日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『白雪姫と7人の囚人』第50話 D-Day  

最新コミックス第4巻も入荷日にダッシュで購読して、
既に本誌も51号も購読して、第51話も読んでます。
つまり、感想の方だけが遅れる形になっておりますが、
無論、最後の最後の最後まで私は変わらず応援します。

以下は今回の内容に触れた感想となります。ご注意を。
本誌未読の方には、本誌購読されることを推奨します。

なお、コミックス第4巻収録内容は勿論のことですが、
作品の外でも、私的にとても嬉しいことがありました。
こちらについても、ニ分割した以下の記事で触れます。



『週刊ヤングジャンプ』で大絶賛連載中!

『週刊ヤングジャンプ』公式サイトで、『白雪第一閲覧室』も毎週公開中!

『集英社ヴォイスコミックステーション-VOMIC-』で、声で読む漫画【VOMIC】も配信中!

コミックス第3巻発売中!

コミックス第1巻重版完了!!

最新コミックス第4巻、11/19発売!!



あの日、埋め込まれた悪魔の種。
あの日、貴方の欠けた心と半身。

倒れるなら前へ、前へ。前へと。
仰向けではなく、うつ伏せでも、
この生命のバトンを繋ぐ為……。




- 東 京 闘 争 戯 曲 -
白 雪 姫 と 7 人 の 囚 人
SNOW WHITE & SEVEN DWARFS

第50話 D-Day





前回のヒキからそのままの緊迫感が堪らないです。
そして、冒頭から尊くん、茜ちゃん、泉兄さんと、
それぞれの言葉が強く、深く突き刺さってきます。

もう冒頭の2ページ目だけで泣きそうになります。
今までの熱く激しく、そして悲しい運命との戦い。
愛読した日々と共に鮮烈に蘇ってきて、もう……。

おい!
兄キ…!!




さっき白雪と
何か合図
してたっぽい
けど…

オレは…
なにすりゃ
いいんだ?





…っ……

…ね…

ハッピーくん…

…ハ?

前に
ハッピーくん…

みんなが幸せに
なる方法なんか
ないって…
言ったけどね…

…してよ

いつもみたいに
笑ってさ

…みんなを…
幸せにして



おい 天城屋

お前が命をかけて
守ろうとした白雪が

お前の仇を討とうとしてんだぜ

これで白雪が本当に
救われて
何もかも終わったら

そっちで

あのときの稽古の
続きでもするか




もう、この時点で堪え切れませんでしたね。
やっぱり泣いてしまいます。冒頭から最高。
遂に辿り着いた運命の時。それぞれの極限。
天城屋副隊長の最後。それすら嘲笑う黒雪。
そして、囚われた白雪ちゃんに向かう勇姿!

少しずつ明らかになっていき、遂に前回ではっきりした黒雪の秘密。
正に無敵としか言いようがない驚愕の身体。絶体絶命かに見えた時。

『跳ね返し』と『再生』だけではなく、毒林檎との『同化』の力も。

つまり、『黒雪自身が毒林檎』であり、正にオリジナルであります。

以前から、黒雪と戦う時には果たしてどのようにして勝利するのか、
感想で何度か触れてきましたが、何と! これはやられました……。

『赤銅兄弟揃ったダブル攻撃』について書いてみたり
『白雪姫と7人の囚人』第37話 地獄絵図参照)。

『毒林檎を黒雪の体外に排出させる』ことを考えたり
『白雪姫と7人の囚人』第49話 D-Day参照)。

その場の思いつきしか書けなかったのが情けないと、我ながらつくづく感じてます。
そして、その総てが間違いで、それを越える展開を薮口先生なら描いてくださると、
私は信じていました。それは、正にその通りでした。間違いなく本作最高のバトル!

『赤銅兄弟揃ったダブル攻撃』ではなく、『兄弟で別々の役目』であり、
排出は『黒雪の毒林檎』ではなく、『白雪ちゃんのオリジナル』でした。

後者についてはリスクの面から断言できませんでした。
思い浮かんでも、どこかで認めたくなかったのかなと。
前回の感想で触れた「嫌な予感」とは、このことです。
それこそ、今回の尊くんの言葉にもあった通りの心境。

以前に一度、尊くんは『最適合』で復活していますが、
また白雪ちゃんに手を伸ばして毒林檎を掴み取るのは、
彼にはできないし、やりたくないことですからね……。

なるほど。『毒林檎(オリジナル)』と適合するとは。

そして、泉兄さんも格好良すぎますね。

攻撃が総てことごとく跳ね返されるのは嫌と言うほど思い知らされており、
そこでどうするのかと思いきや、『跳ね返される前提での行動』とは流石!
『跳ね返されることを逆手に取った』こと。こちらの方も、やられたなと。

『敵を掴む』力も、
『引っ張る』力も、
総て自分に『跳ね返って』泉兄さん自身を縛り付けることになる訳ですが、
その『敵の能力』を利用して、『距離を保つ』ことに繋げたのが燃えます。
そして、黒雪を取り押さえて『自分自身と共に動きを封じる』なんて……!

なるほど、泉兄さんは『捕縛』と『時間稼ぎ』で、
尊くんは『白雪ちゃんのオリジナル』と『適合』!

見事なコンビネーションで、これ以上ない最高の展開です!

無論、それを達成できたのも、茜ちゃんの活躍のおかげで、
天城屋副隊長の返り血に触れて、黒雪の秘密を暴いたこと、
白雪ちゃんの血にも触れたことで、彼の最大の魅せ場です。

そして、宗一くんと宗ニくん、藤丸くんとK・Kの活躍も、
忘れてはなりません。全員で繋いできた生命のバトンです。

ここまで来れたことも、渋谷の面々や中ノ下の援助も大きく、
この中の誰か一人でも欠けていたら、実現できませんでした。

無駄な生命など、一つもありません。総てが繋がっています。



そして、今まで生き抜いてきた者たち、犠牲になった者たち、
総ての生命がここに結実して、新たなる生命と繋がる瞬間が。



…白雪…

…ハッピーくん

きっと
大丈夫

ちびちゃんと

ちびちゃんの
血を信じよう




再生をもたらす
毒林檎(オリジナル)

きみも再生の
適合者になるんだ




尊くんがオリジナルを受け継ぐ瞬間です!

血塗れの哀しみと苦悩の決断の末に……。

彼が受け継ぐのはオリジナルのみならず、
彼女が100年もの間囚われてきた生命、
踏み躙られてきた尊厳と安らぎでもあり、
それはそのまま現在の都民にも言えます。

東京で生きる総ての人々の想いであるし、
虐げられ、囚われている人々の想いです。

そのことを痛烈に感じた場面でした……。

つくづく白雪ちゃんと黒雪との関係性や、
一人の独裁者に怒りの矛先が向かうのは、
設定としても作劇としても、残酷ですね。

だからこそ大逆転が燃える訳でもあって、
先生の情熱と読者の情熱がリンクするし、
一貫した作劇は流石だと思っております。



一方、竜一くんとK・Kについても、あの戦いの後まできちんと描かれ、
彼の本心が吐露されたのも良かったです。こちらについても先生に感謝。

ただ、正直この場面は意外で、驚きもありましたね。なんて残酷な……。

竜一くんも、そして卯月ちゃんも、洗脳された訳ではなかったとは……。
それでも、この二人も反旗を翻す機会を待ちながら耐え忍んだのですね。
卯月ちゃんの最期を思い返して泣きました。あまりにも不憫ですね……。

潮兄弟も、藤丸くんも、ボロボロに傷つき、明らかに肉体に異変が……。
なんとも痛々しいです。彼らの姿からも、今までを想起させられました。

今回で全員の場面をしっかりと描いてくださったのが、嬉しかったです。

本作は哀しみや苦悩だけではなく、心身両方の『痛み』も大きいですね。
それが文字通り作品の根幹にあり、血肉であり、正に毒林檎のようです。



…この感触…!

もう2度と…………



こんなこと
………
しないって決めて
たのに…!!




ハッピーくん
間違えないで

手前の心臓は
量産(コピー)毒林檎(グリムロック)
なんだ…

そのうしろ…
ぴったり
隠れるように―――…


あの医師…!!

血と話して
そんなことまで…

まさか突破口まで
見つけたと
言うのか!?


くっ……

白雪が助かるなら!
尊が確実に適合するなら…!


…動くんじゃ
ねぇよ…!!



…ああ……
  くそ…!!




お前が…        毒林檎(オリジナル)か…!!



    なあ…
    信じるぞ



    もう2度と……



誰も



     死なない……!




白雪!
天城屋のお墓
作んないとな!

みんなで!
…これからはずっと
みんな一緒だ!




―――これが…



       最後の毒林檎(グリムロック)だ……!!




長きに渡る独裁者の支配。そして白雪姫と7人の囚人たちの戦いも長く険しいものでした。
今までの出逢いと別離、哀しみと痛みの日々。その総てを受け止めた尊くんと白雪ちゃん。

尊くんの笑顔と、あの言葉に、思わず涙しました。
白雪ちゃんも涙目の中、ここで笑顔になりました。

今まで信じてきて本当に良かったです。号泣です。



一方、黒雪は自らの関節を外して逃れようとしましたが、
瞬時に気付いた泉兄さんが反応して、取り押さえました。

ここで黒雪は自分の無敵の能力を誇示しましたけれども、
それに続く泉兄さんの台詞が、そこに繋がっていますね。
このヒキの場面も見事です。今回の構成はとにかく秀逸!

…もっと
あがきやがれ…!

さて…?
てめぇが…

再生適合者の
恐怖を味わう
番だ……!




もう泣きっぱなしで燃えっぱなしでした。
盛り上がりっぱなしで、遂にこの展開に!

繰り返しになりますけれど、今まで愛読してきて本当に良かったです。
連載開始から今まで残してきた本誌を振り返り、つくづく痛感します。
薮口黒子先生に心から感謝します。最後の最後まで燃えて応援します!

■愛読の適合者より

冒頭で触れたコミックス第4巻に纏わる嬉しい話を以下に。

行きつけの書店の店長様と愉しく談笑させて頂く日々です。
お互いにオススメの作品や、プッシュしたい作品を話して、
感想や魅力について話したり、紹介し合ったりする日々で、
本作のPOPや陳列の仕方が非常に嬉しかったところです。
それもお伝えした上で、私からも本作をプッシュしました。
それならもっとプッシュしましょうとのお言葉を頂戴して、
いざ最新刊入荷日になってみたら……入荷量が大幅アップ!
遠目で見てもわかるくらい、あからさまに増えていました。
これはやってくださったなあ~と、思わずときめきました。
これは嬉しかったです! しかも既刊コーナーも更に盛況!

少しでも、適合者として、適合者の素質がある方に届けば、
本作が浸透して盛り上がればと思います。本当に良い作品!
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