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日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#056[蠢動]  

前回の感想記事で、更新が遅いのを反省したくせに、
舌の根も乾かぬうちに、って思われていそうですが。

ところがどっこい、はぁ~どっこい!!
(筆者は中森明菜様が大好き。意味がわからないという若い子は、お父さんに聞いてみよう)

水面下で色々やってはいますので。フフフ。

言える範囲ですと、今の時点で『ヒトヒトリフタリ』の次の記事(連載52回目ね)にも既に着手。

あとは犬良さんALORCさんのブログに定期的に遊びに伺ったり。サボリじゃないよ(笑)。

ともあれ、真面目な話、食事や睡眠のバランスやリズムって本当に大切だなと。
毎週の本誌購読も、こうした感想文も、そんな大前提が基盤としてあってこそ。

特に最近は寒暖の差が激しくなってますし、かく言う自分も風邪をひいたり治ったりの繰り返しで。
昨夜はしっかりと睡眠を摂って目覚めも快適。この勢いのまま今回の感想も書きたいなと思う所存。

さて、前置きはこの辺にして、本編の感想に入りたいのですが、
はっきり言って、感想文は全部、分割の追記に書きたいくらい。
今回も情報量、密度が、共にとんでもないことになってますし。

と言う訳で、本編の感想は以下に書きました。

当然ながら今回の内容に触れておりますので、
未読の方々はご覧にならないようにご注意を。

「木曜日には読んでいるから大丈夫だよ」という方や、
『作品名+私の名前』で毎週検索する熱心な人(笑)、
We are TKG24――!!
って、吠える自信があるような愛読者の皆様なら大丈夫ですね(AKBヲタ以外誰も吠えないか)。

そういう方々は『続きを読む』のクリックをどうぞ。
例によって文章が『非常に長い』のでご注意を……。

怪人と人間との、交わらぬ亜人譚が、
正常という病に罹った者たちの悲劇が、
狂気という正気に寄りかかる者の喜劇が、
そんな命が蠢き動く〝東京〟の物語の開幕。


渦中の“11区”への緊急招集。その波紋は至る所へ…!

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#056[蠢動]


と言う訳で、肝心要の本編の方なのですが、

扉ページからしてファンなら悶絶必至。垂涎の一枚。

扉ページからいきなりとんでもないことに。
この情報量と濃度に仰天&ニヤリでしょう!

無論、この重大なポイントは逃せませんし、
後述しますので、ひとまずは本編の感想に。

はい。深呼吸。……。……。



前回の感想で、会議のあの回から出番がない二人について、
法寺さんと、政道くんについて触れた矢先に嬉しい展開が。

今回は、冒頭からこの二人の会話で何ともいえない嬉しさ!

何ですかこの
「11区特別対策班」の
名簿…!!

何で 俺らだけ
20区なんですか…!?

実技だって…確かに
主席のアイツほど
じゃないけど

自信は
あります!


滝澤くん…
弁えなさい

でも
法寺さん!

俺だって
戦いたい…


11区に力を
割くにしても

20区の守りを
おろそかには
できない

丸手特等は
ちゃんと
考えています

20区を我々2人に
任せてくれたの
ですよ?

そのことに
誇りを
持ちなさい

……

什造は
まだ三等じゃ
ないか…

俺は…いつも
2番だ


もう、この1ページ目だけでも、あれこれとツッコミどころ満載でしたね。
本誌購読されている読者様なら、45号の方も併せて開くとなお良しかと。

コミックス派なのだけれど、うちの感想は毎回読んでくださるという方は、
って、いるんかいな? そんな奇特な人。いるはずないでしょうね(笑)。

どちらの方も、ご参考までに、こちらをどうぞ。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#049[籠鳥]

余談ですが、今回の本誌の巻末グラビアと45号の巻頭グラビア、
どちらも山本彩ちゃん繋がりという引力、と言えばわかりやすい?(余計に混乱する? 笑)
本誌読者向けには、明菜様ならぬ中森アッテーナ第1回目の号ね。

思えば什造の登場からずっと読者を気にさせていたこと、
これまでの〔CCG〕とはまた違った印象を抱く部分が。
つまり、組織として、社会の人員としての仕組みの部分。

それぞれの階級や、担当などの人事的な話は勿論のこと、
その部分での優遇や、反対に上がる不満の声なども……。

コネや癒着といった部分も、やはり気になってきますね。
上記の会議の会の感想記事にも、色々書いていましたね。

そして『主席のアイツ』というのが見逃せないポイント。

彼が敬愛する亜門さんもアカデミーで主席でしたけれど、
亜門さんとは別の人物でしょうから……気になるな……。

そして、彼からしたら当然のことですが、
やはり、什造に対しては歯痒いでしょう。
自分より下の三等で年齢も下ですからね。

政道くんのこの蟠りが作劇にどう響くか、
法寺さんとのコンビも着目したいですね。



そして、件の扉ページを跨いだ後、
今度は篠原さん&亜門さんコンビ。

ムムム…

本局捜査官
何人入れてんだ?
気合入ってんなァ

丸手がどれだけ
これに懸けてるか
ビシビシ伝わるよ

23区付近は
かなり戦力層が
薄くなりますよね
  大丈夫でしょうか…

…三等は
さすがに鈴屋
だけですか

マルは
使えるものは
老婆でも使うから

什造の事も
「使える」って
判断したんだろ

しかし
敵さんも
厄介な奴が
いるなぁ…

……?
どいつですか?

ほら

「13区の
ジェイソン」


……!

〔CCG〕が
1~4区に次いで
力を入れている「13」区

その中でも
もっとも厄介な相手と
評される〝喰種〟

「13区のジェイソン」

名前の由来は
愛用の
ホッケーマスクと
〝13〟区の出身で
あること―――

そして何より
その残虐性…

奴にかかれば
散々弄ばれて
ボロ雑巾みたいに
捨てられる…

「食」より「遊」で
殺しをやる
サド野郎

上等捜査官でも
やり合いたくない
〝喰種〟の一体だね…

奴らの組織の
全体図も
見えない現状

苦戦は
必至ですね…

ヤな仕事だよ
ホント…

ったく
マルの野郎…

そういや亜門

『クインケ』
壊れたん
だったよな

はい…

まったく…
張間の遺品
なんだから
大事にしなよ

すみません…
篠原さんの
言う通りです

張間…
アイツもいい奴
だったよな

正義感も強いが
気の利く奴で
クッキーなんか
くれたな

………




教官!
この間のお礼です!




…っと湿っぽく
なりそう

やめようね

………

張間…

スマン…
お前の
クインケ…


………

「あの喰種」は
どうしてる
だろう…

あれ以来…
アイツの存在が
頭の隅で引っ掛かる…

あの言葉…
表情の意味…

思い出したくも
ない記憶を
掘り起こされる…





――鋼太朗――

――誰が

「入っていい」と?――




『クインケ』は…

真戸のヤツが
使えるみたいだから
適当に見繕って
おくといいよ

…!

あいつの
遺言のひとつ
なんだ
内容のせいで
遺書の全体はまだ
見せれないけどね

――真戸さん…

次は
壊すなよ?

…はい!

…ところで
鈴屋は?

…ん?

どっか高いトコにでも
いるんじゃない?

チリン


――玲ちゃん

11区には
たくさん
〝喰種〟がいる
らしいですよ

新しい
『クインケ』が
手に入るかも!

楽しみ
ですねェ

ザワ

良い子に
しない



また ママに
怒られちゃうよ




……冒頭から、とんでもない事実が次々と晒されますね。
今までの展開が、傷跡や血痕のように残されてきた点が、
ここで着実に線となって、確かに繋がるのを感じますね。

何とも言えない高揚感。そして嬉しい悔しさ。ときめき。

これだから毎週の本誌の購読、そして本作の愛読がやめられないのですよ。
こうして毎週毎週追い続けること、感想記事を書き続けることもまた然り。

それでは、順に追って行きましょう。

まずは「13区のジェイソン」

読者なら、この名前の時点でピンと来たでしょうし、
次のページのあのマスク姿で、もう確信しますよね。

前回の万丈さんによる解説で「13区」の出身だと触れられていましたし、
「残虐な男だ」「殺すだけじゃ飽き足らず」と明言されていましたしね。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#055[画策]参照)



そして、1区から4区と言えば、今までにも言及されてきた点でしたね。

1区から4区なんて
基本 住めたもんじゃ
ないし…

あと13区とかも
血の気が多くて
怖いなぁ

(『東京喰種‐トーキョーグール‐』#011[仮面]より)

あ…あの…

3人は昔からの
お知り合い
なんですか?

そうそ
蓮ちゃんが
4区に来た時からの
腐れ縁みたいな

4区に?

確か
ウタさんが…

1区から4区
なんて 基本
住めたもんじゃ…


昔は
蓮とウタ すっごい
仲悪かったんだよ

そうなんですね

二人のせいで
昔の4区って
今より滅茶苦茶
だったんだから

こっちは
迷惑だっての

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#034[滑台]参照)
※なお、当時のこの感想で許されざる間違いが一点ありましたので、併せて訂正しておきました。
四方さんの下の名前は#011[仮面]の時点で、既に明らかでしたよね……。



そんな厄介な1~4区に次いで力を入れているという「13」区にして、
その中でも最も厄介な相手と評される「13区のジェイソン」とは……!

ヤモリ、どんだけヤバいのよ。って話ですね。ここまで強烈とはねえ。

「13区のジェイソン」については今までの暴虐ぶりから、かなり名が通っているようですが、
11区の組織化と〝アオギリの樹〟については、〔CCG〕からも全体図は見えてないと……。

カネキくんや20区のあんていくの面々の現状を鑑みるに、こちらの方が気がかりな点か……。



そして、前回の丸手さんに続き、
またも、ここで懐かしい名前が!

張間さんのお顔が明らかになりました。

亜門さんの台詞で、お名前は眼にしていたものの……。女性だったのですね。
そして、彼女はもう既に……。やっぱり殉職した彼女の形見だった訳か……。

そんな読者の回顧と連想に囁きかけるかのように、
ヤモリの情報からクインケ、そして張間さんへと、
見事な流れで、亜門さんの追想まで連なる構成で、
いつもながら石田先生の構成はお見事だと思っていますが、
特に今回の冒頭からのこの流れには脱帽です。素晴らしい!

そして、亜門さんが思い浮かべる彼女の『クインケ』……。
その『遺品』で戦った相手、『アイツの存在』にまで……。

そう、言うまでもなく、カネキくんそのヒトです。

この時の戦いはコミックス3巻最大のハイライトの一つとも言え、
ヒナミちゃんとトーカちゃんの方が真戸さんと戦いになっていき、
その足止めにと、亜門さんの前に仮面を纏って彼が対峙した瞬間!

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#023[失踪]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#024[隠刃]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#025[開眼]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#026[対者]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#027[三人]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#028[円環]

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#029[真戸]

(以上、コミックス3巻収録分参照)

あの言葉…
あの表情の意味…


これについても、上記のコミックス3巻で描かれましたね。



逃げてください

!?

逃げて…ください…

このままだと
僕は…

あなたのことを
殺します

どうせその状態じゃ
戦えない

行って
ください…

………

ふ…
ふざけるなッ

〝喰種〟(敵)を前に
背を向けるなど…!

行けッッ!!
……
頼むから…



……僕を…

人殺しに
しないでくれ…




お願いだ…
耐え切れない…

早く…
行ってくれ…ッ


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#026[対者]参照)

そこまでは読者もわかっていることなのですが、
カネキくんの言葉と表情から別の記憶に……!?

そこには幼き日の鋼太朗少年。
そして、彼の父親と思しき男。

返り血を浴びたような顔……!

お父さんが〝喰種〟、もしくは人を殺した部屋なのか、
あるいは『クインケ』を造る為に、解剖していたのか、
それはまだわかりませんが、
いずれにしても幼い少年には、
血を浴びた人の顔は強烈であり、
記憶にこびり付く忌まわしさです。

ここに来て更に過去が描かれるとは。
彼の少年期についても着目しなくては。



そんな凄惨な記憶が蘇る中、篠原さんの話で我に返ります。

『クインケ』は、真戸さんが所持していた物が使えるとは。
真戸さんの蒐集家ぶり、偏愛ぶりからして凄い数でしょう。
コミックス3巻カバー折り返しの部分のデータ欄にも……。

おっと、これは購入者だけの特典なので、うちでは書けません。
気になる方は、この機会に是非ともコミックス買って読んでね!

と、宣伝してみる。既刊4巻なら今からでも追い着けるからさ!

まるで集英社さんの回し者みたいですが(笑)。

亜門さんが敬愛しており、誇りでもある恩師の真戸さん。
その彼の武器が使えて、しかもそれが真戸さんの計らい!

真戸さん、なんて粋な人なんだ!

そして気になるのが、それが遺言によって指示されたこと。
真戸さんが、生前に遺書を書き残していたという事実……。
そして、その内容のせいで全体はまだ明かせないこと……。

物理的に再登場は不可能ですが、遺書からの回想や番外編、
スピンオフ読切や、クインケに纏わる展開の描写はアリか!
個人的には、そんな希望的観測を抱いたり抱かなかったり。

総選挙の結果を受けて先生からのスペシャル企画の方で、
既に大活躍して読者を狂喜させてくれてますけれど(笑)。



そして、そして……! そして!!

什造についても、驚くべき描写が!

今までの奇行も、これにて合点が!

なるほど、什造には別の人格があったとは……。
それが解離性同一性障害か、または別の要因か、
それはわかりませんが、恐らく後者でしょうね。
前者はデリケートな問題ですし、後者であれば、
『身体改造マニアのお友達』とも絡めるし……。

『鈴屋什造』→『ⅩⅢ』の符合に続き、
『玲ちゃん』→『零・ゼロ』にニヤリ。

そして『ヘアピン』の『ⅩⅢ』のみならず、
『鈴』が鳴って『変貌する』のがまたねえ。

赫眼ではなかったものの、明らかにいつもの瞳ではありません。
彼の奇行、そして内に宿る狂気の片鱗が確かに垣間見えた瞬間!

何だ
その格好は

だらしない

へ?

僕…どこが
変でしょうか?
亜門イットー

おかしくない箇所を
探す方が
困難なぐらいだ


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#049[籠鳥]参照)

今にして思えば、彼の容姿、服装といった部分についても頷けます(いえ、良しとは言いませんが。笑)。
仕事中なのにラフな格好、どこかフェミニンな感じだったり、長い髪も(まあ、真戸さんも長いですが)。

前回の感想に、半分冗談で書きましたけれど、
もう一つの人格が女性だとすれば、納得です。

そして第一印象として強烈な〝ボディステッチ〟も。
穿ちすぎかもしれませんが、『性別と人格を繋げる』といったニュアンスで、
それが精神的に顕在して『縫っていた』としたら。ってちょっと強引かなあ。

先日の
巡査に対しての
暴行といい
〝コレ〟といい…

こいつは異常だ
まともじゃない

一体どうやって
こんな奴が
捜査官に…

あれだけの
騒動を起こして
おきながら

賠償金の
支払いと謝罪で
問題が解決された事も
理解しがたい…

何かバックに
ついているのか…?

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#049[籠鳥]参照)

これについては、前回で『和修総議長』『和修家』について、
篠原さんの耳打ちから丸手さんから触れた場面がありましたので、見えてきましたが、
その推薦理由か、あるいは逆に弱みを握られたか、彼の〝変貌〟が関係あるのか否か、
そして和修総議長と和修家は、この事実を知っていたのか……知っていたでしょうね。

そう思うと、やはり〔CCG〕という組織自体がクリーンとは言えなくなってくるか……?

となると、什造の改造人間説も捨てずに、これも再浮上させて考えるべきか、ムムム……。

余談ですが(というか、前回書きそびれたのですが)、ひとつ。
丸手さんって『ストロベリーナイト』の武田鉄矢氏演じるガンテツっぽいなと。
あのゲスい感じ、クズい感じ、厭味ったらしい感じが味なクズかなという印象。



そんな〔CCG〕の面々から一転、舞台は〝アオギリの樹〟のアジトに――。

1コマ目から異様な状況で、おぞましかったですね。

調理台が複数あり、壁には見張りと黒板のような板。
古びて罅割れたコンクリートを除けば、教室のよう。

ただ、そこで行われること、強いられることは……!

『人間の死体を解体』する作業……!

もう想像するだけで、得も言われぬ気分になります……。
他の喰種ならともかく、カネキくんには堪えるよな……。

ここでも万丈さんが気を利かせて助け舟を出しましたが、
敢えて断って甘えないようにするカネキくんが立派です。

これはおそらく
「アオギリ」が
殺した人たちで

狩猟班のような
〝喰種〟たちが
外で狩りをして

食べやすく
解体する班が
僕らのようだった

全体の構成員は
5班に
分かれていて

各々 時間通りに
仕事や食事を
与えられる

…確かに
幹部がいる時に
脱走なんて

考えられそうも
ない…

…刻む肉の
感触が嫌だ…
固くて柔らかい…

これは豚肉…
これは豚肉…

ごめんなさい…
こうでも
思わないと僕…



この時のカネキくんがまた、連載開始当初を想起させますね。
『角砂糖』を手にする前後、その後の葛藤を思い返すと……。

と言っても、今になってもその辺りは殆ど変わりないですが。
元々は人間だった訳で、抵抗がない方がおかしいですからね。



そんな中、「反アオギリ」ではない他の喰種が声を上げます。

ゲーッ

これ絶対
ヤモリさんが
殺った奴だろ!

アヤトさんは
四肢チョンパで
綺麗だけど

オエッ

ヤモリさんのは
グチャグチャで
気持ち悪ィんだよな
……

〝喰種〟でも
これ見んの
キツイよな

お前
代われよ

ウェ

やっぱ
13区出身者は
ネジ飛んでるわ
    ハハッ



往年の『ウルトラ』ファンとしては馴染み深く無問題ですが、
それでも「チョンパ」って……久々に眼にしましたね(笑)。

真面目に続けますと、この両者による違いは、
即ち、赫子の違いと、戦闘スタイルの違いで、
こういった部分には、確かに顕著に出るよな。

続く台詞も、何気にポイントではないかなと。
同じ〝喰種〟から見てもえげつない状態とは。
ここからもヤモリの異常な狂気が窺えますね。

そして、そこで一悶着が起こって……。

「反アオギリ」のメンバーに子供がいた時点で、
あるかなあ、と漠然と思った程度でしたけれど、
子供がいたぶられる展開がやっぱり来ましたか。

スンマセン

俺が「盗れ」って
言いました

腹減って
仕方なかったん
です

そして、その子供を庇うのが、やはり万丈さん!

彼の男気と、「昔と形は変わってもリーダーであらんとする姿勢」に胸を打たれました。

不器用だけれど、まっすぐだし、熱くて優しい男だし、
最初に登場した頃から思いもよらない癒しぶり(笑)。

また
骨ッキレだ

俺らは
犬かよ…

バンジョー
兄貴…

ごめんなさい
僕のせいで…

コウト…

少しでも
目をつけられちゃ
計画が失敗する
かもしれねぇ…

母ちゃんを
守るんだろ?

絶対みんなで
抜け出せるから
今はガマンだ

いいな?

…うん…

ほら

俺の分
喰いな

万丈さん…っ

いいって!

ガキは身体
デカくすんのが
仕事だろ?

………
それに!

俺はこれ以上
デカくなっても
困るからな!?

ハハハハッ

もっとスリム
じゃないと女にも
モテねえよ!



グ~ッ



おっと…

………
腹の調子が
アレだな…
おう…

…はい
万丈さん

お?

はい

兄貴

お?

ほい
リーダー

…万丈さん
どうぞ

…へっ



なんて、良いシーンなんだ!

正直、グッときましたねえ。

それだけに、返す返すも、作戦の内容を盗み聞きされていたのが悔やまれるなあ……。
あの一件からして、このまますんなりと、全員無事に脱走できるとは思えないし……。



そんなドライな発想が過ぎってしまっていたら、
次なる場面では万丈さんも現実的な発言を……。

…多分
俺らにはもう
あまり時間がない

リゼさんを
見つけられなかった
時点で

「アオギリ」にとって
俺の価値は
ほとんどない…

俺が消される前に
みんなを逃がして
やらなきゃ…

俺は
リーダーだから

今でも思う
リゼさん
みたいに

野心はないけど
力のある〝喰種〟が
リーダーだったら

11区は
制圧されずに

もっとみんな
楽に生きれたん
じゃって……

……僕は

万丈さんが
リーダーで
良かったと
思います




万丈さん、格好良い!

もう、なんて良い男だろうかとね。
彼の兄貴肌も、非常に熱いですし、
そこに至る彼の心情も、納得です。
根幹には、リゼちゃんへの慕情が。
そして、恋心以外にも尊敬の念が。
彼女の強さへの憧れが、あります。

もう私の中で高感度急上昇ですよ。
これって西尾の時を思い出すなあ。

そして、今回はここで終わらず、最後には奴らが……!
冒頭で話題にされたヤモリが、最後に来る構成が秀逸。



…ねぇ
ニコ

なぁに?

「隻眼」って

壊れにくい
かなあ?


迫る、〝ジェイソン〟の蠢動。



今回も読み応え充分の見事な回で圧倒されましたね。
今回に限らず毎回アンケートは1位で出してますが。

今回のサブタイトルがまた私的にツボでしたね。

Gargoyleの『蠢』や『Genom』を連想して、ニヤリとしたり。

さて、後述すると申し上げておいた『扉ページ』の件ですが、
今回のアオリ文句もまた。ここで強調って「らしい」ですね。

捜査官陣営の顔と名前が連なる名簿が、丸々扉ページに……。

〝正義〟が、連なる。

この名簿は、
上から順に、

氏名・年齢、
階級・所属地区、
身長・体重、血液型、
クインケのタイプ・名称・構成(あるいは分断された)パーツの数


といったところでしょうね。それでは以下に――。

11区特別対策班名簿 3p

篠原幸紀 37歳
対Ⅰ特等捜査官 所属:20区
185/92 血液型:O
Q:(甲)[アラタproto]/(尾)[オニヤマダ壱]

亜門鋼太朗 26歳
対Ⅰ一等捜査官 所属:20区
191/94 血液型:A
Q:(甲)[ドウジマ1/2]

鈴屋什造 19歳
対Ⅰ三等捜査官 所属:20区
160/47 血液型:AB
Q:(尾)[サソリ1/56]

平子 丈 27歳
対Ⅰ三等捜査官 所属:21区
172/67 血液型:A
Q:(鱗)[ナゴミ1/3]

以上が掲載されたのが一枚の紙、
同様の紙がまだ何枚もあります。

11区特別対策班名簿 2p

黒磐 巌 39歳(副指揮)
対Ⅰ三等捜査官 所属:13区
181/85 血液型:A
Q:(甲)[アラタproto]/(鱗)[ク(以下、見切れていて確認不可)

この二枚、そして紙の重なり方からして、当然ながら丸手さんは「1p」ですね。

篠原さんたちからすれば「面倒な話に巻き込んだ厄介モンの張本人」であり、
ご本人からすれば「大抜擢」でヒャッホイな展開ということでね。さてさて。

これまた当たり前すぎることですが、階級と実績の順に並んでいる訳ですね。

ここで気になるのが、黒磐さんが『副指揮』であり、
あのやばすぎる『13区』の担当ということでした。

誰がどこからどう見てもやり手の猛者だね。

節分の鬼のお面みたいとか、七福神みたいだなとか、
命が惜しかったら黒磐様の前では言わないことだね。

冗談はさておき、篠原さんと『同じ名前のクインケ』なのが激しく気になります。

同じ赫包から造られたからでしょうね。
そして上の人が手にするということは、
当然それ相応の強い武器なのでしょう。

同じ赫包からだからこそ、
あるいはそこからの試作品、
そんな意味合いもあるのかな。
『proto』という名称には。

そして別に気になるのが、丸手さんの『クインケ』。
初登場時でも、前回の亜門さんへの台詞からしても、
『クインケ』を使用した(重視した、頼った)戦闘については見下している感がありますよね。
それより、己の資質を磨き鍛えるのが大事だと(ここだけは亜門さんと意見が合いそうだね)。
そこからすると、「記載されていない」事実も、彼らしいと言えるのかも知れませんね。
それでも『特等』という高い階級で実力はあるはず。彼の戦闘スタイルが気になります。

そして、名簿の顔写真。ちょっと待て。

什造、顔写真でその変顔はないだろ(笑)。

というか、上司なり事務員さんなり、完成までに止めようよ。本チャンでこれはないぞ(笑)。

他にも名簿2p、黒磐さんのすぐ下に、
五里 美郷 24歳
という捜査官の名前も確認できますね。

そして名簿4p(重なり方からして四枚目だと思われる)には、
『田井中』という捜査官の名前も確認できます。

どうも、こういうさりげないのが気になる性分でして、
加えて、今のうちに書いて記憶しておかないとなって。
推理小説でも、大概後で思い返してやられる読者だし。

亜門さんの[ドウジマ1/2]、
これがカネキくんとの戦いで壊れた武器であり、
張間さんの遺品であったというクインケですね。

二分の一というか、『三等分に』されたのは気になりますが
(カネキくんの鱗赫の『三つ』の先端で)。

同じく、什造の[サソリ1/56]もそういうことでしょうね(えらい細かい数だな)。

てゆーか捜査も
いいですけど

篠原さぁぁん

早く僕にも
ちゃんとした
クインケ
くださいよ

こんな
切れっ端じゃ
相性とか意味
ないですよ~
マジで~

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#049[籠鳥]より)

ここで言われた『切れっ端』というのが、そういうことなのでしょうね
(『1/56』なら、確かに『切れっ端』であのサイズになるわなぁ)。

そんなこんなで、今回も狂ったような長文になりましたが、
そう言えば、今回って写植でダッシュが目立った回ですね。
私的には、今回から使い始めた水平線の多様で対抗(謎)。

構成の妙味についても散々触れてきていますが、
捜査官側とカネキくん側の魅せ方・挟み方が秀逸、
そして、これはつまり、あんていく側の出番は後に。

芳村マスターと四方さん、未だ焦らし癒らしプレイ。

ここがまた良い味わいだと思うのですよね。

トーカちゃんファン、ヒナミちゃんファンは悶々としてしまう訳ですが(笑)。
関連記事
コメント

丸手さん、実は凄い人なのかもしれないw

捜査官名簿はもう、マニアならばタマラナイ物品なのですが、
丸手さんのクインケ欄空欄は、やはりその名の通り『丸腰の
素手で闘う』からこそ、特等捜査官な『丸手』なのかなぁとも。

そうか、だから真戸さんにあんな皮肉めいた発言をしていたのか!
とようやく繋がったというか。

しかし、とてもそんな武術の達人めいた外見にはとても見えなくて、
むしろ、すぐ横の黒磐巌副指揮官の方が、ソッチ側のタイプに
見えてしまう罠w一体、丸手さん、どういう方法で喰種を狩るんだ!?

案外、あの狡猾そうな言動からしたら、直接戦闘には出ずに
天才的な戦術家で、喰種殲滅に『策』で貢献するタイプとか
だったりしてw

>ジューゾーの秘密

まぁ、それはともかくとして、今週、一番驚いたのが、
ジューゾーの中の『玲ちゃん』ですよねぇ。なるほど、あの
カギューちゃんのような乙女の表情は、そのものズバリ、
別人格さんの見せた顔かと。なんとな~く、戯言シリーズの
匂宮出夢・理澄兄妹を連想した。ジューゾーの妙に可愛い言動は
理澄ちゃんっぽいw

>亜門くんの過去
この世界は間違ってる!と義憤に燃える松明を持つ亜門くんの
奥底にあるトラウマが『父親の殺人』を目撃したことにあるとしたら。
おっしゃるように、ただ単純に『捜査官だった父親が、喰種を解体
している場面に立ち会っただけ』かもしれないしクインケを作ってる
過程を幼い日に見てたという可能性も否定できないのですが、
カネキくんの『僕を人殺しにしないでくれ』を連想しているのをみると、
やっぱり、父親が殺人を犯したシーンも目撃して、その反動で、
正義を正すべく、捜査官の道を志した、というところですかねぇ。

亜門くんは捜査官サイドにおける主人公の立ち位置なので、
今回の描写はすごく重要ですな。アカデミー主席の努力家の根底に
ある忌まわしい過去……彼もまた、数奇な運命を背負った人間、と。

>アカデミー主席の『アイツ』

亜門くんと同じアカデミー主席でも、冒頭の滝澤くんが言って
いた『アイツ』らしき人物は、11区対策班の中には居ないのですよね。
ココも地味に気になる。有馬特等と同様、謎の実力者ですが……案外、
有馬特等と『アイツ』が、コンビを組んでる可能性もあるような予感。

>喰種サイド
ヤモリやばい、やばすぎるww全盛期の大喰いリゼと、ヤモリが
戦ったら、どっちが強かったのだろう!?ともかく、危険さでは、文句なし
に全喰種中の最強の一角なのは間違いなく。そんなヤバ過ぎる奴に
ロックオンされているカネキくんがもうねww

あの舌なめずりといい『壊れにくいかなぁ?』発言といい、密告者は
ヤモリの手の者で、万丈さんたちが脱走したら、先回りしたヤモリが
殲滅に待ち構えているというイヤ過ぎる情景しか思い浮かばないw

しかし、万丈さん、、、あんた、本当に(感涙

癒し系だわぁ、、、というか、骨っきれってw既に食い物じゃないよぉ、
どっちみち、脱走してもしなくても、このままでは、良いように使い
潰されて、消されるのは明白。

リゼへのあこがれを口にしつつ、死を覚悟して皆を逃がそうとする
万丈さんは、もうピュアすぎてピュアすぎてwイトリさんがええ子だわぁ!
と頬ずりするかどうかは微妙ですが、生き延びて欲しいわぁ!!

あんていくになんとか逃げ込めたら、ヒナミちゃんのお守役としては
ピッタリな気がするな、万丈さんは。カネキくんが先生役で、トーカちゃん
は保護者っていうよりも、お姉ちゃんだしwてか、子供に好かれそうな
人ですよね、万丈さんってば。好漢なんだよなぁ……(しみじみ

或 犬良 #IY7bLZJE | URL
2012/11/25 20:39 | edit

丸手いい月、トレビアン?

>丸腰の素手で戦う
誰が上手いこと言えと。
今まで散々「まるで・だめお」的な評価だったくせにー。と言ってみるテスト(笑)。

ただ、武器に頼らない近接格闘戦タイプというのは、思いつきましたね。

>しかし、とてもそんな武術の達人めいた外見にはとても見えなくて、
それ。それ(笑)。どう見ても武闘派タイプには見えないんだよなあ。

> むしろ、すぐ横の黒磐巌副指揮官の方が、ソッチ側のタイプに見えてしまう罠w
そうそう、それそれ(笑)。寧ろあの顔は喰種じゃねーかと(笑)。

>一体、丸手さん、どういう方法で喰種を狩るんだ!?
指図だけして自分は安全パイ、
ってのはイヤミな上司タイプでいかにもありそうな感じですよね。

ただ、彼が『特等』なのが気にかかるんですよね。

流石に、『特等』は『実戦』で強くないとなれないでしょうしね。

>什造の秘密
今まで散々『漢数字の十』ネタ、
数字遊美ネタ(ヘアピン、大鉄人17→劇場版『仮面ライダーフォーゼ』)、
などあれこれ書いてきて、ここですっきりした感も(笑)。

『玲ちゃん』の方が「カギューちゃん」テイストは強いかもですな(笑)。

はッ!? 『玲』→『冷たい王』!!

まさか……? って、ないない、ボケすぎ(笑)。

『戯言シリーズ』は本当に最初の方しか読めてないのが情けないです……。
途中からユヤタン(同じくメフィスト賞作家の佐藤友哉氏)の作品優先でシフトしてしまった、
という珍しいマイノリティー層がこちらになります(笑)。

亜門さんの過去
ひねくれずに、順当に考えればそうですよね。
男性は彼のお父さん。
返り血は、彼の殺人。

現時点では、これ以上の情報はありませんが、
仰る通り、亜門さんは『捜査官(人間)の側におけるカネキくんと対』のポジション。
私もそう思っておりますので、同じく今後に要注目ですよね。

>アカデミー主席の『アイツ』
>『アイツ』らしき人物は、11区対策班の中には居ないのですよね。
あの名簿すら全貌が明らかになっていない以上、判断は早計でしょう。
一体、全部で何班、何人なのか、それがまずわかっていないですしね。
何にせよ、『アイツ』が誰なのかはっきりする日が楽しみですね。

なんか、アイツってこれだけ連呼していると、桂正和先生の漫画が浮かぶな(笑)。

>有馬特等
どうも私の記憶力の悪さと、考察の甘さが浮き彫りになるなあ……。
有馬特等に関しては、もう一回洗い直さないと……。
と言っても、殆ど言及されてないんですよねえ。


>ロックオンされているカネキくんがもうねww
ロックオンやめてええええ!(笑)

しかし、ドSなら岡本先生、嗜虐性なら犬良たん!

これで、どうだ!

どうだ、って何の解決にも繋がってないがな(笑)。

>密告者
だとして、そうか、そいつがどの幹部の手下か。
それが重要ですな。ヤモリだったらマジキチマジ泣きマジピンチコース必至(苦笑)。

>万丈さんは、もうピュアすぎてピュアすぎてw
>イトリさんがええ子だわぁ!
>と頬ずりするかどうかは微妙ですが、生き延びて欲しいわぁ!!
また懐かしいところからネタを持ってきおってからに!(笑) グッジョブ!
しかし、そもそもカネキくんが月山と深く関わらざるを得なくなったのも、
あのレストランに行く羽目になったのも、イトリちゃんとのやり取りからですよね。
彼女が素直に真相を、あるいは知っている範囲のことを教えてくれていたら……。
そう思うことは少なくなかったりします。端的に言うと、怪しいかもなと。
四方さんに近しい人でもあるし、まさか今後登場する機会がないはずもないでしょうし。

>ヒナミちゃんのお守り役
正にぴったりですね。
お互いがお互いの境遇を理解し合える関係でもあるし。

如月 #ksMIDlhw | URL
2012/11/25 22:17 | edit

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