日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『極黒のブリュンヒルデ』第64話 点と点  

きゅりーちゃんの登場から、
更に緊張感が漲る展開です。
そこに巻頭カラーの前回で、
緊張と緩和まで見事に表現。
青春の甘酸っぱさも描かれ、
それでいて苦く、切なくて、
ワンエピソードであるのも、
良い構成だったと思います。

さて、そこからどう展開するのか、大爆発するのか、楽しみでした。

なるほど……。正に今までの流れはこの為だったのだかと痛感です。

以下は今回の内容に触れています。本誌購読された方のみ、どうぞ。



『週刊ヤングジャンプ』で大絶賛連載中!

コミックス第5巻まで、全巻好評発売中!



見つかった真実。
繋がらない過去。

途切れた空白が、
微笑を浮かべる。




極黒のブリュンヒルデ

第64話 点と点


何よりも今回のポイントは、
あの二つに尽きるでしょう。

はじめてのチュウ。

そこからのマッサージ&テンプテーション。

そして、遂に明らかになった『彼』の過去。


前置きもまどろっこしいので、早速本題に。

かねてより組織の中でも真意が窺えず、怪しい存在であった九(イチジク)所長。
彼が独断で、勝手に解き放ったヴァルキュリア、そしてその悪魔が起こした惨劇。
更に外の世界で大爆発を起こして、最早それは周知の事実として隠蔽不可能です。
遂に、失態を問い詰められる時が来ました。ようやく組織側の描写が来ましたね。

彼にとっては、『失態』ではなく、
寧ろ『計画通り』だったでしょう。

ヴァルキュリアを解き放ってしまえば、どうなるか。
まさか、彼がわからなかったはずもないですからね。
新たに発現した魔力についても言及したほどですし。

問い詰められても、責められても、顔色一つ変えず、
無表情のままでした。これこそ余裕の印でしょうね。



ここで、良太くんは股間の感触から逃れて小五郎さんのところへ……。

前々から、読者の誰もが言及しているように、ここであの問題に直面。

メンバーも増えたことですし、いよいよ、鎮死剤をどうにかしないと。

と言う訳で、小五郎さんから重要な言葉が。流石です。

「鎮死剤を別のアプローチから作れないか」との発案。
菜波ちゃんが『溶けた』ことから着目して、鋭い考察。
鎮死剤と『プロテアーゼ』の関連性を指摘してみせて、
小五郎さんならではの出番と魅せ場が素晴らしいです。

これは『バオー来訪者』で言うところの『バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン』ですね。

小五郎さんの指摘通り、普通の人間からは、体を溶かすほどの消化酵素は生成されません。
これをコントロールして、自分に事実上ダメージがないレベルで溶かせるのがバオーです。
そして、それを越えた形が魔法使いの死の場面です。改めて『溶ける』とは残酷だと痛感。



そんな彼の口から、遂に語られました……!

彼自身の過去はともかく、彼が口にした『自分より上だと思う人間を初めて見た』という言葉。

その『天才を超越した天才』こそが、彼だったとは……。

もっと後に描かれるような展開かと、一瞬思いましたが、
そもそも、組織においての彼はもう時間がない訳ですし。
ともあれ、これではっきりとしました。なるほどね……。

良太くん本人、あるいは親子(時空を越えたところで)というのは、
発想としては興味深いですが、それに至る根拠は皆無だった訳です。
こうしてあっさり打ち砕かれるのは、寧ろ気持ちが良かったですね。
時空の超越そのものが完全に関係ないとは、まだ言い切れませんし、
わかったところから、一つずつ、少しずつ考えて楽しめば良いかと。

小五郎さんの出番は実に重要でした。

彼の考察が披露されただけではなく、
所長の過去がわかっただけではなく、
あの考察自体が答えでもあるのです。

プロテアーゼを豊富に含む植物もあり、
その植物の中の一つに『イチジク』が。

そして、以前から言葉遊美や数字遊美に興じていましたが、
ここで『九』が魅せる新たなる意味が浮上してきましたね。

『ニヴルヘル』(Niflhel)

即ち『下界の第九世界』。

Yggdrasil(世界樹)

■第1層 世界樹の1本目の根 Urdbrunnen(ウルズの泉)
Asgard(アース神族の国)
Álfheimr(光の妖精エルフの国)
Vanaheimr(ヴァン神族の国)

■第2層 世界樹の2本目の根 Quelle Mimirs(ミーミルの泉)
Nidawellir(ドヴェルグの住む土地)
Midgard(人間の住む土地)
Jötunheim(霧の巨人族と丘の巨人族の国)

■第3層 世界樹の3本目の根 Hvergelmir(沸き立つ鍋)
Niflheim(霧の国)
Helheim(死の国)
Muspellsheim(灼熱の国)

なるほど、正に本作のタイトルと強く結び付く北欧神話全開の言葉でした。

北欧神話と言えば、『巫女の予言』も改めて気になってきたところですね。
これぞ佳奈ちゃんのことではないかと。鎮死剤の点からだと、瑞花ちゃん?

『九 千怜』という名前も判明しました。

東大生時代の記録ですので、戸籍上の本名と判断するのが自然でしょうね。
尤も、それ以前に計画が始動していたとすれば、その限りではないですが。

『千怜』は素直にそのまま読めば『ちさと』でしょうね。可愛い名前です。

PENICILLINのギタリスト・千聖さんを連想しました。

こちらのお名前の由来については、言わずもがなかと。
森高千里さんの大ファンであるのは、有名な話ですね。

余談ついでに、ここで、もう一つ名前繋がりの話題を。

新紀元社の『図解 北欧神話』の著者の方が、
『池上良太氏』というのは思わず脊髄反射を。



『九』のみならず、『千』まで含まれているのがニヤリです。
しかも『怜』は『0』を想起させますし、凄いお名前ですね。

当時の小五郎さん、良太くんのお母さんの目元を彷彿とさせ、
そして、所長の方も眉目秀麗と言ったところ。美形ですねー。

大学院を出た後に、国の研究機関に入ってからは、不明……。

東大のこの『阪井研究室』は要注目です。
そして、土屋邑貴くんを思い返しますね。

所長も、彼女と同じように選ばれたのか、
それとも、自ら志願して入ったのか……。

土屋くんのあの場面も、ここに繋がる深い含意があったのですね。
少しずつ、でも確実に見えてきた組織への糸口が綻ぶ瞬間に期待。

『命の解明』を唯一の目的とする彼なら、薬の生成も可能かなと。
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コメント

かくして良太イチジク親子説はほぼ確実に終了に候。小五郎にとって義兄にあたるので、大学以降の面識が無いことは……彼の出不精及び良太2歳時点で「事故死」の故にありえなくもないかもしれなかったけども。2週目説の場合、聖杯戦争の赤い弓兵ってレベルじゃない別人加減。いや容貌は似てると思ったから親子説支持してたのだが……時間遡行で小五郎と同年代だと、彼の目に触れる所に鎮死剤の鍵が用意されてたとなると……ご都合に辻褄が合わなくも無い不思議。今のところは思想的に別人だと思っておきたいけれど、もしその常人離れの所以が破滅還りで研究所に狙って入ったとしたら……なんて迂遠大な行動計画か

>こうしてあっさり打ち砕かれるのは、寧ろ気持ちが良かったですね

確かに。驚きはあったけれど、むしろ先入観が固着していた事もあるし驚かされた事自体には喜ばしいとさえ感じた。岡本倫は読者にも登場人物にもドSな鬼ではあるけれど、妖怪的に意表を突き心を揺らす巧さ美味さ

>阪井研究室

そんなわけで、今回さらりと出ただけの研究室が『龍騎』の江島研究室とか『パトレイバー』の古柳研究室みたく重要事項に持ち上がってきたら凄いな、と余計な予断を抱かなくもなかったり、その更に斜め上を行きやしないかと期待したり

ALORC #F4qIJJbY | URL
2013/07/08 01:28 | edit

Re: タイトルなし

>ALORCさん
そちらに転載されたうちの記事、話数が63話になってますね。修正をお願いします。

>親子説
そもそもの出所がわかりませんし、感想で触れた通りで根拠もなし。
個人的には妄想として物凄く好きなところなんですけれどね。

何気に『時空の超越』自体はまだ活きる余地はあると思いますし。

それこそ、きゅりーちゃんの魔法や、今後の展開など……。

>阪井研究室
いえ、これこそ冗談抜きで江島研究室並みの重要事項だと思っていますけれど。
本チャンのドストライクで。

土屋くんの初登場シーンも、今更ながら重要な意味がある描写だったと思いますしね。

少なくとも、現在の良太くん側に提示された確実なヒントですからね。
遠回りになるか、あるいは彼が気付かずスルーしてしまう可能性もあれど、
ここではっきりと描かれたことは大きいでしょう。

如月 #ksMIDlhw | URL
2013/07/08 01:59 | edit

>バオー
そいつに触れることは、死を意味する!っていうと
まさに魔女、もしくはヴァルキュリアみたいですね。

>イチジク
プロテアーゼを多く含むことにはぼくもたどり着きましたけど、
『下界の第九世界』には気付きませんでした!
二重三重にいろんな意味が込められた名前みたいですね。
というか、九という文字が都合よくイチジクという読み方をするという符合がすごいと思いました。
(逆に、そこから発想を展開したのかもしれないですけど)


アカネ #- | URL
2013/07/08 22:57 | edit

Re: タイトルなし

>バオー
またうまいことを仰る(笑)。

>イチジク
調べてみると面白いですよね。
『無花果』と書いたり、「イチジク」の読み方の由来であったり。
「一月で熟す」ところから、その読み方になったという説もあったり。

『九』の方は、「一字で九」だからという説が強いですね。

「イチ・ジク(ジュク)」と「イチジ・ク」の符合は面白いですね。
仰る通り、逆にそこから展開されたのではないかと思います。

如月 #ksMIDlhw | URL
2013/07/09 07:20 | edit

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