日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『東京喰種‐トーキョーグール‐』#083[神父]  

『東京喰種‐トーキョーグール‐ 解体“真”報』も更新されました。

『東京喰種週報』と、担当M様からも公式アナウンスされている通り、
上記の特設サイトにて、待望の小説版を試し読みすることができます。

そして本誌読者には言わずもがなですが、『BEARS TALK』も必見。

今回の感想では、小説版の試し読みについても言及します。
本誌を未読である方々は、以下をご覧になりませんように。



『amaze』に囚われた心の中に『maze』がある。

『口』の中に『人』がいる。
肉を喰らい、命を吸囚する。

希代の芸術家・石田スイにしか描けない驚愕の迷宮!
漫画界に新たなる傷跡と鮮血を残した衝撃の問題作!




東京  喰種
トーキョーグール Tokyo Ghoul

#083[神父] 石田スイ
  Ishida Sui


囚人との面会と言えば、当然のようにあの名作の重要な場面も思い返します。
そして、もう一つ。前回で書きそびれていました。『羊たちの沈黙』も連想。
レクター博士の方は人間で、人肉を喰らうのは嗜好という違いはありますが、
それもまた共通した部分と言えます。両者の職業的にも、それが言えますね。
『精神科医』のクリーンなイメージ、聖職者の印象とは反対の性癖が大きく、
読者の誰もが連想したのではないでしょうか。新展開も堪らない流れですね。

〝神父〟に対しては、鋭い男だというのが第一印象です。

尤も、昇進について指摘したことは、二人を見れば明白。
と思いきや、その後の会話で、その印象は深まりました。

この調子だと『今のパートナー』が彼の娘であることも、
既に感付いていることでしょうね。ただ言わないだけで。
そして、その娘の前で、敢えて父親に触れてみせたなら、
実に嫌らしい男です。娘の反応を見る目的もあったかと。

恐らく、彼女が席を外すこともわかっていたでしょうね。
そして、『賢い女』と評しました。彼も実に賢いですね。

人を馬鹿にして見透かしたようなこの態度や、表情など、
今までに登場した〝喰種〟や人物とはまた違った魅力で、
〝神父〟については、多方面から着目したいところです。

彼が亜門さんの「育ての親」であったこと、
同時に亜門さんもかつて孤児であったこと、
それらは概ね前回で予想した通りでしたが、
今回で判明した事実には、なるほどなあと。

外国の〝喰種〟の登場については以前にも触れました。
ロシア系〝喰種〟とは。一気に拡がった感があります。
案外、タタラも中国系〝喰種〟だったりするのかしら。
ノロが喋る(声が出せる前提で)場面があるとしたら、
なんて、こちらの方面からも口調と顔が気になったり。

そして、日本ではカトリック系の孤児院を営んでいたという事実。
つまり、これは『人間になりすまして日本まで訪れた』訳ですね。
日本に来てから嘉納教授の実験で〝喰種〟にされたのでなければ。
人身や臓器、戸籍の売買についても以前に触れておいた点でした。

「あんていく」の芳村マスターや、ウタさんや、イトリちゃんも、
人間と〝喰種〟を問わず、不特定多数の人が出入りするお店です。
「喰種レストラン」については、入るのに条件が必要ですけれど、
多くの〝喰種〟が集まる場所という意味では通じるところですね。
もう一つ挙げるなら、ある意味で『嘉納総合病院』もそうですね

そこで、なるほどと思いました。『孤児院』が出てきて納得です。

貴未ちゃんが月山に攫われて、カネキくんと西尾が向かった時に、
当時の感想で『教会』と書きましたが、教会でなくても良い訳で、
真っ先に思い返しました。思考の刺激にも実に良かった場面です。

亜門さんの十字架については、前回で触れておくべきだったなと。
またしても失態。この辺りの詰めの甘さが私らしいなと思います。

亜門さんの幼少時の記憶と、返り血を浴びた男を眼にしたことも、
前回で書いた通りですね。それも今回の会話ではっきりしました。

そして、亜門さんの捨て台詞に対して、〝神父〟の意味深な言葉。

鋼太朗

〝白ウサギ〟より
〝アリス〟
追うんだな



「多くは語らず」という印象の〝神父〟らしい言葉ですね……。
遠回しな言い方のようで、核心を突いているかもしれませんし、
恐らくそうなのでしょう。ここは単純に助言と見るべきか……。

ただ、この手の意味深な言葉、深読み(付加読み)しすぎると、
真相から見当違いの方向に行きそうで、それは気になりますね。
ただでさえ、常日頃言葉遊美や数字遊美、連想芸夢の毎日だし、
そんな私にとっては、正にそうだろうと自覚しています(笑)。

ここで、『ウサギ』ではなく、『白ウサギ』と『アリス』とは。
当然ながら、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』です。

そもそも、〝神父〟がいつから収容されているか気になります。
彼の言葉通り、独房から外の様子を知る術などないはずですし。
生かされている理由は、前回の吉時さんの台詞の通りですので、
その知識と見解は、今後も着目していきたいところですけれど。

同時に、タタラたちの収容所襲撃で気になる点も芽生えました。
SS層までは到達した訳で、問題は〝神父〟まで到達できたか。
そして、仮に到達できたとして、『救う気があったか』どうか。
今回の会話からすると、〝神父〟までは到達してないだろうと。
そして、仲間意識などない〝神父〟を救う気もないのだろうと。
現時点ではそう思っています。そちらの動向も気になりますね。
タタラたちが襲撃時に同胞を『選別』していた可能性もあるし、
半年という時の流れは、『アオギリの樹』にとっても重要です。

もう一つ気になったところは、アッキーラの方の会話でしたね。

130番と147番とは、単純に随分数字が若いのだなと。
リョーコさんは723番で、彼女の旦那さんは696番で、
あの場面でも721番と722番について報告されました。

単純なナンバリングだけだとは思いませんし、
発見した場所や、捜査官の担当区などからも、
その辺りの数字は前後すると思いますけれど、
昔に捕まった〝喰種〟だとは想像に難くなく、
改めて、〝コクリア〟の底知れない奥深さが、
物理的にも歴史的にも興味深いところですね。



バイトくんについては、第一声で気付きました。

新聞の切り抜き収拾とか、小倉ちゃん推しから、
駆け出しの新聞記者、マスコミへのバイトなど、
そういった面からは考えていましたけれど……。
なるほど、〔CCG〕そのものに関わるとはね。
正に、違う意味で「灯台暮らし」でした(違)。

しかし、彼がタレコミの張本人だったとはねー。
これについての予想は、見事にハズレでしたね。

そして、ここでもやはり半年の時の流れが重要。

カネキくんは大学には通っていないでしょうし、
当然、ヒデとも疎遠になっていることでしょう。
彼の熱心な働きには、カネキくんへの手掛かり、
それが強い動機となっていると思っております。
勿論、熱しやすく冷めやすいミーハー体質から、
〝喰種〟に興味を抱いていることもありますが。

帽子のマーク『NO1』も気になった点ですね。

そのまま読めば『ナンバーワン』ですけれど、
逆さまにすると『ロン』もしくは『イオン』。
横から読むと『ZO-』で興味深いなあって。
まあ、こんな遊びは私だけかもしれませんが。

末尾にもう一つ1か7があれば『ライオン』と読めて、
『象さん』と絡めて連想できるので、強引に進めると、
『動物』と『ナンバーワン』で、導き出されることは、
FLYING KIDS『ヤング・アニマルNo.1』! そして『野生のハマザキ』!

いつもこんな連想ばかりしております。はい。

『白ウサギ』と動物繋がりだよね(間違い)。

ヒデのフルネームがやっとわかったのは収穫でした。
『英良』からは当然『秀吉』を連想します。
『永近』と併せて、また変な方向に連想が。

また、『音読み』すると『エイキン』と『エイラ』が連想できますね。
どちらも人名ですし、当然ながら『日本とは違う』想像も拡がります。

いつもこんな連想ばかり(以下略)。



もう少し真面目な話に戻しますと、
『白ウサギ』から〝ラビット〟を、
つまりトーカちゃんの連想すると、
あまりにも直接的で安易ですよね。

『ラビット』で『Love it』と連想できるのは可愛いトーカちゃんらしいと思いますが。

ただ、そこから『アリス』に繋げると、カネキくんやヒナミちゃんも連想できますし、
作中には『三月ウサギ』『帽子屋』も出てくるのが、連想好きには堪らないでしょう。
前者は、言わずもがなの月山、帽子についても今回のヒデや、仮面を連想しますしね。

尤も、ただの『不思議の国のアリス』の連想です。固執することもないですけれどね。

ここで再びカネキくんの幼少時、ヒデが演じた魔女の従者が気になってきますけれど。



小説版の方の感想としましては、文体は非常に読みやすいですね。
ルビが多く、丁寧すぎる印象がありますが、若年層への考慮かな。
レイアウト面で、ポイントとワードのセットが惜しいなと(笑)。
先生のイラストや装丁も含め、『本』で読めるのが楽しみですね。

と言う訳で、月山についてスルーしっぱなしになってますが(笑)、
本誌バックナンバーなどを再読して、あれこれ考えたりしています。

■Ghoul's talk 1
今月末には『東京喰種‐トーキョーグール‐』総選挙#002を開催します。
よほどのことがない限りは、予定通りに開催する段取りです。
この企画についても、続報はまたこちらで随時お伝えします。

■Ghoul's talk 2

BGM&Inspired by...

MASCHERA『Alice』

BUCK-TICK『Alice in Wonder Underground』

ACiD『囚。-ト.ラ.ワ.レ-』
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コメント

遅れ気味にコメントとかしてみる。休みになっても、なんか時間がねぇええええ!?(吠え

相変わらず濃ゆい感想だw

僕の極黒感想も大概にせぇよ、おめぇわwレベルの
シロモノだが、東京喰種に関しては、如月さんの考察の
鋭さが随一だわ。

白ウサギとアリスについては、僕ぁ、単純に
トーカちゃんとヒナミちゃんを指すことかと思ったが、
たしかに直接的すぎるなぁ。そもそも、亜門くんの質問を
ガンスルーしつつ、真戸さんの仇討ちであるラビットの
件にいきなり言及するのも不自然な気もする。神父の
洞察力と、分析力をもってすれば造作もないことかも
しれんが。

とすると、白ウサギ(異世界への案内人 ≒ リゼ)で、
アリス(グールの世界に迷い込んでしまったカネキくん)
というのもアリかなぁ、性別が逆転してるような気もするがw

ちゅうか、如月さん、羊達の沈黙の感想なんて書いてたんだ、と
リンク先をクリックしたら、デリシンの感想に飛ばされて
なんと、ここにも罠が!!!まぁ、うん、面会シーン
あったね、そういや!!w

後々読み進めたら、ちゃんとレクター博士についても
言及されてるじゃねぇかw釣られた!!釣られた感が悔しい(ビクンビクン

クラリスをイビりつつも、心の奥底では屈折した愛情を
感じているレクター博士にダブって見える神父は、
やっぱり亜門くんに『育ての親としての愛情』を
感じているのかもwもっとも、通常のそれとはかけ離れた
ものに違いなく、食料として飼ってた子供が意外にも
たくましくなったので、興味を覚えた的な?

>人身売買ネットワークと神父の繋がり
孤児院なんて、考えてみればいくらでも『肉』を
調達できる格好の隠れ蓑だものなー。職業・殺し屋。での
Mr.AAの過去を連想した。嘉納総合病院と相まって、
喰種社会での人肉流通ルートの一端を連想させるなぁ、
どうしても。あんていく、イトリさんのヘルター・スケルター
がどの程度までそこに絡んでいるのかは謎だが、少なくとも
レストランはソッチと繋がってる気配がビンビンにするw

或 犬良 #IY7bLZJE | URL
2013/06/27 07:59 | edit

健康ランドとレストランでリフレッシュだー!

私も健康ランド行きたいです。主に肩こりと腰痛を何とかしたいなと(笑)。

>或 犬良さん
おおお! こっちにくださるとはモデラート!

>濃ゆい&自分も大概だが、こっちも大概
そう言ってくださるのが一番嬉しいですかも(笑)。
あれ? 私も変態?(笑)

なんというか、犬良さんが常々仰っているように、
ただ「読んで面白かった」だけじゃないというか、
考えたりすること、それを愛読者同士でお互いに共有できること、
ディスカッションできること、本誌の展開やコミックスで盛り上がれること、
これって物凄く有意義なことであり、これで何倍も楽しさが増しますよね。
その意味で、極黒でも本作でも犬良さんには感謝してます。

逆に、なんでみんなもっと極黒とかヤンジャン記事書かないの、って思うくらいで。
まあ、私もお三方の記事を「読んでニヤニヤして訪問」するだけで、
記事を書いてはこなかったので、言えた立場じゃないですが(笑)。

>白アリスとウサギ
勿論、トーカちゃんとヒナミちゃんは素直に連想するところだと思います。

ポイントは、犬良さんもご指摘の通り、彼の洞察力と分析力、
そして本文で触れましたが、いつから投獄しているか。
外界との接触が絶たれてからどれくらい経つのか。
この辺りも気になりますよね。

彼が握っている情報がどの時点までか。
そして、本当に外界の情報を得る手段がないか否か。

入見さんの台詞通り、優れた聴覚もありますし、
「アオギリ」との接点、襲撃時の接触が本当になかったのか、
また気になってきたり。

あるいは、人物ではなく、別の比喩だと考えると、妄想も膨らむかもですね。

>リンク先
「罠」て(笑)。
真面目モードで話しますと(キリッ)、
極黒もそうなのですが、ヤンジャン作品をもっと認知してくれたらなあと。
本作だけじゃなく、それをきっかけに文字通りリンクしていけばなあと。
勿論、ヤンジャンコンプリートフォームの犬良さんは言わずもがなですが、
検索とかで、本作しかチェックしない人もいるようで、
デリシンは完結していますから、こういうタイミングで逃したらだめかなと(笑)。

>亜門さんに対しての感情
現時点では、どっちとも取れるところですよね。
異常な欲望を抱きつつも、彼にはそれなりに親愛の情があったのか、
それとも餌に過ぎない人間のくせに逞しくなったな、と感じたのか。
私的には、後者寄りかなと見ていますけれど、
〝神父〟自身、人を小馬鹿にしたような見透かしたような態度であったり、
本心や手の内を明かさない不気味さがあるので、今後も要注目ですね。

>隠れ蓑
正にそれですね。巧い一言です。
嘉納総合病院もそうですが、保育園、幼稚園などもそうか。
あ、『学校』も考えると怖いかもですね。
先生が実は……とか。上井大学や清己高等学校も要注目かも。
転校生が〝喰種〟だったとか〝魔女〟だったとかね(強引な宣伝?)。

そうそう、新展開突入から一貫して「レストラン」は大きいですよね。
厳密に言えば、その前のニコと宗太の場面から。

新展開から、より一層〔CCG〕サイドの描写も濃厚になっていますし、
彼らの捜査の方面からも、考察の糸口に着目したいですね。

如月 #ksMIDlhw | URL
2013/06/28 01:03 | edit

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