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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『極黒のブリュンヒルデ』第69話 命の選択  

合併号だと周回遅れの懸念が激減されて油断できます(間違い)。
いずれにせよ、マイペースでまったり読んでまったり更新します。
周回遅れになっても誰にも実害はないですしね。自由にやります。

と言う訳で、ようやく休日を迎えて、まったりできました。

以下は今回の内容に触れた感想です。ご注意くださいませ。

本誌を未読の方はご覧になりませんように。買って読もう。
超絶可愛い篠田麻里子様が表紙なので、すぐ見つかります。
写真でもその美しさは充分に伝わるので、買って損はなし。
直接お逢いした時の衝撃と感動は言葉にできないのですが、
敢えて換言すると「この世の人とは思えない美しさ」です。

もう一度申し上げます。

「この世の人とは思えない美しさ」です。

彼女を前にしたなら、地上のあらゆる雌は霞んで見えます。

『好きな顔』というのは、人それぞれにあると思いますが、
『なりたい顔』という意味でも、彼女は正に私の理想です。
こんな衝撃と憧れは、私的に中森明菜様以来ではないかと。


さて、ここからが大事な話。……って、書くと長くなるね。
脱線したまま進むと本文がそれで終わるので、自粛します。

さて、今度こそ本作の感想です。

本作にも、超絶可愛い女の子が沢山(ちょっと苦しいな)。

夏の岡本先生祭りのアンカーという名のビリッケツ感想文
私、参上! と言う訳で、時の列車で周回遅れセーフです。



『週刊ヤングジャンプ』で大絶賛連載中!

最新コミックス第5巻も、大好評発売中!

kindle版も正式発売決定!



言葉はいつも残酷。
時間はいつも残酷。

この世で最も黒く哀しい物語……。

止められない死への秒読みの中で、
今を必死に生きる愛と青春の物語。

極黒のブリュンヒルデ

第69話 命の選択



前回の感想でも書いた通り、アカネさんのコメント欄に書き込みさせて頂いた展開ですね。

ただ、問題は『その後』です。

こちらの方が重要な命題です。



帰り道の途中で、座り込んで苦悩してしまう良太くんが……。
言えるはずないよね……。思わず泣きそうになった場面です。

それでも『時間』は待ってはくれません。本当に残酷ですね。



いつまでも黙っていられませんし、誤魔化しても無意味です。
ここで話したのは正解でしょう。それが真実なのですし……。

と言うより、「それしかない」ですしね。つくづく残酷……。



戻ってきた良太くんと眼が合って、視線を逸らす寧子ちゃん。

良太くんの報告から、悔しさを露にしてしまうカズミちゃん。

残酷な現実に、どうすることもできず苦笑いする小鳥ちゃん。

それぞれの反応、感情が実に印象的で、堪えます……。

そこに……。

ここで、飽く迄も客観的に、事実を端的に述べる佳奈ちゃん。



冒頭の小五郎さんの言葉通り、「助かる」唯一の方法の提示。

彼女も他ならぬ当事者であり、言い辛いに決まっているのに、
ここでこの言葉を口にするとは、やっぱり佳奈ちゃんですね。

この状況でこんなことを言えるのは、彼女だけでしょう……。

尤も、彼女の場合は、独りでは動くこともできない体であり、
独りで生きられないことから、ひいては生への執着も弱くて、
寧子ちゃんを守ることこそ、彼女にとって最大の命題ですが、
それにしたって、この年齢の少女がこんな覚悟の発言なんて、
尋常ではありません。しかも、それを淡々と告げるとは……。

『死』の手前、『運命の呪縛』、そして『不自由』な肉体で、
彼女は今までずっと生きてきました。否、生かされてました。

より佳奈ちゃんの個性と特異性が顕著に現れた場面でしたね。

改めて、佳奈ちゃんの儚さを痛感し、思わず涙しました……。



ここでカズミちゃんが席を外しますが、この場面も巧いです。
薬の管理者と、そして初菜ちゃんへの不信感を言葉に残して、
みんなに伝えたという事実そのものが、非常に重要でしょう。

そして、カズミちゃんは夜の草原の中に……。

折に触れて、彼女は独りになる場面が多くて、
今回の構成もなるほどなあと。実に巧いです。

全員に直結する生死の問題。彼女自身の恋心。
鬱屈などという言葉が生ぬるい残酷な現実で、
それらの問題と感情が、見事に描かれてます。

自問自答して、自分にツッコミ入れる辺りが、
やっぱりカズミちゃんですね。正直者だよね。

しかし……。

ここで、良太くんのあの言葉が過ぎりました。

ここからの展開、一連の流れについては、正直やや性急に感じたのですが、
年頃の女の子で、尚且つその年頃では考えられない残酷な現実にいるので、
そうなっても無理はないかなと。彼女の性分からしても尚更でしょうしね。



先述のカズミちゃんの指摘、皮肉にも半分は的中していた形になってます。

「盗んで逃げる」ことはしませんでしたが、ある意味では『盗み』と同値。

仲間に嘘を吐いていた訳です。

だから「盗んで逃げる」こともなく、「そんなことする必要ない」訳です。
これは当然と言えば当然で、考慮して然るべき点でしたね。情けない限り。
だって、手荷物検査などを徹底した訳でもないですし、自己申告でしたし。

漫画でもミステリでもそうですが、指摘にこういう展開は堪らないですね。

前提条件そのものが覆される」というどんでん返しに滅法弱い読者です。



ツイッターで散々PRツイートしてきて、そこでも度々触れたことですが、
つくづく岡本先生の作劇や、こういった手法には唸らされっぱなしで悶絶。
講談社ミステリレーベルが好きな読者なら、ハマると思うんだけれどなあ。
特にストロング・J・太田氏(太田克史氏)が関わってきた作家さんたち、
清涼院流水師、西尾維新氏、ユヤタン(佐藤友哉氏)が好きな人だったら、
間違いなくド琴線直撃ではないかと。はい、あからさマーケティングだよ。

本作以前に、そもそも岡本先生ならではの残酷な設定や残虐性というのは、
正にユヤタンの『鏡家サーガ』と親和性が高いでしょうし。エロも含めて。

本作はノベライズ化なども良いだろうと。これはもう、本当に冗談抜きで。



閑話休題。

さて、ここで初菜ちゃんの本心と人間性が露になりました。

そもそも、鎮死剤を求めて天文台にやって来た訳であって、
一緒に協力しようという意思は希薄だったのでしょうしね。
利己的で打算的である彼女は要注意であり、要注目ですね。

思えば、みんなの感情はぶつかっても団結していた訳です。
その中で新参者として加わる彼女は正に刺激的なスパイス。

居住は共にしながら、苦楽を共にする気はない彼女の存在、
それがどう作劇に響いてくるのか、今後も着目したいです。



そこでくじ引き(して「あっち向い~てホイ!」)はなく、
流石に、まだらめBKみたいにくじ引きにはならないよね。
『当たり』を引いた方も、引けなかった方も素直に喜べず、
お互いにしこりが残るのも間違いないし、無理だよね……。

今回の構成は、そんな初菜ちゃんの本性だけに留まらずに、
全員の個性と魅せ場が、実に巧く描かれた回だと思います。

前述の通りで、佳奈ちゃん、カズミちゃん、小鳥ちゃんも。



答えは「出せない」。

それこそが「今の彼女たちの精一杯の答え」。

残酷な現実で、非情なる選択を迫られる中で、
揺れ動くみんなの心に、泣きそうになります。

今回もまた、実に唸らされる回でしたね……。



と思いきや、更なる衝撃が――!?



コップ一杯分の水で流石に不自然じゃないかと思いましたが、
ともあれ、寧子ちゃんにお水がかかって、全身がぐっしょり。


黒羽…

その
ホクロ…


えっ?



ここで寧子ちゃんに視線が集まることになるとは……!!
しかも、よりによって、ここで、この真実に直面とは!!

これは、カズミちゃんが良太くんに教えるか悩んだ時より、
より強烈な展開です。他ならぬ彼自身が『視た』のですし。
更に、ここでは初菜ちゃん以外の『全員』がいる訳ですし。
小鳥ちゃんは席を外したとは言え、それは些末な問題かと。
1107番にも同じ部位に黒子があるなら、話は別ですが。

この真実が明かされる展開については、以前の感想でも書いたことがありますが、
こうして知ることになるとは、ますます『ジョジョの奇妙な冒険』を連想します。

具体的にどこかと触れるとネタばれになるので書きませんが(バレバレだよね)、
どっちに転んでも、正にあの場面のようなことになった訳ですね。なるほど……。

いずれにせよ、何であろうと、良太くんにとっては「知ってしまう」形ですから。

それ以外にはない訳で、またここで運命の歪みが起こるのか、どうなるのかしら。



不謹慎かもしれませんが、今回は、天文学部のそれぞれが改めて魅力的に思えて、
私的には特に印象深い回でした。推しの寧子ちゃんのみならず、全員が印象的で、
それは先述の通りなのですが、佳奈ちゃんやカズミちゃんにも強く想うところが。

そして、カズミちゃんが夏の夜に独り佇むのは、個人的にはとても印象深いです。
ちなみに、ヤンジャンで麻里子様というのも想い出がありますので、尚更でした。

甘酸っぱかったり、苦かったり、甘かったりと、色々と思い返してしまいました(苦笑)。

BGM&Inspired by...

島谷ひとみ
『解放区』

D≒SIRE
『静夢(Shizumu)
-Wish to Will be one's "Precious" Version-

『CALL FOR... YOU』
-Cry For The Faded Memories mix-

『Vφices...』
(for pain)

『JESUS?』
-This is "NOT" For Secret Program Version-

『KISSxxxx』
-Don't Stop Your Last... Kiss-

(以上、アルバム『終末の情景-La Scène Du Finale-』収録)


『想刻』
-Re:mind-

『DREAMS BURN DΦWN』
-"BEAT" For The End of Blind Night Version-

『Cloudy』
-For The All of Somebody's Cloudy Heart-

『存在』
・・・EXIST

『静夢』
(shizumu) -Silent Dream-
-Still Wish to will be one's "precious" -

『絆』
・・・Knot
-Style of Kreis For 1999 Version-

『Leave Me...』
-Please Don't Leave Me Tonight-

『CURSE』
-Play For Somebody's Despair-

『Nostalgia』
-追憶-
(Voiceless)

『MOON』
-Unfinished Moon-(DEMO Version)

『刻』
-Re:alize-

(以上『異窓からの風景-想刻-』収録)

『終刻』
-Re:gret-

『絶望』
-Despair-

『祈』
-PRAY-

『断章』
-Piece of Memories-

『追憶』
-Nostalgia-

『浄刻』
-Re:call-

『想刻』
-Re:mind-

(以上、アルバム『異窓からの風景-断章-』収録)

『「0」...LOVE』

(以上、アルバム『異窓からの風景-失われた終末の情景-』dISk-Ⅲ〔A:DAY〕収録)

『Days… -毎日は不安に満ちていて、世界は今にも壊れそうだ-』

(以上、オムニバス『Kreis』収録)

北出菜奈
『KISS or KISS』
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コメント

来週を諸兄共々快適に迎えられるよう暑気よ疾く去るべし(切実)

>居住は共にしながら、苦楽を共にする気はない

事実として真子解放の日まで「苦楽を共に」はしてなかったわけだから……溝が有るのか線を引いたのか、二重の意味で心理的な距離は否めない。それでいて良太の「人間性」に惹かれ積極的アプローチし、今この時を生き残るべく画策するのは実に「人間らしい」。寧子達が悟りレベルで「人間が出来てる」のとはベクトルを異に……この差は脱走後の時間の違いか研究所時代から境遇が違うのか、はたまたその両方か

研究所内での回想経過の情報は未だ極小、過去編入るか土屋女史が再びスポット浴びるかでもしないと―――気になるといえば全員気になるのだけど、記憶が飛んでも人格は変容してない“筈”の寧子、むしろあの性格を保てたのが奇跡な小鳥、一等普通の子であり続けるカズミ等に比し……体が動かせなくなった佳奈と、特性上特に人間に受け容れられ難く不信を抱かされた初菜の「変化」は特に……? その理由・原体験を知りたいと思いつつも、それが物語られること自体が凶兆に思えてならず、しかして期限は切羽詰り、大体にしてそこが明らかにされて現状何の役に立つのか。ただ最早何も知らず起こらずのままでいられない事だけは確実

欲求妄想で堂々巡り、そして止める術なく未来は迫り厳しい現実は訪れる……あと1週間。良太がいかに現実を受け止め未来の為に行動し、他の娘らも……特にカズミの心情が危ぶまれるか。不思議と小鳥を狙うイチジク&真子を警戒し続ける気は薄れてて、そうなるほど不意打ちの効果が抜群とか実にドSな振り回し攪乱だことで

ALORC #qDfdtOiE | URL
2013/08/16 11:54 | edit

Re: タイトルなし

>ALORCさん
「結晶!!」

と言う訳で、ALORCさんには通じるはず「超重厚!」

コメントありがとうございます。
合併号だからセーフ、合併号でなければギリギリアウトのいつものうちのペースでしたね
(「の」が多すぎて美しくない文章。「戦う君」と篠田麻里子様は美しい)。

>二重の意味で心理的な距離
実に興味深いコメントです。ありがとうございます。
なるほど、研究所時代までの掘り下げと、それぞれの比較がお見事です。

>初菜ちゃん
良太くんに「だけ」は惹かれて、くっつく気はあるようですけれど、
その「だけ」ってのがミソであり問題ですよね。
ここがカズミちゃんと大きく違うところですね。「決定的」と言っても良いでしょう。
恋に悩みながらも、友情も大切にしたい彼女の迷いと決断、そして、みんなの前であの台詞。
対して初菜ちゃんは今後も単独の行動や思考が多いでしょうから、要注意ですよね。
感想にも書きましたが、彼女の存在が作劇にどう響くのかも楽しみなところです。

当たり前すぎる話ですが、良太くんには鎮死剤なんか要らない訳で、
初菜ちゃんが二人だけで何かしたがるのもアリかもしれませんね(ねーよ)。

あ、所長と真子ちゃんは薬切れを待っていて、
初菜ちゃんも同じ考えだとしたら……(ねーよ)。

この場合、小鳥ちゃん(回収)がポイントですからね。ふむむ……。

>研究所内での回想
ああ、確かに……。
奈波ちゃんの時のように、1コマだけインサートってのも有り得ますけれど、
じっくり描かれてもおかしくない段階にまで来ていますから
(だからこそ、今まで描かれてこなかったとも言えますし)、
仰る通り、過去編は私も見てみたいですね。

土屋くんの出番はこれからたっぷりあるでしょうね。
その為の「巻き込まれ型」「一般人」視点の一人だと思いますし。

所長か、小五郎さんと、過去に接点があったということは考えられないでしょうか?

尤も、これをやっちゃうと所長の作劇の繰り返しにもなりますので、
同じ手は二回使わないと思うので、違うっぽいですけれどねー。

>大体にしてそこが明らかにされて現状何の役に立つのか
ええ、そこなんですよねぇ。
明らかになったところで、という段階でもありますし、
けれど、明らかになっても良い段階でもあるという……。

「何の役にも立たない」けれど、
「強い引き鉄」にはなるのかもしれませんね。

>不意討ち
みんなが(一名除いて)困惑しきっているこのタイミングで、
確かに効果的ではありますよね。しかも、今回は真子ちゃん一人じゃないですしね。

大穴で所長が鎮死剤生成の協力をしてくれたら万々歳ですが、そんなに甘い話はないでしょうからね。

はてさて、どうなりますか。

如月 #ksMIDlhw | URL
2013/08/16 23:40 | edit

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