日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『東京喰種‐トーキョーグール‐』#088[剣呑]  

新展開も、実に見事な作劇です。毎週、唸らされています。

亜門さんの視点から暫く続いて、そこに新たなる登場人物が。
そして、満を持して我らがカネキくんの登場と、新たなる舞台。
今までのことが単純に一巡しただけではなく、更に深く迫る展開。
それでいて、今までのことが二重にも三重にも活きてくる構成です。
まるで散りばめられた光のように、離れず纏わり付く影のように……。

連載開始当初から愛読して、本誌も保存してきて本当に良かったですね。
無論、これからも愛読します。今までよりも更に燃えて応援していきます。

以下は今回の内容に言及した感想です。未読の方はご覧になりませんように。



#088[剣呑]

東 京 喰 種   石田スイ
トーキョーグール


なるほど、今回のサブタイトルが[剣呑]とは!
ここで、この言葉が来るなんて、やられましたね。

言葉自体の意味については言うまでもないのですが、
『剣』と言えば、月山の台詞を誰もが連想したはずで、
更に、それを『呑む』訳ですから、正にぴったりですね。
今回、正に月山の提案に同意して、行動が決まりましたし。

と、相変わらずの言葉遊美、本作は特に愉しくて堪りません。

冒頭から一瞬何事かと思いましたが、万丈さんを眼にして納得。
髪と服装でカネキくんについてもすぐわかりますし、なるほどね。

こちらでは『盾』になりたい万丈さんへの特訓の場面だった訳です。

この時のカネキくん、正にリゼちゃんのあの言葉を彷彿とさせますね。

前回に続いて、今回も話数にちなんだ数字遊美があるのがまた良いです。



特訓を終え、ここで共同生活する彼らの場面です。慎ましやかな日常です。

勿論、依然として緊張感は途切れることもなく、謎を追う最中ですから、
彼らにとって安息は程遠いですけれどね。色々と思う場面であります。

万丈さんの指摘も的を射ていて、その危うさは魅力でもありますが、
ともすれば、その脆さと不安定なバランスが揺らぐと怖いですね。
トーカちゃんの『綱渡り』とはまた違った危うさが哀しいです。

境界線を越えて、その線上(戦場)に立てる唯一の存在ゆえ、
そんな彼だからこその危うさで、やはりヒーローだなあと。

11区「アオギリ」編以前の感想記事を書いていた頃も、
よく『仮面ライダー』を連想していたものですけれど、
やはり『境界線を越えた異形の姿』にシンパシーが。

こうして追われて狩られる側の共同生活と言えば、
『仮面ライダー555』のあの三人組とか連想。



そして、月山の登場です。

〔CCG〕の方には什造という問題児がいますが、
こちら側の彼も負けず劣らずの空気の読めなさで、
真意を表に出さない不気味なところも通じますね。

ヒナミちゃんがヒマワリかと訊いたのも当然と言えば当然で、
その鮮やかな黄花を満面に咲かせる様は、通じていますしね。

その花の名は『ルドベキア』。

『公平』
『正しい選択』
『正義』
『立派な』

これらの花言葉を持ちます。いずれも強い言葉ばかりで、何とも意味深だこと。
上述の『剣』は勿論のこと、読者の誰もがこちらについても連想したでしょう。

これらの言葉もまた、月山のあの時の台詞を彷彿とさせます。というか、そのまんま。
『自分を仲間として公平に選択することは正しく、立派で、正義である』ってことね。

謙虚そうに見えて、随所に自己主張を潜ませるあざとさが実に彼らしいところですが、
それが顕著なのが、正に今回のこの場面だと言えるでしょうね。月山、バグースだよ。

そして、シャワーを浴びて出てきたカネキくん。

ずっと愛読してきた読者なら、ここでも先生からのシグナルに気付いたことでしょう。
あの頃とは違って引き締まった肉体と、そして変わらない傷跡の痛々しさがまた……。
眼の前で人間に殺される生命を前にして、何も出来ずにいたあの頃の彼とは見違えて、
表情も含めて実に頼もしい姿ですね。泣きながらシャワーに打たれていた頃を思うと、
この成長は本当に嬉しく思いますね。悲劇に生きるだけではなく、悲劇を超えた強さ。

ここで、カネキくんから万丈さんへ質問が……。

やはり、ニコから聞かされたあのことを念頭に置いて、この質問をしたのでしょうね。
つまり、ここでもカネキくんは相手が誰かを確信している訳です。気になりますねえ。
以前にノロのマスクと素顔についても、予想してあれこれと書いたことはありますが、
存在しないと言われる〝隻眼の王〟についての確信で、より一層気になるところです。
尤も、『タチの悪いジョーク』を吐き続ける〝道化師〟の言葉ですから要注意ですが。

『ウサギのマスク』の件は前回も書きましたが、
特定、看破するには判断材料がちょっと足りないかなと。明言には至らないかなあと。
ウサギ=トーカちゃんというのは流石に単純すぎますし、受験勉強の最中ですからね。
と思わせておいて、それがミスリードだったりするのかしら。いずれにせよ、楽しみ。
アヤトくんは既にマスク姿が出ているので、これも違うかなと思っていましたけれど、
逆の考えも浮かんだり。『捜査官に見られたからこそマスクを変えた』のもアリかな。
当時、〔CCG〕が把握する幹部に、彼の存在はありませんでしたけれどね。うーん。

ここで、カネキくんの口からは『7月』と……。

実にニクイですね。作中の時季が追い着いて、こうして読者がシンクロできるなんて。
加えて、ルドベキアの季節は7月~10月。ますます、この花が暗示的に思えますね。
これからの三ヶ月、これからの展開で、この花言葉の要素がどれが出るのかも楽しみ。
この花言葉をなぞるような展開になるのではないかというのも予想の一つであります。

こうして、かつての古巣である20区へと……。

実に因果なものですね。ここで、ヒナミちゃんも連れて一緒に向かうというのがまた。
それにしても、月山の発言には一理ありますね。嘉納総合病院はまだ調査してないし、
逃亡の身ですから、一時的に帰ることはあっても、定住などできないでしょうからね。
それこそ、病院は『アオギリの樹』に張り込みされて、帰ることもできないでしょう。

余談ですが、今回の月山が登場した場面は、喰神さんを彷彿とさせてニヤリとしたり。

■Ghoul's talk 1

総選挙の時に触れた個人的な企画ですが、あれはお蔵入りになりました。
厳密にはお蔵入りに「してやりました」ですけれどね。一応、ご報告を。
やはり信頼できる方、モラルやリテラシーがある方じゃないと駄目だと、
改めて痛感しました。非常に勉強になり、良い機会だったと思ってます。
送り手の権利を害するサイトからのリンクも、きっぱりと断りましたが、
そういったところに群がるような人と、うちは関わりたくないですから。

その代わりと言っては何ですが、別の企画がまったりと進行中ですので、
こちらは、またおいおいここで触れられるかなと。私も愉しもうかなと。

■Ghoul's talk 2

前回(第6巻発売時)の小冊子版『School of the Ghoul』の時にも書きましたが、
感想を書くなら、手に入れてない方に配慮すべきだと、どうしても気になって、
先生と担当様からは、配慮して頂ければ構いませんとのことでしたけれど……。
そうこうしているうちに、なかなか形にできないまま時間が過ぎておりますが、
今回の小冊子についても、その辺りをよく考慮しなくては、と思っております。
そうなると、書かないのがベストということになってしまうのですけれどねー。

同様の理由で『東京喰種 トーキョーグール [JACK]』の感想も控えると思います。
スマホは妹に借りよう……。

手に入れられる人が限られる作品、手に入れられない人がいる作品については、
ちょっと判断を保留しているというのが実情、現時点ではそんなスタンスです。
こちらとかこちらは公開してますけれどね。雑誌とコミックスで読めますので。

■Ghoul's talk 3

BGM&Inspired by...

中森明菜様
『永遠の扉』
『陽炎』
(フルアルバム『UNBALANCE+BALANCE』収録)

『夜の匂い』
『APPETITE 〜HORROR PLANTS BENJAMIN』
(フルアルバム『SHAKER』収録)

Eins:Vier
『Notice』
『Nursery tale』
『Ju suit enchanté de faire votre connaissance』
(フルアルバム『Risk』収録)
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