日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『東京喰種‐トーキョーグール‐』#089[奸計]  

今回は巻頭カラーです。バンザイ!

ここで散々書いてきたことですが、
石田先生のカラーは大好きなので、
今回も嬉しくて仕方がないですね。

そんな中、担当M様の公式ツイートにもあった通り、kindle版の発売も開始とのこと。
kindle版では本誌カラーも再現されたリマスター版とのことで、これも時代だなあと。

当然ながら、流石に本誌掲載時のアオリ文とか広告までは再現しないでしょうけれどね。
その意味でも、本誌をひたすら保存し続けておいて良かったわー、とまた安堵の想いが。

私的にはやっぱり紙・単行本としての形態が最も好きですが、浸透するのは嬉しい限り。
そこは素直に喜んでますし、うちはうちで今後も変わらず愛読して応援し続けますから。

と言う訳で、今回の扉ページアオリ文も実に秀逸。

毎度ながら、アオリ文と最後の一文が巧いなあと。
うちの下手くそ極まりないそれとは大違いですね。

以下は今回の内容に触れた感想となっております。
本誌未読の方は、以下をご覧になりませんように。




瓶詰めの君は、蜜よりも甘い。



石田スイ
    トーキョーグール

#089[奸計]


扉ページからそう来るとは!
これにはもうやられました!

余談ですが、Poisonous Doll『醗酵ホルマリン』を連想したり。
歌詞としてはMerry Go Round『桜の満開の木の下で』を連想したりで、思わずニヤリです。

またしてもサブタイトルも秀逸! 流石は石田先生ですね。
前回で「やられた!」と思った矢先に、更にこう来るなんて!

『奸計』とは、当然ながら正に今回のエピソードに相応しくて、
ワンワードで過不足なく言い表しておられますから。お見事です。

ここから『関係』という言葉への連想は誰もがしたことでしょうし、
ちょうど本作のタイトルのように、部首に着目する愉しみもあります。

『女』を『干す』というのが、正しくあの場面の彼女を想起させますし、
『言』と『十』というのも、私的に色々と想像が膨らむ愉しみもあります。
毎度ながら、こんな無駄な言葉遊美が大好きな自分には堪らないツボだらけ。

『十』と言えば、『ジューゾー』や以前に散々書いた漢数字ネタを連想するし、
敢えて『プラス』や『クロス』と誤読して発想を変えてみるのも愉しいことだし、
文字の形そのものからも、十字架や拘束具、磔の彼女なども連想できたりしますね。

さて、いつもの強引な言葉遊美はこれくらいにして、本題へ。



正直、もっと緊張感漲るような展開かと思っていたのですが、
早速、いつものあの男がいつものあの調子で進行しています。

もう存在自体があざといというか、存在自体がギャグですね。

以前から書いてますが、月山はいつ寝返ってもおかしくなく、
万丈さんも胸に留めているように、そこは注意しております。
そもそも、カネキくんを自らが喰らうことこそが目的ですし、
〝美食家〟たる彼の拘りと執着心が危険なのは変わりません。
そのことは、カネキくん自身が一番わかっているでしょうが。
だからこそ、月山だけは一緒に住ませない訳ですから。正解。

気が早いですが、彼は最期に喰われて死ぬと予想しています。

あ、別に嫌いじゃないですよ。そこは誤解されませんように。
存在自体が面白いですしね。因果応報と言いたかっただけで。

先述のように、緊張感漲る始まり方でなかったのも納得です。
淡々と進んで行って、途中でワンクッションある構成でした。
ここで、看護婦の田口さんの場面が巧い落としどころであり、
そこに続けて、トーカちゃんとの接点が来てお見事でしたね。

前者については読みながら、そうだろうと思っていたことが、
そのまま的中しました。やっぱり嘉納教授は用意周到だなあ。

後者については、もうちょっと後になるかと思っていたりも。
それにしても、直接逢わないで距離を保つのが彼らしいなと。
そこは切ないところですが、同時に気に入っているところで、
自分にとっても複雑な場面で、本作ならではの深みだなあと。
戦いだけでなく、ドラマこそ疎かにせず徹底的に拘る描写は、
本当に頭が下がります。流石は石田先生だと唸らされてます。

やっぱり、上井ですか。だよね。トーカちゃん頑張ってるね。

ウィッグとは言え、久々の黒髪で登場したカネキくんに対し、
トーカちゃんの方も髪型が変化して、時の流れを感じますね。
そして、ヒナミちゃんの髪型を変えたのが彼であることなど、
この点だけ取って見ても、実に巧い展開だなと感じています。

以前に書きましたが、髪形の変化がある者とない者との違い、
即ち、それらは心境の変化に起因すると言って良いだろうと。
カネキくんについては、心境どころか、次元が違う話ですが、
言うなれば『心の境目』を超えてしまったゆえと言えますし、
〔CCG〕側には変化がないのが対照的で、際立ってますね。



田口さんのあの台詞に続いて、遂にこの時が……!!

今回の最大のハイライトはこの場面でしょう。

遂に! 遂に、嘉納教授が再び登場しました!

彼が本編に登場するのは、あの回以来か……。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#030[苦味]参照)

全くのこじつけですが、この回のサブタイトルも、両方とも『十』繋がりですね。

さて、上記の本誌感想記事でも書いていますが、ようやく随分と絞り込めました。
前職が〔CCG〕の解剖医ならば、3~6番は、まず無いと見て良いでしょうね。
尤も、彼自身が『人間に近付こうとした〝喰種〟』である線も考慮していますが。
マッドサイエンティストによくあるベタな設定ですけれど。ああ、井坂先生……。
自分自身にもメスを入れて、改造とかしていたら……。ああ、ドクターゲロ……。

半分冗談ですが、そんな戯言はさておき、当然ながら病院とは別の場所にいます。
24区のように病院の『地下』なら、これこそ『灯台暮らし』(間違い)ですが。
それなら盲点ではあります。24区と繋がっているか否かが重要なところですが。

前回の感想でも嘉納教授が病院に帰れないことについて、少々書きましたけれど、
逆でしたね。そもそも「アオギリの樹」の方こそ、おちおち出歩けない立場です。
一般人や〔CCG〕から見ても、表に出て何ら問題ないのは嘉納教授の方ですし。
寧ろ「帰れない」のは、人間社会に潜伏している「アオギリの樹」の方だよなと。

まして、前職が〔CCG〕の解剖医であるなら尚の事。敵は人間じゃないですし。

尤も、彼の『辞め方』は気になりますが。そして、何故、辞職したかも疑問です。

大きな総合病院を構えるくらいですから、問題のある辞め方ではないでしょうし、
解雇でもないとは思いますが、月山と並んで胡散臭さの塊みたいな人ですからね。
いくら疑っても疑いすぎるということはないと思ってます。裏表がありすぎるし。
カネキくんへの対応然り。今回の場面も然り。非人道的な行為には変わりないし。

あるいは『ネジのぶっ飛んだ捜査官』のように、彼も狂気に魅せられた人なのか。

純然たる使命感の可能性も考慮していますが、それにしては今回の場面がね……。

そして、何気に今回もさりげなく『13』ネタが。

前々回のカラーの扉ページに続いて、またしても数字ネタが。
自販機の『ネイジ』もそうですが、こういうネタも好物です。

こちらは『F』で、その3コマ前ではナンバリングが『E』。
頭のアルファベットは、その順番通りだろうとわかりますが、
続く二桁の数字とハイフン、そしてまた続く二桁の数字とは、
どんな含意があるのかなと興味津々なところです。謎だねー。

それにしても凄い数ですね。
思わず『装刀凱 ―ソードガイ―』の処史代本部を連想しました。
『未来戦隊タイムレンジャー』のアレとかアレも連想して、ニヤリとしますね。

そして、今回で長らく疑問だったことが、少なくとも一つは納得ですね。
カネキくんが移殖に選ばれた理由、その一つは『血液型』だった訳です。
しかしながら、嘉納教授のこの時の台詞、拒絶のリスクからすると……。
どうも、単純にそれだけではないでしょうね。確率的な問題か、体質か。
現に血液型が一致していても、彼は見るからに失敗作のようですからね。

そして、遂に彼の表情が……!
その瞳の先には囚われの彼女!

『人』が造った『口』の中に囚われるとは、何とも因果なものですね。
それより何より重要なのは、私以外で彼女をちゃん付けする人を発見。
じゃなくて、彼女の体は現存しており、上半身は殆ど残っている事実。
むしろまさしが人形屋に見せた前怪人王・エンブリオを彷彿とさせる!
これには猛烈にニヤリです。最後の最後に、こんな驚愕の場面なんて!
まさしな話、じゃなくて真面目な話、装置としては近いものでしょう。
「生かさず、殺さず」のニュアンスとして非道なのは、こちらですが。

『Rc抑制液』の存在が明らかになってから、
それも絡めて色々駄文と妄想を書き連ねてきましたが、
『人間と〝喰種〟の境界』を改めて考えたい段階です。

今まで明らかになった事実から、嘉納教授について考えてみますと、
彼は「アオギリの樹」から逃亡して、実験を繰り返していることは、
奴らに対抗する為か、あるいは〝王〟を生み出すつもりなのか……。

ここで、あの時のニコの言葉が改めて過ぎって、気になっています。

「嘘つきを
あぶり出すこと」


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#087[噂話]参照)

そして〝神父〟が亜門さんに告げたあの言葉も、思い返します……。

鋼太朗

〝白ウサギ〟より
〝アリス〟を
追うんだな


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#083[神父]参照)

まさか〝白ウサギ〟がシロではないでしょうけれどね。
〝神父〟が捕まった時期と、彼女が造り出された時期、
それらを考えると、流石に無理があるでしょうからね。

■「アオギリの樹」を率いているのが奴なら→嘉納教授
■次はあの人を使って…→リゼちゃん

ということなら一応繋がりますが、ニコとの会話や、
その後の月山たちとの会話からしても、違いますね。

収拾が付かなくなってきましたし、予想は外れるものでしょうから、今回はこの辺で。

■Ghoul's talk 1
『コクリア』の場面もそうですが、今回の施設も堪らないものがあります。特撮者としてもツボです。
それでいてメカメカしい方向ではなく、クリーチャー然とした生々しい方向であるのがまた好みです。

■Ghoul's talk 2

BGM&Inspired by...

La'cryma Christi
『SCORPION GLASS』

Laputa
『trance』

babysitter
『痙』
『攣』

ACiD
『Undentified Phenomina』
『Mission Control』
『Def』

SOFT BALLET
『NEEDLE』

MASCHERA
『PARAFFIN FETISHIST』
『DEN-NO[BRAIN SEED ver1.0]』
『iNTERFACE』

PIERROT
『GENOME CONTROL』
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