日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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遅れに遅れているコミックス単独記事、
ずっと気にしながら過ごしてきました。
小説版の方も形にしたいところですね。

毎週の本誌感想をもっと手際良く……。
と、今更ながら痛感したりもしてます。
でも、マイペースでやりますけれどね。

収録内容は以下の通りです。

『週刊ヤングジャンプ』H25年14号~25号連載分を収録。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#069[過日]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#070[姉弟]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#071[二人]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#072[半端]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#073[火花]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#074[不屈]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#075[秘密]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#075-EX[妄想]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#076[狼煙]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#077[七棟]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#078[陽動]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#078-EX[鉄板]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#079[新光]

例によって妙なサブタイトルが紛れ込んでいるのはご愛嬌。
そして、この時期に本誌に掲載された作品の記事も以下に。

■関連記事
中山敦支先生×石田スイ先生『ねじまき鉤喰種』掲載!



コミックス第8巻を未読の方が、ここをご覧になっていても大丈夫な範囲でお話しますと、
11区「アオギリ」編クライマックスで、正に圧巻に次ぐ圧巻の展開で大どんでん返しも。
それについては帯にも明記されていますし、これくらいなら書いても大丈夫でしょう……。

本誌やコミックスで一度は読んだことがあるという方、これから読んでみたいという方は、
読み始めたのならば、この第8巻までは一つの区切りとして読んで頂けたらと思いますね。
尤も、一度読んだ時点で石田先生の世界に魅了されて、もう抜け出せないでしょうけれど。
続きが気になって仕方がないはずですし、この痛く哀しい物語の虜になっているはずです。

表紙のイラストとカラーリングにはやられました。非常に嬉しく、燃えるイラストでした。
刊行される前に、第7巻が「生まれ変わった第1巻」としてのカネキくんであるのならば、
「生まれ変わった第2巻」である第8巻には「一周した次の順番」でトーカちゃんと予想。
その上で、アヤトくんもそろそろ表紙かなと思っていたので、それぞれに的中の形でした。

石田先生ならではの塗り方や色彩の重ね方が堪らなく大好きで、アヤトくんも良いですね。
それだけに、隣のトーカちゃんには、「こう来るとは!」という驚きで、やられたなあと。

第7巻との統一性の意味でも、またカバー裏面が効果的に活かされているのも嬉しいです。

と言う訳で、詳細に触れた感想は以下に記事をニ分割して書きたいと思います。ご注意を。
特に、この第8巻は今までと比較にならないほど最も加筆・修正が多いので、それも言及。


■本誌掲載時とコミックスの相違点、加筆・修正のポイントについて

コミックス初読の時点で、すぐにあれこれ気がつく箇所がありました。
中でも、読者なら本誌を持ち出すまでもなくわかる回がありますしね。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#074[不屈]

それが、この回でした。

ちなみに、掲載時の本誌表紙は日南響子ちゃんでした。
『ヒナミ』繋がりでニヤリとしたことを思い出します。

さて、本題に入ります。

この回は篠原さんと黒磐さんが〝梟〟と激闘する回で、
その前の回に引き続き、凄まじい戦いが展開されます。

以下、1ページ目から順に列挙していこうと思います。

■1ページ目
このページは本誌掲載時と相違点はありませんでした。

■2ページ目
本誌掲載時では1ページ丸々〝梟〟で、台詞が被る形。
コミックスでは2コマの構成で、〝梟〟の顔がある形。
「火力不足」の台詞と〝梟〟は、本誌にはありません。

■3ページ目
上記の台詞は本誌掲載時は、ここで「火力不足だ」と、
そして、コミックスでは平子さんの台詞が増えてます。
本誌掲載時は左側のみだった吹き出しが右側にも追加。
この右側の台詞とは、本誌掲載時では2コマ目でした。
それに伴って、左手で左の耳元の血を吹く平子さんが、
コミックスでは右手で右耳の辺りを抑える構図に変更。

つまり、2コマ目を空けて修正される為に詰めた形で、
本誌掲載時では、2ページ目の〝梟〟の顔のカットが。

そして、問題の2コマ目です。

コミックスでは、お二人の「クインケ」の素体の解説。
これは本誌ではなかったことで、非常に驚きましたね。

■4ページ目
1コマ目の最初の擬音からして全く違った形でしたね。
本誌では「ブォン」、コミックスでは「ガゴ」であり、
お二人と〝梟〟との構図も、まるで違って新鮮でした。

2コマ目の「むが…!!」も台詞の位置が異なります。
3コマ目の「ポォ…」も同様に位置と字数が違います。

4コマ目は、本誌掲載時には『赫子』のカットのみで、
5コマ目は、概ね同じ構図ですが、本誌は真正面です。

■5ページ目
こちらは6コマ目まで同じで、あとの2コマが違って、
本誌では、〝梟〟の『羽赫』を飛ばすカットがあって、
その次に篠原さんが「クインケ」で弾く構成でしたね。

コミックスでは〝梟〟の肩の『赫子』と「クインケ」、
両者がぶつかり、次のコマでは構える篠原さんの構図。

■6ページ目
コミックスでは1ページ丸々使われていましたけれど、
本誌ではそのカットが左側で、縦にニ分割のコマ割り。
2コマ目は〝梟〟のアップに「ガキィ」と受ける構図。

■7ページ目
こちらの1コマ目の横長のコマに被さる小さいコマは、
本誌では篠原さんのコマで、コミックスと全く逆です。

■8ページ目
2コマ目と3コマ目に掛かる小さなコマの篠原さんは、
本誌にはありませんでした。それ以外は同じでしたね。

■9ページ目
5コマ目の篠原さんの眼が僅かながら修正されてます。
コミックス版の方が、より瞳を開いた絵になってます。

■10ページ目
特に変更点はないですが、本誌では見切れていた部分、
〝梟〟の口元の部分までコミックスでは見えています。

■11ページ目
ここは3コマ目の丸手さんだと、一目でわかりました。
石田先生の加筆・修正では『視線の変更』が特徴的で、
上に挙げたページ目の篠原さんもその一例であります。
そしてコミックス第6巻の感想記事でも触れた通り。

しかも、このページの彼は今までのそれとも違います。
視線どころか、顔の向きからして違っていたのでした。

本誌では馬渕の方を振り向かずに前を見たままの構図、
横顔で、右目までは見えていないカットだったのです。
コミックスは半分振り向いた状態で、擬音も違います。
擬音は、本誌では「ケッ」、コミックスでは「チッ」。

コマのスクリーントーンも本誌はなく、背景は白です。

■13ページ目
一見同じようで、西尾の左頬の汗の位置が異なります。

■14ページ目
■15ページ目
こちらはコマ数から絵柄から最早全く別物と言えます。

本誌掲載時の14ページ2コマ目のカネキくんの絵が、
コミックスの15ページ1コマ目に使われた形ですね。

本誌掲載時の14ページ3コマ目も、同じようにして、
コミックスでは15ページ2コマ目に使われています。

つまり、コミックスの14ページ目は丸々新規ページ。

ちなみに、本誌掲載時ではこの2ページに言葉があり、
台詞ではないものの、コミックスはより直接的な印象。

■16ページ目
1コマ目のみが同じで、あとは構図がまるで違います。
攻撃を喰らう場面も、本誌では側面からの構図でした。

■17ページ目
1、4、5コマ目と、言葉の位置も違っていましたね。
この言葉の内容も異なっており、また違う印象ですね。
コミックスより本誌の方が、一寸早く気付いた感じで、
後者の方が余裕というか、彼の確信と納得が強いかと。

■18ページ目
3コマ目の再生の場面が異なります。本誌は拡がらず、
露出した肌の部分のみです。何気に印象が違いますね。




最も顕著な回、というか劇的に異なる回をピックアップして書いてみました。

毎回の楽しみであるカバー折り返しは、ここで明かされるか……! と驚き。

『アヤト』くんの漢字が『殺 人』じゃなくて良かったです。いえ、本当に。
この字からも想像が膨らみますし、お父さんの想いや含意も汲み取れるかと。
『絢』には「美しい」「疾い」という意味もありますから、合ってますよね。
『都』には、お父さんから「無事に生きて暮らせるように」という含意かな。

そして、以前の感想で触れてきたお父さんの名前。

今から思えば作劇の意図からでしょうけれど、[キリシマ]と命名しないで、
[アラタ]であったのはミスリードかなと考えていた時もあったのですよね。

あの「クインケ」が出て、その後であの『指輪』ってストレートすぎかなと。

『アラタ』は下の名前だけではなく『名字』に使えるであろう点も考慮して。
『ウルトラマン』のハヤタを下の名前だと誤解している人もいるようですが、
彼のフルネームは『ハヤタ・シン』であり、下の名前が『シン』ですからね。

という例も挙げて書いたら、撃沈したという(笑)。
深読み(付加読み)しすぎて滑ったパターンですね。

そして、重要なことをもう一点。

『骸拾い』の名の通り、好戦的ではなく、死体を選んでいたことからも、
彼と『赫者』とはかけ離れた印象があったのですが、そうだったのかと。
この点も、上記の「クインケ」に関する考えに繋がった一因であります。

夜中にこっそり死体を拾っていたのは、子供の問題もあった訳ですから、
それも頷けますけれどね。だからこそ、何とも哀しいものだなあと痛感。

こういった設定一つ取って見ても、石田先生はドラマの味付けが秀逸で、
必ず悲哀があり、そこを汲み取り、抉り取ることは相当な苦労でしょう。
お父さんとの幼少時のエピソードは特に印象深いところでもありますし、
読み返す度に胸に込み上げるものがありますね。とても大切なお話です。

これから、本作がどのような展開を魅せるか、衝撃を与えてくれるのか、
毎週期待しながら本誌とコミックスを楽しみにしてます。応援してます。
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