日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

巴亮介『ミュージアム』Vol.21/お仕事見学の刑  

以前にも触れましたが、ネタばれが云々といった検索語句で来る輩が多く、
毎日毎日よくもまあってくらい絶えず続くので、辟易している現状ですね。

私はそういう輩が嫌いです。うちとしては一切関わりたくないです。
これも以前に書いたことですが、改めてもう一度警告しておきます。

自分で買って読め。

本誌もコミックスも全国に並ぶのですし、何も難しい話じゃないのですが。
漫画喫茶やネットカフェで読むこともできるし、それは正規の利用法だし。

IPも全部残ってますし、毎日繰り返す輩が多い現状も把握しております。

作家さんや編集さんの利益に繋げず、自分でお金を出さないとは言語道断。
無銭飲食で空腹を満たすようなもので、泥棒や万引きと同じなんですよね。
そんな低俗な汚い輩が漫画シーンを衰退させて、自分の首を絞めるのです。


好きな作品、興味がある作品、知りたい展開があるのは充分にわかります。
それに対して、自分でお金や時間を費やすのが当たり前で、最低限の礼儀。
それができて初めて『読者』や『ファン』を名乗ることができるのですし。

『東京喰種-トーキョーグール-』でもそうでした。
同様にマナーの悪いピンチケが多く、読者を名乗る泥棒紛いの人間もいて、
いよいようんざりしたので警告して、続けたら一定の効果が見られました。

こちらはもうちょっと年齢層が高く、まともな受け手が多いかと思いきや、
クズはどこにでもいるのだなと。漫画ファンとして、非常に悲しいですね。






閑話休題。

愛読者でうちにいらっしゃる方にはお詫びを。

私もこんなこと書きたくないし、最初から書かなくて良いのがベストです。
毎日の更新は遅れないように心掛けたものの、上記のクズに辟易してます。
本当は買った当日に更新できたのですが、上記の理由で後に残してました。

以下は、今回の内容に触れた感想となります。未読の方はご注意ください。



『週刊ヤングマガジン』で大絶賛連載中!

連続殺人犯〝6月の蛙男〟の〝私刑〟は終わらない。もう誰にも止められない!

殺人犯を追う刑事・沢村久志。悪魔に破壊された彼の心が、悪魔の色に染まる!


話題騒然、恐怖濃縮ッ!!
YMCK『ミュージアム』第1&2巻
超絶絶望大解禁中ッ!!




The serial killer is laughing in the rain.
 [museum]
ミュージアム

 PRESENTED BY
巴 亮介
 RYOSUKE TOMOE


Vol.21/お仕事見学の刑




予想していたことで、以前に感想でも触れていたことが的中したと言える回。

「顔を隠せる」ということは、『性別』も誤魔化せる訳で、遂に来ましたね。
そして、同じマスクが複数あれば、更にあれこれと翻弄させられる訳で……。

巴亮介『ミュージアム』Vol.13/古い屋敷参照)

即ち『仮面』という要素が活きた回であり、
文字通り「本作が違う表情を見せた」展開。

何気に、自分でも知らないうちに、こちらでもさらっと触れていたのですね。
ベタすぎてないだろうなという考えを書いていたら、それだったってことね。

巴亮介『ミュージアム』参照)



結論から書くと、以下のような展開かと。

沢村から逃げた〝霧島早苗〟が、もう一つの『仮面』を被せた相手こそ、
『沢村遥』さんで、〝6月の蛙男〟に仕立て上げられた
という訳ですね。

将太くんは背格好からして有り得ませんし、そもそも監禁されています。

遥さんのあの時の台詞がここに繋がるなんて……。なんて残酷かと……。
主人と息子「は」ということは、自分の犠牲は覚悟で、その結果が……。


初読の時点で、一瞬モヤモヤしたのですが、それも再読して納得でした。

『マスク姿の人物』が二人いるから、そこで混乱しかけたのですけれど、
これも意図的な構図であり、ちゃんと読めば納得できるのでフェアです。

コマ割りで分割され、それらを追って読み進める漫画の構図においては、
普通は「向き合った二人」の位置関係が逆になることは良しとはされず、
別の内容(瞳のアップ、場面転換)などを挟んでから変えるのがベター。

バトル漫画で、右と左にキャラクターがいて、攻撃する場合などが顕著。

それを敢えてこうしてみせた(魅せた)のが素晴らしく、思わずニヤリ。

沢村から逃げて走った方が「ハッ ハッ」と息を切らす方。当然ですね。
対して、逃げた先の一人が「ブル ブル」と震えている方。明確ですね。

本編12ページ目では『息を切らす前者が右側に描かれた』構図でした。
続く13ページ目では『1コマ目が同様の構図で、右側』のままでした。

次の『2コマ目で、位置関係が入れ替わった構図』になっていましたね。

走っていた方が『フードが脱げている』ことからも、はっきりわかるし、
何よりも「私刑執行」と口にした方の『仮面』の下の歯からも明白です。

あの『歯』は、正に沢村に殴られた〝霧島早苗〟の方で間違いないかと。
遥さんが〝霧島早苗〟に、同様に殴られてきた可能性もありますけれど。


順番は前後しますが、ここで冒頭へ。

1ページ目から屈辱的な言葉を容赦なく浴びせる〝6月の蛙男〟の嘲笑。

2ページ目と3ページ目で、こちらは前回から続く沢村の怒りが極限に。

また、あの言葉を叫んだ沢村……。



そこから、遂に沢村が発砲しました。



もう彼は躊躇しません。最愛の妻子を殺された(と思い込まされた)彼。
正に、あの言葉の通り。沢村の怒りと哀しみは臨界点を越えてしまって、
最早「境界線を踏み越えた」状態です。狂喜の刑事の咆哮が哀しい……。

沢村が発砲した一発目、その次のページで関端班のみんなが気付きます。
ここで銃声を聞き取ったのは大きいし、彼らの出番とタイミングも重要。
途中、裸足で走る沢村がガラスの破片で足の裏を切ってしまいましたが、
この出血も、後に響いてくる要素かと。文字通り、血の『足跡』ですし。



沢村は、冒頭から数えて5発撃っています。

2発目と3発目は立て続けに、あとの3発はそれぞれに別のタイミング。

つまり、沢村の拳銃に残る弾丸は、あと一つ。直線状に捉えた瞬間です。
その直前のページで、今までの『別離』が去来する構成が、何とも……。

銃を向ける沢村。

彼は叫びました。

復讐の言葉……。

ここで、銃口を向けられた〝6月の蛙男〟は『フードを被った』方です。
その奥に、沢村と垂直の位置関係にある方が『フードが脱げた』方です。


これが『お仕事見学の刑』だったのですね。



あまりにも残酷すぎる仕打ち……。

最愛の妻子と仲間を殺された怒りで、仇である殺人犯に対して復讐の時。

怒りと哀しみに満ちた沢村が殺す相手こそが、妻の遥さんだなんて……。



実に陰湿極まりなく、より深く衝撃と絶望を与える巧妙な仕掛けですね。

一度、死体に見せかけた『擬装』で、妻子が死んだものだと思い込ませ、
沢村を絶望の淵に叩き落として、そこから最後の力で対峙した彼に対し、
「実は二人とも生きていた」現実と、「自分が殺してしまった」悲劇を。

あの『擬装』と、もっと言えば監禁からパスワードまでの一連の流れも、
そこで与えていたハンバーガーも、総てが文字通り「練り込まれた」策。

「妻子は既に殺されていた」誤解と、「自分が喰った肉だった」誤解を。

この一連の仕掛けこそ、「沢村を本気で怒らせ、一線を越えさせる」為

「本気で自分(に『擬装』した妻)を殺しに来てもらう」為なのですね。

怒りと哀しみで壊れ、一線を越えてしまった刑事が殺そうとする殺人犯。
その相手が妻で、殺してしまったなら、本当に沢村は精神崩壊でしょう。

妻子への想いが強ければ強いほど、怒りも哀しみも当然強くなりますし、
怒りと哀しみが強ければ強いほど、彼の絶望は計り知れないほどに……。



それも、霧島早苗が「両親を殺され、コマ切れにされた」過去を思うと、
彼の『擬装』も、偏執的なまでに拘る狂気の『芸術』も、なるほどなと。
大橋茂の事件以前に、総ては過去のこの事件が始まりだったのでしょう。

巴亮介『ミュージアム』Vol.13/古い屋敷参照)


とことん容赦なく残酷な〝6月の蛙男〟の『作品』が完成する瞬間……。

沢村の銃弾が命中してしまうのが先か、それとも、直前で遥さんが……?

以前から書いている関端班も重要ですね。彼らの到着が先になれば……。



ともあれ、ここで終わるとは思っていませんし、まだまだ続くでしょう。
では、この先がどうなるかと言えば、いつもながら先が見えないですが。

本当、毎回が最終回直前じゃないかというくらいの極限の緊張感ですね。
この緊張感こそ本作ならではの魅力です。毎週楽しみで仕方がないです。
関連記事
コメント

昔の記事に失礼します。

私はコミックをきちんと買って読んでいますが、ネタバレ記事を検索してレビューを見たいのでよくやりますよ。そういう方も多いと思います。
いろんな人がいますが、まあ最近は漫画にしてもCDにしても友達に借りたり違法な手を使う人はいますからね。参考までに。

たもこ #- | URL
2015/11/27 13:51 | edit

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://februaryxxxx.blog.fc2.com/tb.php/1861-0f1bac32
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。