日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『東京喰種‐トーキョーグール‐』#085[隻眼]  

『東京喰種‐トーキョーグール‐ 解体“真”報』も更新されました。

更に試し読み追加で、第三章の冒頭も読めるようになりました。
改めて、十和田先生と、原作の編集担当M様のお心遣いに感謝。

そして、尊敬する石田スイ先生に、改めて心から感謝してます。

「公式サイトなんだから試し読みができて当たり前」ではないのです。これは大間違いです。
昨今、無料でオイシイ思いができるのが当たり前だと勘違いしている輩が非常に多いですが、
当然ながらお金と時間を費やし、送り手の皆様の利益に繋げて、初めてファンを名乗れます。

エンドユーザーの我々に届くまでに、先生や担当様、デザイナーの方々などが一丸となって、
精根込めて拵えておられる訳で、その過程を蔑ろにするような読み方は、読者失格ですから。

私はこれからも変わらずに、本誌を毎週購読して、アンケートを提出して、支援を続けます。
作家さんや編集さんにお金を出さずにネタばれだけ手にしたら良いなんて、大間違いですよ。
それは漫画シーンそのものを衰退させる悪行であり、巡り巡って自分の首を絞めることです。

閑話休題。

さて、いよいよコミックス第8巻と小説版の発売も迫ってきました。
表紙については予想通りで、より厳密に言えば予想した二つの案が、
それぞれ正解でした。それが一つになったのが表紙だった感じです。

こちらについても、念の為に記事をニ分割した後で、また触れます。

ちなみに、今月発売分のヤングジャンプコミックス、
本作のみならず、他の作品も予想通りの表紙でした。

『ヒトヒトリフタリ』も第7巻発売です。
荘一郎、久保光司と来たら、次はやっぱり……ね。

『WxY ダブリューエックスワイ』も第4巻発売です。
愛美ちゃん(和田)、若月ちゃん、鷲尾ちゃんと来たら、次の『W』はやっぱり……ね。
『Y(優一、横田)』の方が表紙になる日も、いつかは来るのでしょうけれどね(笑)。



さて、前置きも長くなりましたので、そろそろ感想の方へ参りたいと思います。

以下は今回の内容に触れた感想です。未読の方はご覧になりませんように……。



オマエはボクのNO.85。

そのハコの中に理想を配置しなさい……。

かごめ かごめ ハコの中のトリは……。

後ろの正面 仮面の正体 ダ レ ……。


東 京 喰 種
トーキョーグール 石田スイ

#085[隻眼]


いつもと毛色&経路を変えて、ちょっとコアなアオリ文にしてみましたが、
わかる人には一発でわかるバンドネタです(笑)。今回も良い作劇でした。

「もしかしたら、自分の背中や耳元の数cmそばにまで迫っているかもしれない感覚」と言いますか。

以前の感想にもこれは書いたのですけれども、
カネキくんがあのレストランに再登場したり、
マダムが再登場したりという堪らない展開で、
こうしてまた表情を変えて魅せてくれるので、
そこから改めてそんなことを思ったりも……。

本作に横溢している独特の空気感とはこれで、
そこがまた私的に魅力でもあると思ってます。

今回は、そんな本作ならではの魅力が実にわかりやすい形で活かされた展開です。
なるほど、流石は石田先生ですね。バーでの会話から、レストランの回想に繋ぎ、
それらが繰り返し行き来する構成で読者に魅せるとは。所謂カットバックですね。

あの時もそうですが、今回も、そう何度も使えないサブタイトルが刺さりますね。
ここでこのサブタイトルが来て、読んで納得。文字通り二重の含意である訳です。
カットバックではないですが、それこそ、ここでも対比の構造が実に秀逸ですね。

『喰種レストラン』の壊滅については、亜門さんとアッキーラコンビも確認して、
富良さんとの現場での場面からも明白ですね。もう見たままの答えがありました。

先にそちらを提示しておいて、その答え合わせとも言える場面が今回で描かれて、
彼らと〔CCG〕側の視点も含めて、上述の行き来する構成が素晴らしいですね。

当然、〝美食家〟こと月山の協力がなければ成し得なかったことは、
読者の我々は勿論、〔CCG〕側が断定するのも時間の問題ですね。

その〝美食家〟が流暢に、そして正確に6区のバーの三人組に報告。
この時点で嘘を含ませたり、情報を小出しにして優位性を企むなら、
大したものだなあと思ったりも。案外、充分に有り得ると思います。

「喰種収容所(コクリア)」から脱走した〝喰種〟は、以下の通り。

A層 37
S層  

SS層は 

ここで月山から触れられた「知り合いの情報屋」なる存在も気になりますし、
同時に、この報告からも『鯱』を名乗る〝喰種〟は『SSレート』だと判明。

ここに来て、また相当な実力者の存在が明るみになりましたね。ニヤリです。
このレートだと、彼は収容所に入るまで、6区のリーダーだった可能性大か。
鼻ピアスの台詞からもそう思えますし。と思ったら「ボス」とはっきり明言。

月山の「いかにも」な鼻に付く口調が胡散臭くて実に良いと思います(笑)。
そう思った矢先に、当の本人がいけしゃあしゃあと断りを入れるのニヤリと。

「虚言など無粋なマネはしない」

今まで散々好き勝手やってきたのは、読者なら先刻承知です。
よく言えたものだなと(笑)。ツッキー白々しいモード最高。
存在自体がもう胡散臭いもん。詐欺師以下の臭いがプンプン。

冗談抜きで、『味方』として完全に信用するのも危険かなと。

11区「アオギリ」編終盤でニコが宗太に言った台詞も連想。

それこそ、月山は『人一倍美意識が高い』でしょうから……。

月山本人と『PG』の接点についても言わずもがなですしね。

鼻ピアスの言葉からすると、鯱さんは仁義についてもしっかりとされて、
ただ暴れまわるだけの粗野な〝喰種〟とは違ったまともな風格のようで、
カネキくんが可能性として挙げたことも、冗談抜きで有り得ますね……。
この時点では、まだ彼らも鯱さんの真相までは掴んでいない状況ですし、
『共喰い』や『赫者』の脅威は11区「アオギリ」編で痛感してますし。

ここで、カネキくんの視線が反れながら、意外な事実が……!?

――鯱…いや…

神代 叉栄



カネキくんたちが、リゼちゃん(そして嘉納教授)の道程を辿って遡って行ったのは明白ですが、
なるほど、ここで『神代』の姓に、あの『偽名』にぶち当たる展開だなんて……! 堪りません!

よりによってリゼちゃんと同じ『神代』を名乗っていたとは……。
人間相手の表向きには『兄弟』でも装っていたのでしょうか……。
彼女の年齢(と言うより容姿)から『親子』は違うでしょうしね。

本当に血の繋がりがあるとすれば、『赫子』も近いタイプか……?
そう仮定すると(違うと思っていますが)、怖くなってきますね。

バーの連中から、7区の「喰種レストラン」について鋭い一言が。

いいえ?

この時のカネキくんの柔和な表情、そしてクエスチョンマークがまた良いですね。
ここで平然と微笑んでいられるのは流石です。今の彼には貫禄すら感じられます。

そして、6区の連中と別れた夜道へ……。

この場面の会話から、「おやっ?」と一瞬思いましたけれど、これも納得ですね。
トーカちゃんは受験勉強がありますからね。ヒナミちゃんの相手は彼らでしたか。

ここから、またレストランの場面へ……。

月山のコネでカネキくんも帯同させ、万丈さんたちは清掃員になりすまして待機。
そして、この展開は痛快でもありますね。何しろ、あの時の全く逆なのですから。
『注文の多い料理店』であれこれと沢山注文してみせた方がやられる結末とはね。

上着を脱いだ姿も、戦闘に特化した着衣で格好良いですねー。
カニバルマンを連想してニヤリとしたり。バンドにもいそう。

背中側が最初から開いているデザインなのが、またニクイね。
『鱗赫』を発現させることを前提とした構造なのが、良いね。

そして高く跳躍! あの指のポーズと、この台詞が最高です。

奇しくも、あの場面と同じ、あの時のサブタイトルとも同じ。
改めて、〝邪魔〟と口にしたあの回を思い返したところです。

万丈さんのマスク姿も格好良いですし、この後が重大な場面。
宗太もはっきり描かれています。これはあまりにも重大です。

そして、遂に見つけたターゲット。即ち、マダムA……!



なるほど、ここでマダムを護る存在が現れるとは……。
嘉納教授が予期していて、逃走の時間稼ぎの為に……。

ここで登場した〝クロ〟と〝シロ〟!

しかも、明らかに同じ『鱗赫』です。

石田先生の秀逸な言葉の表現、ルビなどについては以前にも言及していますが、
今回のそれも唸らされましたね。つくづく石田先生はお見事だと脱帽です……!

カネキくんがアヤトくんと戦った時のそれも素晴らしかったですが
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#075[秘密]参照)、
今回も堪らないですね。よくもまあと言うくらい見事な嵌まり具合!

『……僕(リゼさん)』

『次の〝僕〟(隻眼の喰種)を』


これには痺れました。不気味な〝隻眼〟の敵と相まって刺さる言葉。

クロとシロからは、当然ながら瓶兄弟も連想しましたけれど、
こちらは〝隻眼〟ですしね。戦闘力は桁違いの差でしょうね。

瓶兄弟は亜門さんが完全撃破で、少なくとも弟の方は顔面を完全に両断されて、
順当に考えて即死でしょうし、胴体を斬られた兄も、同様に終わりでしょうね。
あの場で、あれだけ沢山の捜査官に囲まれて逃げ切れるはずもないですからね。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#077[七棟]参照)

ただ一つ、『アオギリの樹』の幹部である点は重要で、
組織の全容解明に向かっている〔CCG〕を鑑みるに、
兄は「喰種収容所」に収容されてもおかしくないかと。
正直、当時はそこまで気にしていませんでしたけれど、
今となっては、収容所の設定も方々に活きそうですね。

さて、話を〝クロ〟と〝シロ〟に戻します。

こちらも外見は双子のように見えますが、実際の素体もそうだと考えるのが自然かな。
特筆すべき点として、〝隻眼〟の部位が左右それぞれ別であるのが、興味深いですね。

読者なら、誰もがあの時のタタラの台詞を思い返しますね。

へぇ…

「こっち」は
左か

確かに
「持ってる」な


チッ…ってことは…
本当にリゼは
消されたのか

流石に奴ら
手が早いな…

霧嶋

……
何スか?

コイツ

いらない

君にやるよ


…え…

リゼじゃなくても
戦力にはなるかもと思って
キープしてもらって
おいたけど…

「目」が駄目だ

これじゃ
使えない


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#054[青桐]参照)

外見は幼く見えますが、嘉納教授の『実験』であるがゆえに、
その『赫子』の威力も見ての通り、凄まじい強さを誇ります。

新展開、カネキくん登場。それに続き、逃走中の嘉納教授と、
リゼちゃんの謎と、新たなる〝隻眼〟の存在が堪りませんね。

■Ghoul's talk 1

コミックス表紙の件、冒頭で触れると言いながらも、
書きそびれてしまっていたので、ここでひとつ……。

コミックス第8巻の出番からしてもアヤトくんが順当なところかなと。
〝梟〟に関して言えば、それは今後にもっと大きな場面があると予想。

コミックス第7巻も、第1巻と同じくカネキくんですが、
ここでは一周した感と言いますか、覚醒と新たな始まり。
それを強く思い知らせる表紙だったように感じています。

それを踏まえると、巡り巡った二週目の第2巻との解釈、
そこから、トーカちゃんがまた表紙になることも予想を。

折り返しについては、瓶兄弟の二人か、タタラ&エトが、
順当なところでしょう。〝梟〟はまだ先でしょうね……。

そして、今にして見れば明白ですが、第7巻以降からは、
それ以前とは背景のデザインも違った手法で脱帽ですね。

表紙は〝喰種〟だけに限定されるのか気になってますが、
いずれにせよ、什造が表紙になったのは含意があるかと。
飛び散った血と、瞳に映るその赤についても、また然り。

仮にそうでなければ、亜門さんも当然ながら要注目です。

■Ghoul's talk 2

BGM&Inspired by...

Raphael『僕と「僕」』

MYTH『異端者とドラキュラ』
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