FC2ブログ

日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

うちが『デリシンブログ』と自称して新規記事を書くのは、これで一区切りかなあ。

なんてつもりはさらさらなかったりしますが。まだまだ書きたいことだらけ(笑)。

という気持ちですが、正直うちとしても今回で一応の決着かとは思ってます。
勿論、貴方が忘れかけた頃にまたこっそり更新する可能性は大いにあるので、
同じ愛読者のデリシンソウルメイトの方が、少しでも楽しんで頂ければ幸い。

今回は、完結となる11巻の感想です。

連載時の個別の感想記事は、例によって以下の通りです。

補足しておきますと、同じ話数で複数の記事があるのは、
これまた例によって二分割で、それどころか三件も散見。

EPISODE.108 デート
EPISODE.109 魔の使者
EPISODE.110 錠
EPISODE.111 覚悟
EPISODE.112 家族
EPISODE.113 信じて
EPISODE.114 夜
EPISODE.115 変わりゆくもの(SIDE-A『the Answer in the Answers』)
EPISODE.115 変わりゆくもの(SIDE-B『The Boy is aware that he is a Black sheep in this Blackout world』
EPISODE.116 希望の花(SIDE-A『花のように』)
EPISODE.116 希望の花(SIDE-B『NONはYOUにA(Answer)』)
EPISODE.116 希望の花(SIDE-C『ここがみんなの最前戦』)
EPISODE.117 わがまま SIDE-aNOther ONe『Especially For You 〜優しさにつつまれて〜』
EPISODE.117-EX『Distressing Cinderella for NON-Fiction』
EPISODE.117 わがまま SIDE-NEON ONE『overture!』
LAST EPISODE.これから
LAST EPISODE.これから(感想とこれから)

と言う訳で、この頃になると……何か文章の外までもあれだねえ。
客観的に見ても、いよいよ逆上せ上がっているのがわかる(笑)。

分割した記事に対してもタイトルを付け、燃えていた自分がいて、
今こうして自分が再読してみると、物凄くわかるところもあるし、
正直、ぼんやりと蜃気楼のように遠く感じるところもあったりで、
これは日記を読み返す感覚とか、寝る前に書いたラヴなナントカ、
それに近いものがあるのかなと、自分では思ったりもしましたね。

さて、そんな訳ですが、改めて感想も本書も再読してみたのです。




連載当時、展開が早いと感じ、それも感想で触れましたが、
誤解なきように、ここではっきりと、明記しておきますが、
この形での決着は先生が当初から予定されていた通りです。
決して打ち切りなんかじゃないことだけは言っておきます。

「デリシンのことを思うと、これ以上は引き伸ばせなかった」

そう仰った先生の決意と責任感、そして愛情が痛いほど伝わる最終巻でした。
そして夜のお仕事を卒業した雅美ちゃんも、今のこの社会に立ち向かいます。

『デリバリーシンデレラ』が『新感覚ハートフル・ストーリー』と銘打たれた理由が、ここにあります。

そう、この作品はエロだけでもドロドロだけでもないことがわかるはずです。
その上で、良質なエンターテインメントとしてギリギリの奇跡的バランスが。

エロだけじゃやだ。かと言ってドロドロだけでもやだ。
じゃあ両方共満たしてエンタメもきちんと貫いてやれ。

それは無理があるって?

それはできやしないって?

それがこの作品なのですよ。

ただエッチな漫画だと思ったら大間違いなのです。
よく誤解もされがちなところで遺憾に思いますが、
彼女たちは『特殊』な存在だと思ったとしたなら、
そう思った人の方が『特殊』であると思いますね。

この作品のテーマとは、どんなに辛くても清く正しく戦い抜く女の子です。

つまり、彼女たちは特別でも異常でも何でもなく、普通の女の子なのです。

そう、雅美ちゃんが求めていたのは普通の幸せなのです。
普通こそが、ありふれた日常こそが彼女の宝物なのです。


この題材で、このテーマで、このミラクルは、NON先生だけしか成し得ないと思います。

だからこそ、私はNON先生にしか描けないと確信、デリシンを信じて愛読し続けました。



この作品が偏見や誤解なく正当な評価を受けるのは、まだ時間がかかるのかもしれませんが、
逆に言えば、そういった現状こそ、まだ性に対しての理解が浅い証拠でもあると思うのです。

NON先生が描いてくださった『普通の女の子』の『性』のドラマとは絵空事ではなくて、
NON先生の受け手である我々『今を生きる人』の『生』の実り在るリアルな姿なのです。

時代が早くNON先生とデリシンに追い着くことを願っております。

もう二度と、第二、第三のマリアちゃんを生み出さない社会にする為にも。



この作品が現代社会に一石を投じた意味はあまりにも巨きく、そして貴い。


この作品は私にとって他人事とは思えない物語であり、『宝物』なのです。


また、雅美ちゃんやフェアリーテイルのみんなに逢いたくなったら、
デリシンのドラマに浸りたくなった時は、この本を再び開きますね。


大事なのは




これから
だよね――――




NON先生、今まで本当にありがとうございました。そして、これからも末永く宜しくお願いします。

また指名(愛読)しますので♪



「さよなら」は次があるからこそ言える言葉なのかもしれない。

本書を読み終えた時に、そんなことも少し思いました。

でも、私はその言葉すら先生に対して必要ないのです。

何故なら、先生のこれからに全幅の信頼があるからね♪

「アタシの革命を見てなさい」って勢いで、これからも読者を捩じ伏せてほしいしね。



何だかNON先生個人へのラヴなアレみたいになっちゃってるので(笑)、違う話題をひとつ。

ちなみにEPISODE.112 家族が掲載された本誌で
(つまり2012.5.24 第24号 巻末グラビアはよりによってあの人だったりする。苦笑)、
ここでの所謂『柱コメント』が興味深いところでもありました。
★「職場のデジタル化に挑戦します。」とコメントされており、
それ以前、そしてそれ以降の先生のツイートにもありましたが、
先生のフルデジタル漫画が読めるのが、実は10巻だったりも。
10巻の巻末おまけ漫画がそれです。違和感はなくて良いです。
素人目にはデジタルと見聞きすると構えてしまうのですけれど、
先生ならではのあたたかみや繊細な優しさが活きた作画は健在。

これなら、次回作も何の心配もなく先生の絵が楽しめるよなと。

と言う訳で、先生は次回作に向けて鋭意製作中との朗報を確認!

ネームの方も練りに練り込まれたようで、期待が止まりません!

無論、先生の次回作もこれからも、愛読して応援していきます。
関連記事
コメント

灰かぶり姫は報われなければならない

連載版を追ってた身で、尚且つ、単行本が手元に無い僕としては
終盤の雫さんの『戦い』をもし、ミヤビが本格的に引き継いでいたら?
テレビによる世論扇動に対する国策捜査に、雅美が素顔を晒して
ドキュメンタリー番組を通じて、世の中に訴えるという奇跡で、
対抗する、という形は、可能性としてはありえなくもない。

が、実際問題、世の中がそれで動くのか?というとかなり難しい
話でもあり、と若干の消化不良感を感じていたのですが。

その辺のモヤモヤが、この記事と前回の記事を読んで、ああ、そうか、と
腑に落ちた気がします。そうだ、彼女たちを戦う乙女のままで終わらしたら、
リアリティはあるかもしれないけど、物語としてはその完結は残酷だわ、と。

シンデレラは魔法が解けた後に、幸せにならなきゃいけない。
苦悩を背負って、自分を偽らず、世の中と戦ったのだから、その分、
きちんと幸せにならないと。

その辺が、エンタメとしてのバランスと匙加減であり『普通の女の子の
物語としての終着点』なんだなぁ、と。

戦う乙女の物語としてではなく、生きていく上でのリアルと、
生の喜び、人生って捨てたもんじゃない、というとこを考えると
やっぱりあの結末で良かったんだなぁ。いや、なんちゅうか、
その辺を読み違えていたなぁと、憑き物落としにあった気分ですわ。

野郎目線ではたぶん、この結論にたどり着くのは至難の業な
気がする。いろいろと気付かされたわぁ……。

或 犬良 #IY7bLZJE | URL
2012/11/06 16:46 | edit

長い間、デリバリーシンデレラと作者のアタシを熱い想いで支えて下さり、言い尽くせないほどの感謝でいっぱいです!
連載が終わってしばらくは、あんなに賑やかだった頭の中がスッキリしてしまって、時折何とも言えない気持ちになりましたが…
今アタシ自身も、彼女たちに会いたくなったら本を開ける。ただの読者として会える。そんな感じの関係性になりました(^^)

まだまだこれから大きな可能性を秘めているはずだと思います。それを繋げてやるためにも、またこれからも頑張ってみますので、どうぞよろしくお願いします!!
NON

NON #- | URL
2012/11/06 16:57 | edit

欲しいものは自分の腕でつかまなきゃ

毎度ながら、本当にいつもいつもご丁寧なコメントを沢山くださって、ありがとうございます。

> 連載版を追ってた身で、尚且つ、単行本が手元に無い僕としては
本屋さんにゴー。意味はわかりますね? 答えは聞いてない!

はい注目――ッ!(3B)

はいそこの本屋さんの棚から全11冊持ってゴー! 歩くな、走れ! 吠えろ!

シ ン デ レ ラ ミ ッ シ ョ ン 開 始 だ。


>が、実際問題、世の中がそれで動くのか?
そうお感じになったこと、その『気付き』こそが、
デリシンが投げかけた問題定期の賜物でもありますし、
そういった疑問や思考が浸透していったら、また社会が変わってくるはずで、
『作者と読者のシェイクハンド』の瞬間とか、
『作品が境界線を越えて現実に』と今まで綴ってきたこともそういうことで、
疑問に思うこと自体は、寧ろ良いと思うのですよね。

何も気付かない、感じない、考えない。

そんな社会でもある中、犬良さんがこうしてお感じになって、
それをわざわざこうしてうちにコメントまでくださったこと、
これって考えてみたら凄いことで、これだって有意義なステップだよなって。

更に言うと、うちにデリシンコメントくださった方って、
今までは漏れなく女性の方だけなので、男の子では初なのですん(笑)。
そういう意味でも、うちとしても、私個人としても凄く嬉しいです!

>腑に落ちた気がします。
そう言って頂けると、こちらもなんだかすっきりというか、
救われた気さえしますね。書いた甲斐があったというか。
こちらこそ、ありがとうございます。

>そうだ、彼女たちを戦う乙女のままで終わらしたら、
リアリティはあるかもしれないけど、物語としてはその完結は残酷だわ、と。
そこなんですよね。
書いてくださった件名も流石は犬良さんだなと感激だったのですが、
雅美ちゃんが一人の普通の女の子として幸せにならないと、ね。

正に言ってくださった通り。凄く嬉しいです。

シンデレラは魔法が解けた後に、幸せにならなきゃいけない。

苦悩を背負って、自分を偽らず、世の中と戦ったのだから、その分、
きちんと幸せにならないと。

そうですよね。

>憑き物落としにあった気分ですわ。
京極堂。じゃなくて、それは褒め殺しすぎですわ(笑)。
でも、そう言ってくださると、こちらも嬉しいです。

野郎目線て。可愛いなあ(笑)。

岡本先生の漫画の方では、こちらが色々と気付かされてますし、
NON先生については、うちはこれからも応援していきますから、
それぞれからヤンジャンはさみ打ちの形になるな(承太朗)。

我々、まるで集英社さんの回し者みたいですが(笑)、そこはそれ。

また何かの機会にでも、デリシンを思い出してくださると嬉しく思います。

如月 #ksMIDlhw | URL
2012/11/06 22:04 | edit

ありがとうございます

わあー!!!
まさか先生から、ここにまでお言葉を頂戴できるとは!! 感激です!!

こちらこそ、本当にありがとうございます。

今の今まで遅れてしまい、本当にご恩に対して不義理な奴で申し訳なかったですが、
先生からのコメントに心底救われました。
もう光の速さで永久保存版です(笑)。

先生ならではの着眼点、視点、思い遣り、
そんな作品が読めることを期待して待っています。

また、あれこれと今後も記事を書いて応援していきますね。

こちらこそ、これからも、宜しくお願いします。またツイッターの方でも(笑)。

如月 #ksMIDlhw | URL
2012/11/06 22:11 | edit

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://februaryxxxx.blog.fc2.com/tb.php/1074-5c301553
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top