それでは、今回の感想へ。

以下は今回の内容に触れた感想です。ご注意を……。



presented by Tsutomu Takahashi
髙橋ツトム

天間荘の三姉妹 スカイハイ

#12 血の糸




■大人気御礼! 巻中カラー!!

バンザイ!!

前号の予告の時点でときめいて、ワクワクして待っていました。

このカラー扉が実に良いですね。視線と口元が愛らしいですね。
全体的に落ち着いた色合いで、和服とも見事に合っていますね。

こちらと次号予告の一文は、時事ネタってことですね(一応)。

ページの邪魔にはなっていないと思いますし、私的にはアリで、
遊び心としても良いと思います。担当様、グッジョブですねー。

単純な続編とは違い、新たなる挑戦である本作の重大な要素に、
即ち『癒し』『旅館』とも、見事にマッチしていますからね。

次号の巻頭カラーも楽しみで仕方がないです! 期待してます!



さて、本編の感想へ。

■火と一人二人

イズコと話した優那ちゃん。

現世に戻る決断もできずに、
天国へ旅立つ決断もできず、
どちらも自分で選べない中、
イズコから提案されました。

優那ちゃんが火を放ってしまった天間荘の温泉。

そこで彼女が自分で行き先を決められないなら、
彼女の魂は、この業火と共に燃え落ちるのだと。

そして、この世界でも臨死になりなさいと……。

即ち、現世でも天世でも臨死になる優那ちゃん

自分で決断ができないなら、呼びかけを待てと。

現世と天世、二つの世界で、先に声をかける者。

その人が、優那ちゃんと一番繋がりたいと思っている人であると。

自分で決断ができない彼女は、聞き入れました。


その選択
受けたまわり
ました


イズコが伸ばす手から炎が放たれて、臨死に……。

『天間荘の三姉妹 スカイハイ』#10 こんなアタシでよければ…参照)



今までで最も大きな展開であり、
今までとは違った選択でしたね。

うん

呼ぶよ

何度でも


最初に彼女に呼びかけたのは、たまえちゃんでした。

『天間荘の三姉妹 スカイハイ』#11 嘆きの町参照)

以上が、優那ちゃんが天間荘に来てからの展開です。

そして、気になる今回。ここで更に大きな展開……!



■三姉妹なんだから

なるほど、たまえちゃんが目覚めた朝から今回は始まりました。

そして、彼女が起きて部屋を出た後、優那ちゃんも目覚めます。

優那ちゃんは「自分を最初に呼んだのは誰か」をはっきり自覚。

これは決定的でしたね。

しかも、たまえちゃんと一緒にいようとするということは……。

たまえちゃん自身が真実を知ること、そして決断に繋がります。



特に、のぞみ姉さんとしては堪える展開ですね。

いつかは来ること、避けられないことだろうと、
やっぱりイズコや恵子ママの感覚とは違います。

例え、母親は別であっても、妹なのですからね。

かなえ姉さんは口数が少なく、表情も極端に変わるほうではないですし、
それでいて、ピンポイントで真理を突く発言が鋭く、それぞれに魅力が。

『天間荘の三姉妹 スカイハイ』#9 どこどこくるにゃん参照)

上記の通り、たまえちゃんに対して、台詞としても表情としても、
フタリのお姉さんでは、のぞみ姉さんがわかりやすい方でしょう。

長女であり若女将であり、恵子ママと最も長く過ごしていたのも、
大きなところだと思います。のぞみ姉さんに強く共感を覚えます。

やっと出逢って、知り合えた三ツ瀬の人、
初めて友達になれた海咲さんとの予定に、
意気揚々とするたまえちゃんに対しても、
それを引き裂くという嫌な役回りなんて、
のぞみ姉さんが実に気の毒なところです。

勿論、イズコや恵子ママの考え、言わんとすることは重々承知ですけれど、
理屈ではなく、心情的にも三姉妹は一緒であってほしいなと思っています。

尤も、それが叶わないであろう現実が、この作品の根幹と言えますけれど。

母親が違うというだけではなく、三姉妹でたまえちゃんだけが違ったこと。

即ち、たまえちゃんだけは生者で、まだ現世に命があることです。

天間の三人はもう二度と天世からは戻れない魂。死者のままです。



最初に知り合った時から、イズコに連れて来られた時から、
いえ、それ以前のあの日から、これは必然の運命です……。

優那ちゃんだけではなく、たまえちゃんも、天間の家族も、
それぞれがそれぞれに決断しなければならないという事実。

親と子でのの繋がり、夫婦、親と子の関係性なども含め、
改めて本作の家族構成、人間関係の構築に唸らされますね。

だからこそ、のぞみ姉さんの今回の台詞は嬉しかったです。

結局ね
お母さんは
お父さんの事が
イヤなんだ

だから
たまえの事も

あの人の娘だから
嫌う

だけど
アタシは違う

たまえとは
血がつながって
るんだ

のぞみ

かなえ

たまえ


三姉妹
なんだから



今までも含め、恵子ママとぶつかってきたのも意味があり、
今回のぞみ姉さんが怒って口にした言葉も、響いたところ。

返す返すも、異母姉妹という設定は、重要なところですね。

今回の名場面。のぞみ姉さんの涙の表情が忘れられません。

よくぞ言ってくれたと私は思った場面です。三姉妹だよね。



一方、たまえちゃんは俯いて、一人で砂浜を歩いています。

そこに優那ちゃんが。このフタリの展開は要注目です……。

……やっぱり、そうなるのね。

以前の感想でも、優那ちゃんについて散々言及しましたが、
やっぱり、彼女は他人への依存が非常に強い子ですね……。

心の呼びかけをした者と、呼びかけられた者ではあっても、
この辺りは、今時の子らしいなと思いました。ニクイ作劇。

もう、くるにゃんなんてどこへやら、って感じでしょうね。

たまえちゃんも共依存に陥るとは思ってはいないのですが、
彼女も同い年の女の子だし、今のこの展開ですからね……。

少なくとも、優那ちゃんはどっぷり依存していますからね。
話を聞き出す前後それぞれの台詞と表情からも明白ですね。
先生が意図された描写でしょうね。特に後者が顕著かなと。

と思ったら、その次の場面で更に強烈なのがありましたね。
洞窟の中でタクトを視た後の場面。今までで最も強烈です。

他人への依存だけでなく、束縛願望がこんなにも強いとは。

常に他人という対象、鏡がないと自分自身が保てないのは、
いかにも今時の子だなと。この辺りも実に巧い作劇ですね。


「一緒にいたい」という優那ちゃんの思い、今までの行動、
ある意味で、一貫していると言えます。対象は変わっても。

優那ちゃんがたまえちゃんと接して、一緒に居たがるほど、
たまえちゃんが真実を知る瞬間に近付く訳で、要注目です。

海咲さんと逢えないという展開が辛く、もどかしいですね。




■スカイハイ/海と空と怨みの門

そして、現世?

ここで現世が描かれるとは……!

何事かと思ったら、なるほど。ここで津波で流された笛が。
海咲さんがイルカショーで使っていたあの笛でしたね……。

髪の毛が絡まっているのが、また何とも痛ましいです……。

ここで、この描写があるということは……。

ああ……。隣のページには怨みの門が……。

一連の展開に続く今回の前半から、ラストがこの展開とは。

怨みの門でイズコが話しかけている相手は、大矢海咲さん。

イズコが真実を告げました。既に魂だけの存在になったと。



そして、三ツ瀬の街とはお別れするしかないと、宣告……。



海咲さんも真実を知りました。

いよいよ急展開になりそうです。何とも言えない心境です。

海咲さんは、たまえちゃんの『臨死』とは決定的に違って、
天間と同じ『死者』であり、もう現世には戻れない人です。

この決定的な差が、今回の一連の展開でも重要な点でした。

イズコの出番と、本作における役割が絶妙でニクイですね。
今までの『スカイハイ』と違う『スカイハイ』である証拠。



感想もギリギリセーフで、これで心置きなく次号の待機を。

本誌最新号の発売と、巻頭カラーの本作に胸が高鳴ります。

今日、改めて本誌バックナンバーを再読して過ごしました。
これがまた味わい深かったです。良い夜が過ごせましたね。

過去の『スカイハイ』シリーズ『ヒトヒトリフタリ』も、
また読み返したいと思っています。今日は実に良い夜です。

■BGM

島谷ひとみ『あなたを胸に生きてゆく』

この楽曲は、15周年記念アルバムに初収録されました。
ビデオクリップを視ていると、本作の『現世録』も連想。
映像の方も、15周年の歴史を感じる仕掛けがあります。

今、こうしてまた先生の新たなる挑戦である新作を読めるのも、
読者として時の流れを感じます。生きていることに感謝ですね。
今年は先生の新連載も決定ですし、毎日を大切に生きたいです。
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