日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『東京喰種‐トーキョーグール‐』#096[潜行]  

いつもながら『東京喰種週報』が素晴らしいですね。
先生は勿論のこと、編集さんやデザイナーさんなどが、
一丸となって情熱を込めておられるのが伝わってきます。

以下は今回の内容に触れた感想です。ご注意くださいませ。
本誌未読の方は、これより先をご覧になりませんように……。



……というスタイルで毎回の本誌感想を書いているのですが、
うちをきっかけに本誌リアルタイム派になった方がおられ、
ツイッターでお言葉を頂戴できたのは収穫だったかなと。
以前はコミックス派だったそうで、なるほどなあって。

これで担当M様に少しでも恩返しできたのであれば、
マイペースでも続けた意義はあったのかもなあと。

本当、ヤンジャンは良い作品だらけですからね。
歩留まりの高さは漫画雑誌の中でも随一だと、
勝手に思って定期購読する幸せな日々です。

本当、毎週の多幸感って段違いですもの。

さて、本題に。



深く、潜れ。

新区の先へ。

sink...

think...

深く、抉れ。
辛苦の道を。

真紅の色へ。


辿り着く子宮の先に、お前と同じ眼をした奴らがいる。



     #096[潜行]
トーキョーグール
東京喰種 石田スイ




少し前にも書いたように、連載100回も目前で嬉しい限りです。
連載第96回目に〝クロ〟が登場というのも、実にニクイですね。

いよいよ「24区の壁」を越えて、最深部へ……。

月山や万丈さんの台詞にもある通り、ここはまるで雰囲気が違いますね。
住宅の地下にしては異質すぎるし、何かよからぬ研究施設に見えますし。
「肉の壁」という機能と虚飾からしても、悪の秘密組織さながらで良し。
生来の特撮者である自分には、これらの要素はもう堪らないところです。
むしろまさしやエンブリオを連想してニヤニヤするのも先生の読者の性。

水面から出てきた〝喰種〟は、嘉納教授のラボにいたのと同じタイプで、
『実験台』であり『失敗作』でしょう。最早、〝喰う〟ことの欲のみで、
何とも惨たらしいものですね。ここで倒されて終わりではないのが重要。

この〝喰種〟が『赫子』を発現させたと思えば、自分を突き刺す……!?

『共喰い』ならぬ『自己(事故?)喰い』と言ったところでしょうかね。

「24区の壁」と共に、この現象は極めて重大な事実と言えるでしょう。

どちらにも『赫子』の意思を感じますね。つまり、意識があるのですね。

前者は言うまでもなく、敵から逃れて身を守る為で、文字通り防壁です。
後者は、私的に『赫者』と関連付けて考えてみたいところでもあります。
そして、こちらは内蔵型時限爆弾のように『口封じ』にも使える訳です。
奇しくも、特撮の怪人が爆発四散するだけでなく泡状に融解するように。
ショッカーの戦闘員が、秘密漏洩を防ぐ為に会話能力を奪われるように。

前者が「クインケ」と同じ理屈であれば、嘉納教授は尚の事真っ黒かと。
〔CCG〕にもGFGにも関わり、〝喰種〟で『実験』してきた男こそ、
この技術を最大限に活かせたことでしょうし、実際に見ての通りですし。

ただ、気になるのが、こちらは〝喰種〟が作り出した技術という点です。
しかも、24区の〝喰種〟のみが知り得るものです。ということは……。

嘉納教授も、そして勿論「アオギリの樹」も、24区と接点があるかと。

嘉納教授がそちらの連中に深く関与している可能性も考慮しております。
次々と明らかになる嘉納教授の真実から、考えれば考えるほど驚異……。

〝シロ〟と〝クロ〟のように、まさかこの「肉の壁」も〝リゼ〟を……?
などと一瞬思ってしまいました。〝大喰い〟の『赫子』は今後も要注目。

今までの行動は「アオギリの樹」から離反して、対抗する為なのかなと。
これは以前から書いてきたことの一つですけれど、それが順当かなって。

そして、その為の戦力の一つとしてカネキくんは「造られた」のかなと。

これも以前に触れたことですが、〔CCG〕の方も気になってきますね。
嘉納教授には現在も〔CCG〕の協力者(あるいは内通者との接点)が、
そういった存在がいるのではないかという気も。海外のドイツも含めて。

捜査官になりすました〝喰種〟がいるかもしれないと以前に書いたのは、
流石に飛躍しすぎだと思いますが(検査とゲートで一発アウトですし)、
『Rc抑制液』がありますし、鈴屋什造が案外それかとぶり返してみたり。
什造の『Rc数値』と、家族構成も含めた今までのことが気になりますね。

今までにも散々好き勝手書いてきた自分のおバカな予想や憶測の数々が、
オミットしたつもりのものも含め、ここに来てまた気になってくるとは。

本作は「繰り返す」作劇が実に巧いことも、今までに触れてきましたが、
今まで考えたことも整理して保留しておこうかな。こっちも繰り返しで。

尤も、私のようなおバカの思考など石田先生の掌の中だと承知してます。
その上で思考で遊ぶこと、翻弄されることが毎週の楽しみでもあります。

「繰り返す」作劇とは、実際には円を描くような単純なループではなく、
『螺旋』のように、少しずつ因果から解き放たれるが如く足掻いてます。
ここからもカネキくんと重なるように感じており、つくづく構成に脱帽。



少し前までの展開、会話で進行するそれぞれの展開とは違った魅せ方で、
いよいよ真実に迫ろうとする中、石田先生の緊張感の演出が秀逸ですね。

今回は会話もアクションもドラマも、見事にとことん魅せる構成でした。
いつもながら今回の魅せ方の巧さに唸らされるし燃えるし、最高でした。

カネキくんが『鱗赫』を放つ時のコマが格好良すぎて堪らなく好きです。
右手を握り締め、左手は開いて前に出して、なんというヒーローポーズ。

そして「噂をすれば…」から、見開きページの構図が格好良すぎますね。
ここで遂に対峙するという重大な場面に、この構図が素晴らしいですね。

立ち位置が間違っているマダムと、三人組の台詞もツボなところでした。

石田先生ならではのバトルのコマ割りやリズムなども大好きなところで、
読んでいて燃えていたら、ページを捲って色々な意味でビックリですね。

登場の仕方
間違えた!


ナキ、逆の意味でとことん外さないねー。実に「オイシイ」です。
石田先生の味付けも「ちゃんとわかってる」のがまた最高(笑)。

いやあ、まさか緊張感全開のこの場面で笑うことになるとは。
次の台詞までおバカだもんねー。リンパ腺が痛いです(笑)。

ツッコミ役のエトがまた可愛い&オイシイもんなあ、もう~。

流石、田口さんを拷問して直接吐かせただけあって、
〔CCG〕より「アオギリの樹」が先に来ましたか。

ともあれ、〝シロ〟と〝クロ〟だけでも厄介なところに、
「アオギリの樹」からナキとエトまで現れて騒然の展開!

そして、読者なら「ヌッ」の時点でわかったところです。
もう一つの脅威が、もう一人に迫ることになりましたね。

ここでも「繰り返す」作劇が実に効果的に活きています。

月山が気付いた通りで、ここにいない〝奴〟が、
単独行動のカネキくんの前に立ち塞がりました。

鯱と再び遭遇です。一対一なのがニクイですね。

「機ッ」の次は「噴」で、こちらも完璧ですね。

『ジョジョの奇妙な冒険』のヌ・ミキタカゾ・ンシ(支倉未起隆)が、
「カタカナでしゃべるなッ!」と怒られた人(宇宙人?)なのに対し、
こちらは「漢字で喋る」男。言葉遊美好きとして今後も楽しみですね。



ふと思いましたが、前回のラストで嘉納教授が言った言葉で、
〝たくさん〟とは、「アオギリの樹」も含めてだったのかと。

モニターから視えていたのは、カネキくんたちだけではなく、
あの時点で「アオギリの樹」も侵入して気付いていたのかと。

それでもあの余裕だとするのなら、ますます脅威ですね……。

いずれにせよ、こうなることは想定していたことでしょうし、
そんな仮定は、このサイエントスの前では些末なことですが。
そうだとすれば、読者的には「灯台暮らし」だったという話。

今まで書いてきたように、嘉納教授の覚悟はこれだけでなく、
〔CCG〕が真相を知って迫ることすら、余裕なのでしょう。



親を殺された少女と、親を亡くした青年との対峙だとすれば、
カネキくんのテーマは、ある意味で『親殺し』に近いもので、
作品の根幹を貫くカネキくんの存在に、今後も期待してます。

また時間を確保して、まったり再読などもしたいところです。

■Ghoul's talk 1
前回で触れた本誌の『BEARS TALK』に、ご登場! バンザイ!

と言う訳で、このナイスタイミングに思わず歓喜!
次回のご登場もコーヒー片手に楽しみに待ちます。

■Ghoul's talk 2

BGM&Inspired by...

Gargoyle
『もしも私が世界のルールなら』
『MARK』
『影王』
『黒い花』
『黒』

Battle Gargoyle
『武装せり』
『神殺し』

DEAD END
『Embryo Burning』

CHIHIRO
『永遠』feat. Tarantula from スポンテニア
『片想い』feat. GIORGIO 13
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