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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『極黒のブリュンヒルデ』第72話  

感想が周回遅れギリギリプレイという高等テクニックです。

今回は本作が巻頭カラーです! バンザイ! バンザーイ!
扉ページと本誌表紙の両方で、めでたい告知もありました。

アニメ化企画進行中とのことで、実に良いニュースですね。

情報の一次発信源がどこか、それが信頼できるか調べずに、
無闇に吹聴したり拡散したりする輩には辟易としますねー。
先生のご迷惑だと考えずともわかるでしょうに。呆れます。

私は今後も岡本先生ご本人か編集さんの公式発表を待つか、
本誌の発表を待つのみです。発表の後で大騒ぎすれば良し。
それが読者として最良のマナーであり、最低限の礼儀です。
私は先生ご本人と編集さんの公式発表のみを信じています。

ちなみに、今回の本誌の表紙には夏菜ちゃんと寧子ちゃん
この組み合わせ、実は本作の第一回目と同じなんですよね。
それに気付いて、ただいま本誌を両方並べて見てみました。

2012年No. 9 (通巻1569号) 2012年1月26日(木)発売 ※新連載開始
2013年No.41 (通巻1648号) 2013年9月12日(木)発売 ※今回
 

新連載開始とアニメ化の朗報、嬉しいタイミングのリンク。



これより先、例によって今回の内容に触れている感想です。
本誌を未読の方は、以下をご覧にならないようにご注意を。



さ よ な ら 、
  幸 せ だ っ た 日 々 。




極黒のブリュンヒルデ

-第72話-


ふと思ったのですけれど、今回の話数の後にはサブタイトルが続いてないのですよね。
扉ページのあの一文がそれなのでしょうか。話数の前後のハイフンも通常と異なるし。

さて、本編はとんでもない展開です……。

良太くんの決断と行動は、読者の誰もが一度は思い描いたでしょうけれど、
だからこそ、実際にそんな展開になると衝撃以外の何物でもないです……。

前回の最後のページで登場したように、ここで菜波ちゃんが登場しました。
死の淵で、記憶が薄れゆく中で、確かに彼の前に彼女は現れたのです……。

この非常時に、第一声の「どうも」とその表情がいかにも彼女らしいです。

当然ながら、他の女の子たちには視えていません。ただ、所長だけは……?
ここで彼女の名前に反応したことからも、状況は朧気に察したでしょうね。

それにしても、死の寸前に死んだ少女が現れるとは何とも因果なものです。

彼女の口から組織の監視員のこと、組織の目的が語られたのは大きいです。

やはり少女たちは『ドラシルの器』に過ぎず、ただ使い捨ての媒介ですか。

ヴァルキュリアより強く、あまりにも強すぎるゆえ制御できないその力を、
『扱いやすい素体』に入れようと……。非情で人道を踏み外した思考です。
『仮面ライダー剣』のトライアルや『仮面ライダーカブト』の彼を連想し、
色々と思うこともあります。『非情』は本作の大きな要素だと改めて痛感。

そして、皮肉にも、良太くん自身が思う通り。

どんなに強い力も、使えなければ意味がない。

更に、「今の寧子ちゃんでは99.9パーセントの確率で解除に失敗して溶けて死ぬ」

あまりにも、あまりにも酷なこの現実。

その力を使わなければ勝利することはまず不可能。
なのに力を使える可能性は限りなくゼロに等しい。

つまり、戦うことさえもできない絶望があるのみ。

真に辛いのは、負けることではなく戦えないこと

そんな歌詩がありますが、正に思い返した時です。

一切の躊躇もなく、容赦もなく、所長の暴力が少女たちを傷つけていきます
その次の場面で、寧子ちゃんは、正にその悔しさと無力感に苦悩します……。

あまりにも非情な、ゼロにも等しい可能性に苦悩する良太くん。
自分が戦えないこと、誰も守れないことに苦悩する寧子ちゃん。
望みもしないのに勝手に改造された境遇に涙するカズミちゃん。

もうこの場面では堪えきれませんでした。あまりにも非情です。

絶体絶命のその時……!!



ヴァルキュリアの魔法が使えない……?
驚いて、声を荒げる真子ちゃんの前に、
高らかに笑って現れる闖入者の姿……!

やはり、ここでヘクセンヤクトの出番ですね。
良太くんがポケットに手を伸ばした場面から、
予想していた読者も多かったことでしょうね。

高らかに笑う少女、彼女の背後に長身の人物が二人。
そして……彼女より背の低い少年こそがその能力者。

イニシャライザー

彼の前では
全ての魔法が
中和される




ヘクセンヤクト登場、イニシャライザーの能力発動、
そして所長を捕縛。これにて一気に形勢逆転ですね。

ここで、まさかの『ベクタークラフト』展開とはね。

所長の「まさか」に対して、
「久しぶりねぇ」と続いて、
旧知の間柄だとわかります。

ヘクセンヤクト自体がヴィンガルフからの離反者集団だと思っていますけれど、
ともあれ、第三勢力の本格的な参戦は、スーパー戦隊好きに堪らない展開です。

『イニシャライザー(initializer)』とは、
その名の通り『初期化子』であり、彼の能力もなるほど納得ですね。

女の子でした、という展開もなくはないのでしょうけれど、
ひねくらず順当に男の子と見るのがごく自然なことですね。
喋った彼女だけ服装が違い、あとの三人は同じ服装ですし。

首元の装飾具の形が非情に気になりますね。
星にも見えますし、組み合わせている点も。

『仮面ライダー555』のオルフェノクの紋章を連想したりもしました
(三方向に伸びた矢印の意味は「命あれ」「形あれ」「姿あれ」)。

ジャスティライザーでもないですし、
カラクライザーとも無関係でしたが、
とんでもない能力でやられましたね。

思えば、真子ちゃんの8つの魔法、更に9個目と10個目の魔法に言及された時点で、
読者はこの脅威に気を取られ、術中に嵌まっていた訳ですね。この大どんでん返しの。

ここで気になるのが、彼のこの能力の射程範囲と持続性ですね。
彼女の余裕綽々の解説からして、当然短時間ではないでしょう。

尚且つ、口ぶりからして『誰か特定の一人だけ』でもないはず。

『この空間全体』に『全ての魔法が無効化』だと見て良いかと。

つまり、これはそのまま良太くん側のピンチでもあるのですね。

冒頭で、「前回の最後のページで」と触れて書き出したように、
胴体を両断された初菜ちゃんの【再生】も使えないのでは……。

彼女の言葉で『中和』という表現が、とても気になってますが。

と言う訳で、前回の最後のページでは既に彼女の姿はないです。
これが逆転の鍵、あるいはそこまで行かずとも彼女の無事へと、
文字通り『繋がる』かもしれません……。そう信じたいですね。

加えて、ヘクセンヤクトが現れたのは、初菜ちゃんの近くです。
即ち、真子ちゃんが破壊した壁から。皮肉にも彼女たちの背後。

これで、少なくとも所長と真子ちゃんのコンビにやられるより、
遥かに救いが見える状況にはなりました。脅威を止めましたし。

ただ、だからと言って、単純に喜べもしない状況ですけれどね。
彼女たちは『魔女狩り』ですし。緊張感は決して途切れません。

つくづく岡本先生の作劇は巧いと痛感……。唸らされっぱなし。

ここで、所長と真子ちゃんを取り押さえることができたとして、
次の最優先事項は良太くんと初菜ちゃんの回復に決まってます。
魔女である初菜ちゃんを助けるかどうかが重要なところですが、
少なくとも、良太くんを見殺しにはしないだろうと思ってます。

その後で小五郎さんに引き合わせられたら、一気に好転しそう。

彼女たちの知識と能力、鎮死剤の開発にはプラスでしょうしね。

魔法を中和するということは、それ相応の知識があるはずです。

長身の二人が銃を持っていて、所長の頭部で構えてますけれど、
所長が「もう人間じゃなかった」という展開はベタすぎるかな。

あるいは、こちらは冗談抜きで、良太くんがそうじゃないかと。

幼少時のあの事故で、『落下した時点』で『死んでいた』とか。
そして『記憶も改竄されていた』とか。真面目に有り得るかと。

まさかの大穴で彼のお母さんがヴィンガルフという線も予想を。
これは、土屋くんのことを思い返し、思いついたのですけれど。

『死の寸前で喰い止めて救う』のではなく、
『死んだ人間を蘇生させる』のだとしたら、
これはこれで、また違った局面に突入するでしょうし、
生と死を常に見つめ続けている本作なら、あるかなと。

何だかんだと気になることだらけで、また長くなったので今回はこの辺で。
ではまた明日。じゃなくて、もう今日がヤンジャン曜日なのですけれどね。

■BGM&Inspired by...

CHIHIRO
『YES』

PIERROT
『THE LAST CRY IN HADES (NOT GUILTY)』

Gargoyle
『若草の君~あの頃の私と現在の貴方へ~』
『It's Battle Time』
『影王』
『カタルシス』
『borderless』
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