日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『不能犯』第8話 神待ちサイトの悪魔 後編  

初の前後編ということで、今までとはまた違った読み味がありました。
コミックス第1巻の発売も目前ですし、来年の展開にも期待してます。

2014年1月9日 コミックス同時発売!

『不能犯』第1巻発売!!
『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』第17巻発売!!


ウロボロス×不能犯

新潮社×集英社・2誌合同 神崎裕也先生スペシャルフェア決定!!



以下は今回の内容に触れた感想です。未読の方はご覧になりませんように……。



集英社『グランドジャンプ』で大絶賛月イチ連載中!
驚愕のサイコサスペンス! 今、最も恐るべき真実。


その赤き瞳は総てを飲み込み、視界の総てに狂喜する。
依頼人と赤き瞳が交わった時、世界が狂気へと染まる。



原作:宮月 新
作画:神崎裕也


 能  impossibility defence


神待ちサイトの悪魔 後編

別所が宇相吹にやられるのは当然のことで、
それは読者なら誰もがわかりきったことで、
読者が気になるのは、その犯行方法ですね。

そして、多田さんと別所との関わりですね。
同じ杉並北署の人間というのが堪りません。



冒頭から宇相吹の問いかけが。今回は彼女に対して。
この場面が後に活きるとは、いつもながら秀逸です。
当然ながらここでは真正面から向き合う構図ですが、
今回も横顔でのあの視線が散見されてニヤリでした。

4ページ目の5コマ目、5ページ目の2コマ目など、
私を狙い撃ちのあの瞳が堪りません。これだよなあ。

早速、多田さんと別所が接触。そして宇相吹の元へ。
逃げも隠れもせず堂々たる宇相吹の余裕が良いです。

「仮に」を繰り返しながら、多田さんに話す宇相吹。

読者としては、この彼らしい白々しさがニヤリです。

前々回、前回と続いてきた多田さんと宇相吹の会話。
今回で更に突き詰めた形で、答えまで提示する余裕。

ちなみに僕が仮に
誰かから依頼を
受けたとするならば

僕を止める方法は
2つ―――――…

①僕を殺す

     もしくは

②依頼人を殺す



宇相吹自身から明言された『僕のルール』。
これは頭に留めておかなくてはなりません。

今までの依頼も、確かに彼の言う通りです。
ルールは当然と言えば当然で、単純ですね。

ここで宇相吹がわざわざ口にしたルールは、
換言すれば、彼の絶対の自信が窺えますね。

この二つに該当しない限り、必ず遂行する。

警察に対するその宣言と見て良いでしょう。



今回の被害者以外の当事者、重要人物が三人も、
ここであっさり揃い、そして宇相吹の切り返し。
前半の時点でやられましたね。インパクト絶大。

となると、後半に期待と緊張感が倍増するのも、
読者として当然ですし、この怖さも魅力ですね。

なるほど、多田さんの純粋でひたむきな想いが、
熱く燃える想いが、別所に利用されるとは……。

同じ杉並北署に悪人、依頼人がいる事実に加え、
更に悪人を凶悪に描く描写が痛烈でもあります。

彼が信じる正義、所属する同じ署に人でなしが。
この皮肉は堪えるでしょうね。巧い作劇ですね。

善人とか悪人って何? そんなものは関係ない。

そんな宇相吹の言葉は、確かにリアルな一面も。



別所にまんまと唆されて、トントン拍子の展開ですね。
監禁部屋がこんな形で活きるのもニクイし、納得です。
加えて、この部屋が6階というのも巧い設定でしたね。

なるほど、別所の最期がこれだから、6階だったのね。

彼の死の寸前、多田さんに宇相吹の言葉が過ぎります。
この場面も強烈で気に入ってます。呪いのようですね。

僅かな躊躇。

伸ばした手。

そして……。



自分の信じる正義を貫けなかった多田さん。
何とも痛ましいその姿に、更に追い討ちが。
さすがは宇相吹。とことん追い詰めるなあ。

多田さんって、宇相吹には最も楽な相手で、
その脆さに興味を抱かれるタイプでしょう。

横顔からの視線も大好きですが、今回は舌を出してみせる宇相吹が!
これも堪らないものがあります。神崎先生が描かれる宇相吹が最高!



今回の依頼で重要なポイントは、宇相吹が口にしたルールの通りで、
ボタンの掛け違えのように、僅かなズレとタイミングの差でしたね。
「二人の依頼を受けた」というのも、今までにあった本作らしい味。

多田さんも彼女も『決断』がもう少し早ければ、変わっていました。

別所も彼女も、本人と親の違いはあれど、社会的地位や保身の面で、
共通しているのも皮肉ですし、実に巧い設定でしたね。なるほどね。

憎らしいくらい爽やかで胡散臭い笑顔で、青臭い正義感を真っ向から否定。
そんな宇相吹からの挑戦状。宇相吹と多田さんの今後の展開も期待大です。

最後のコマの宇相吹がまた堪りません。このアングルでこの視線って良い!
そして、あの台詞がここで来るんだもんなあ。やっぱり宇相吹が好きだわ。

年末発売の本誌次号、そして年明けに遂に発売されるコミックスにも期待!
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