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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『極黒のブリュンヒルデ』第70話 運命の悪戯  

前回のヒキは実に強烈でした。それから二週間の焦らしプレイは長く感じましたね。

これ以上書くとネタばれになりますので、さっさと記事を分割して本題に入ります。

以下は今回の内容に触れた感想です。本誌未読の方はご覧になりませんように……。


『週刊ヤングジャンプ』で大絶賛連載中!



苦しい時には涙する。
悲しい時にも涙する。

嬉しい時にも涙する。

楽しい時は泣かない。



彼は遂に真実と……。



極黒のブリュンヒルデ

第70話 運命の悪戯



正に本作の根幹を貫く最重要項目に他ならない真実を、彼は遂に知ったのです……。

『記憶』が重要なファクターである本作において、いよいよ最大級の山場の一つが!



苦い表情のカズミちゃん、頬を赤らめる寧子ちゃんも印象的で、
彼らのトライアングルの形が確実に変化した決定的瞬間でした。

この時の彼の想いたるや、とてつもなく凄まじいものでしょう。
誇張ではなく、正しく世界が反転する程の衝撃だったはずです。

冒頭から中盤までで、彼の驚愕、記憶、そして号泣。絶叫……。
そこから打って変わって、あの頃のように穏やかな星が輝く夜。

良太くんの心情がしっかりと丁寧に描かれた構成が良いですね。
とても印象深いです。今まで読んできた読者なら堪らないはず。

正に主人公の面目躍如に他ならない名台詞も堪らなかったです。

しかし、言葉を口にした彼自身が、その後ですぐに気付きます。

鎮死剤の残りと残酷な現実を。そして、残酷な『別れ』を……。

ここで引っかかったのは「また…クロネコが死んでしまう…」というところ。
驚愕の真実を知った直後で、冷静になれと言うのが無理な話なのですけれど、
こうして生きていても「また」と思うのは、彼の自責の念の強さゆえですね。

更に続けて「もう後はない」「失う物もない」と顔を歪ませる場面まで……。

やっと真実に辿り着けて、これからという時に、なんと残酷な展開だろうと。

ここで、彼はポケットに手を……。「もうひとつだけできること」の為……。



そんな良太くんの決断が形になる前に、最悪のタイミングで最悪の敵が襲来。

しかも、今回はヴァルキュリア一人ではなく、所長も揃って登場しましたし。

ただ『前回と人数が違う』のは所長だけではありません。こちらも同じです。
そして『組織から逃亡した時』と今とでは、こちらの状況も異なっています。

ここで逆転、もしくは戦況を好転させられる要素として、考えを以下に列挙。

■ヴァルキュリアと所長は、初菜ちゃんがここにいることを知らない。

しかも、ヴァルキュリアは初菜ちゃんを殺害したと思い込んでいます。
不意討ちできるとしたら、この場にいない彼女だけではないかと……。

寧子ちゃんたちに対しては淡白で薄情な態度を取ってきてますけれど、
良太くんに対してだけは例外です。しかも、その想いは、他ならぬ恋。
彼のピンチとなれば、彼女も黙って見過ごせないであろうと思います。

今こそ、助けに駆けつけて【再生】の魔法の使い時かもしれませんね。

尤も、ヴァルキュリアは【魔法使いの探知能力】があるのですが……。

不意討ちしたつもりがこの能力で把握済みだった、という展開も……。

加えて9個目と10個目の魔法も脅威です。もう発現していたら……。



■良太くんの決断。ポケットに手を入れた場面

ポケットであることから、考えられるのは携帯電話か携帯端末かなと。
これはもう誰もがすぐにヘクセンヤクトを思い浮かべたことでしょう。
続いて考えられるのは小五郎さんでしょうね。両者は正に両極ですが。
どちらに連絡を取るかによって、反応と展開はまるで違うでしょうし。

ただ、両者に共通して言えるであろうネックが移動手段なんですよね。

小五郎さんは乗り物が駄目ですから、徒歩に限定されてしまいますし。
ヘクセンヤクトの方も、瞬間移動のような能力があるのかどうか……。

あの場面から襲撃までの間に通話の描写はなく、それは不可能ですし、
有り得ることは、端末に電池を入れて電源を点けた方なのでしょうね。
私的な大穴では、魔法の指輪を填めて「ドライバーオン」なのですが。

ヘクセンヤクトに位置を教えられたら、向かってくるのは間違いなく、
問題はそれまでの時間稼ぎ。しかし、それはまず無理な状況です……。
もしそれが達成できて、二人から離れることができたら良いのですが。
そうなれば、ヘクセンヤクトが『魔女』=『ヴァルキュリア』を確認、
「魔女狩り」の為に対峙という展開も思い浮かびましたが、強引だな。
『ジョジョの奇妙な冒険』で言う〇〇〇〇戦の〇〇〇〇〇〇みたいに、
第三者が誤解したままで敵を倒してくれるという展開は、甘いよなあ。



この場面で他に気になったのは、ヘリの操縦者です。
所長が自分で操縦してきたとも考えられますけれど、
組織から外の世界までは穏便に動いていたようだし、
目立つ行動はできるだけ避けたいに決まっているし、
ヘリは後から別の人物が乗ってきたと考えられます。
つまり、中に誰か残っている可能性は高いでしょう。
組織が所長を監視する意味も含め、それが自然かと。

ヴァルキュリアの瞬間移動の対象は自分だけなのか、
あるいは手を繋げば一緒に移動できるのかも焦点か。



うーん……。どうにも決定打と呼べる解決策が浮かびませんね……。

もう一つ気になるのが、1107番以外はイジェクトという発言で、
それに対して真子ちゃんは納得しているのか、できるのかという点。

心情面から相手を揺さぶれるとしたら、恐らくこれだけでしょうね。

瑞花ちゃんのあの言葉からすると、今が大逆転の瞬間なのかな……。
「最大のピンチこそ最大のチャンス」と言いますからね。また強引。

この線から考えると、所長の命令の後に、真子ちゃんが所長を攻撃、
拘束するか致命傷を与える、というひっくり返し方も浮かびますが。

解き放たれたヴァルキュリアの最大の執着は寧子ちゃんである訳で、
彼女の『赦し』こそ、最も望んで求めていることでしょうから……。

所長と寧子ちゃんを天秤に掛けたら、真子ちゃんは後者を選ぶかと。

それこそ天秤と言えば、上述の初菜ちゃんもそうなのですけれどね。

つくづく前回の『命の選択』というサブタイトルは実に秀逸だなと。



小鳥ちゃんが捕縛「される前」に孵卵して暴走というのも強引だし、
佳奈ちゃんがブラフで予言を口にするというのも弱い手口だろうし、
こじつけめいた考えしか浮かばず、一体どうなるのか戦々恐々です。

唯一こちらが有利なのは、所長が生身の人間であることくらいかな。
それもわかりませんが。もう普通の人間じゃないかもしれませんし。
良太くんよろしく、ポッケに指輪があってシャバドゥビタッチとか。

あああ、もう気になって仕方がないですね。つくづく構成がお見事!

しかも、次号が救済ならぬ休載という更なる焦らしプレイですしね。

余談ですが、岡本先生とマドカマチコ先生は休載が多い気がします。
岡本先生はダブル掲載でネーム作業が大変だったのでしょうけれど、
何にせよ、ここで一週お預けというのは悶々とするやら怯えるやら。



BGM&Inspired by...

CHIHIRO『Love,Again』
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コメント

遅参にて、あと数日……がまん

さておき、状況打開への分析と難しさがよくまとめておられで。そういえば犬良氏の記事に「小鳥が自分を人質に取ったなら」といった主旨のコメントがありまして、根本的解決にはならなさげなものの「時間は稼げる」かも……魔女狩りがやってくるまで、というのはそれでも無理かもしれず、良太が冷静を取り戻しても作戦を説明する余裕も無い無理ゲー加減ですけども

・小鳥が狙いだとはっきり知ってるのは良太カズミ
・九所長が小鳥だけ捕まえると宣言した事の意味を
・良太もカズミも「本来」言える筈が無く時間も無く
・よって小鳥が自力で気づかなければならない
・加えてヘリに対人捕縛要員が不在である事

……不安というか、やはり不安定要因。奈波の件⇒山荘の件⇒海水浴と来て、状況判断決断力は若干向上してる気はするのだけれども

あるいは発想飛躍として、イチジクがあえて小鳥にそういう判断をさせるよう誘導意図であの宣告だった場合……小鳥の中の人は奈波のそれが小五郎にしたように「人間」に飛びついたりナニカシタリ……魔女特性に順ずる場合は誰か何かと「入れ替わって」……どうなる? てな妄想徒然

ALORC #dJEnmy1k | URL
2013/08/31 13:15 | edit

Re: タイトルなし

>ALORCさん

「結晶!!」
近況報告の記事に書いた通りの現状ですが、こちらこそ遅れて申し訳ないです。

ALORCさんこそ綺麗に纏めてくださって感謝です。
なるほど、小鳥ちゃんが「自分で気付く」のは大きなポイントですね。
散々感想で触れてきましたが、これもジョジョのあの展開を連想しますねぇ。

飛躍した発想の方も、個人的には面白いと思います。
小鳥ちゃんのアレに対して、こちらは『寄生』の要素がありますし。
小五郎さんのアレも含めて、着目していきたいところの一つですね。

「入れ替わる」という発想も面白いですね。
またしてもジョジョのアレを連想してしまったり。

何気に本作からジョジョを連想させられることがかなり多いですね。

ともあれ、いよいよ明日(というか、もう今日みたいなもの)ですね。
短信ですみませんが、落ち着いたらまたじっくりご一緒できたらと思います。
さて、周回遅れ確定の感想に取り掛かります。「まだ大丈夫だ」

如月 #ksMIDlhw | URL
2013/09/04 23:22 | edit

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