日刊ハレ Ver2.11

2016年、更新再開です。好きな漫画、特撮、音楽の感想など、無名人の趣味と駄文の遊び場です。

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『東京喰種‐トーキョーグール‐』#048[耳骨]  

前回の感想で触れましたが(『東京喰種‐トーキョーグール‐』#047[偽名] )、ここでもう一度。

『康智』と書いて『やすのり』というのに続き、
『政道』と書いて『せいどう』という音読みが。

この辺りのネーミングも非常に気になっています。
捜査官側も一気に新しい登場人物が増えましたし。

……なんてのは、浅はかな発言。
連載第20回目、こちらに注目。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#020[白門]

『中島康智』氏の名前は、この時点で既に出てます。
更に言うと月山と〝美食家〟についても、とっくに。



そして、篠原さんは当然として、問題児のジューゾーの名前も、
同様に、コミックス3巻で一目瞭然。下記の回で既に出てます。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#029[真戸]



きちんと読んでいる読者にはもう言わずもがなですが、
奇しくもコミックス3巻の最初と最後の回という引力。

やっぱり再読もきちんとしないとな、
と改めてしみじみと思うのですよね。

もっと言えば、篠原さんは読切版にも……って話になりますが。

妹の部屋でPC借りてファンシーキラキラグッズに囲まれながら本作を考察ってのもアレですが(笑)。



それはさておき、ここで懐かしい人と新しい人の面々が。

篠原 幸紀 特等捜査官/アカデミー元教官

法寺 項介 准特等捜査官

滝澤 政道 二等捜査官



下位捜査官(一等/二等/三等)
基本的に一等捜査官以下の
「下位三等級」は
上等捜査官以上の者と
組む決まりになっている

上位捜査官(特等/准特等/上等)
任務の内容次第では
「上位三等級」同士で
組むこともある

上位捜査官と下位捜査官の上下関係は組める
上位捜査官と上位捜査官の上位同士は組める
下位捜査官と下位捜査官の下位同士なら不可



これは以前に作中できちんと描かれていた通り。
新人はベテランの捜査官と組むことになります。

作中にあったように、「捜査の実践法を学ぶ」ためであり、
その実践には『クインケの扱い』も当然含まれるでしょう。

どんな組織や会社でも当たり前すぎることですが、
経験や技術に乏しい新人だけに任せはしませんし、
こういった規則は寧ろない方がおかしいので納得。



と言う訳で、捜査官のメンバーについても、
組織の構成についても、より理解が深まり、
戦闘はなくとも、非常に重要な回でしたね。

ここでの会話も、漏らさずに記憶しないと。
有馬さんの名前が再び出たし、相方の話も。
特等の篠原さんには、既に相方がいて……。
亜門さんの相方は、本局も探している最中。
〝ジョー捜〟以上で候補を絞っているそう。


いえ、ある意味で戦闘はあった訳ですねえ。

〝問題児〟が……。

後述しますが、アイツは凄いですね。
下手な喰種より、よっぽど喰種やん。

特撮者的に、同じ役者さんの違う役で例えると、
何かもうね、魔戒騎士より寧ろホラー寄りだろ。
というか、ドラゴンオルフェノクか。みたいな。


そして、組織の全体報告に加え、
篠原さんから、衝撃的な事実が。

それより亜門…
これからは
忙しくなるぞ

全体報告は
聞いてると思うが
厄介な事になってる

11区配置の
本局捜査官が
「全滅した」と
聞いています…

…うん

混乱を
招かない様
情報は抑えてあるが…
11区の〔CCG〕支部は
実質無力化されている

戦える人間が
残っていない



なんという状況。流石に『全滅』とは悍ましいですね。
それは情報も流せないよなあ。正に『L犯罪』ですか。

市井に情報を流しても何も得はないし、
住民の不安を助長させるだけですしね。
『人間の模倣犯』の登場も有り得るし。

11区に隣接しているのは9・10・12区ですが、
11区に対して1・13・14区はどういう位置よ。

特に14区はイトリちゃんのお店もありますし、
11区ほどではないにしても気になる点ですね。



こうして、捜査官の側から分析されたり、
会議の場面があると、非常に新鮮ですね。

カネキくんとヒデ、そして小倉ちゃんネタ。
トーカちゃんと依子ちゃん、ヒナミちゃん。
そして、イトリちゃんと月山で話が蠢いて、
捜査官側の視点は敢えて後へと控えていた、
そんな印象を抱きつつ読んでいましたから、
いよいよ満を持してといった印象でニヤリ。



そこに、亜門さんが疑問を口にします。
この部分の会話も、非常に重要ですね。

…しかし 何故
20区が指定危険区と
されていたんです?

捕食件数は
他の区より低め
ですが…

個体評価で
判断してんだよ

〝美食家〟もだけど
何より
〝大喰い〟の危険点は
Sレート超えてる

20区はとにかく
〝単体で危険な奴〟
多い

…昔っから
だけど

〝ラビット〟という
新たな強敵も
浮上してきた



これもまた重大な要素ですね。
ある意味で量よりも質であり、
多数の雑魚よりも一体の脅威。

グールよりファントム。
ヤミーよりもグリード。

以前の感想でも触れたことがあるのですが、
喰種が獲物として食糧として狙う人間にも、
喰種からすると好みがあるのは当然のこと。
月山はその最たる例だと言えるでしょうし。

そこで、例えば幼女だけとか、年寄りだけとか、
同性だけとか、偏食の傾向で強さも変わるのか、
赫子に、ひいてはクインケにも影響が出るのか、
そこも、以前からずっと気にかかっております。

逆に、そういった偏食の傾向から捜査の糸口が見えたり、
視点を変えれば、捜査官側の描写に活かせるでしょうね。

〝美食家〟と〝大喰い〟だって、
対極とも言えますし、端と端すぎて近いとも言えます。
彼らの本能、そして執着が非常に興味深くもあります。

そして、それは我々人間の側にも言えることでしょうね。

ひょっとしたら、すぐ近く、背中に数cm程の距離まで、隣合わせまで恐怖は迫っているかもしれない。

この作品のそういった怖さ、危うさ、脆さ、儚さ。

そんな感覚と、絶妙なバランスに惹かれるのですよね。
人間と喰種の関係性も然り、カネキくんの存在も然り。

Laputaというロックバンドの『内面的な激しさ』や『Paradoxical Reality』など、
本作が好きな方には通じる部分があるのじゃないかな、と勝手ながら思うことも。
ありそうでなかった作品であるし、でもどこか童話のようでもあり生臭くもある。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』という作品って、
勿論、散々言及してきた特撮ヒーロー的な要素も多々あるのですが、
改めて言葉にして魅力を伝えようとすると、そんな部分でもあって、
考察に限らず、また雑感や閃きも遠慮なく書きたいと思っています。



そして、篠原さんの言葉は更に続きます。

今回の
11区関連の件は…

〝ある可能性〟を
示唆している

〝ある可能性〟
……?

基本的に
群れで行動しない
〝喰種〟たちが

こんなに
うまいことウチらを
狩って回るなんて
異例の事態でしょう

導き出される
解答は
ひとつ――

〝組織化された
喰種たちが〟――

〝〔CCG〕を
潰そうと
している〟




ここでまた、前述のイトリちゃんのお店を思い出しました。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#034[滑台]

この時の感想にも書いていますが、『CLOVER』的な側面があるよなー。

カネキくんたちの『あんていく』と同じく、
『ヘルタースケルター』も格好の場ですし。
喰種同士の集まりや、そして『情報交換』。

加えて、どちらも表向きは一般に開かれた店舗ですし(この辺はウタさんのお店もそうね)、
一般人とも交流ができるのが大きいですね(イトリちゃんの台詞にもそのままあった通り)。

しかし、はっきりと〝組織化〟と認識されるとまた、俄然緊張感を強く帯びてきますね。

そして、篠原さんたちは〝美食家〟〝大喰い〟の方を、
亜門さんは、引き続き〝ラビット〟の方を担当で……。

篠原さんの台詞にあった『挟み撃ち』の形、
これが逆に彼らの『捜査』でそうなるかも。

ベテランの篠原さんたちは、既に死亡している喰種に対する洗い出しになる訳だし、
亜門さんも真戸さんが閃いたこと、あの日の接触した事実にこそ着目していますし。

〝美食家〟はレストランの線からか?
〝大喰い〟も捜査は進むでしょうが、
現在、喰種と読者が先にわかっているこの二人の死亡のように、
逆に、捜査官の描写でカネキくんより先にリゼちゃんの真実も?

単純に魅せ方だけの問題ではあるのですが、
それこそが大事なところなので要注目です。
そういう可能性も充分あると思ってますし、
以前から散々書いていますけれど、
バトルもドラマも文句なく最高で、
その上でそれぞれが絡み合い蠢き、
大きな流れになるのが好きですね。



そして、〝アイツ〟が登場です。

とんでもない〝問題児〟の登場。

大杉先生とフィリップくんを彷彿とさせる外見ですが、
子供っぽいのはルックスだけじゃなく言動もまた然り。

〔CCG〕が権力を持っているから明るみにならないだけであって、
民間人なり同じ警察官がこんなことしていたら一発でアウトでしょ。

だって、普通に傷害行為だもんな。
それも、取り返し付かないレベル。

もう、誰がどう見たってコイツは、

正真正銘のマジキチ。

登場から二週連発で、とんでもなく強烈なインパクトですが、
これで、下位捜査官の等級順に三人が揃った形になりますね。

実力と実績だけでなく、そのお人柄や柔和な表情や愛嬌も良い篠原さん。
彼がパートナーで、と言うより世話役で本当に幸いだったかもですねえ。

熱狂的なマジキチクインケヲタである真戸さんからクインケの扱いを、
それも徹底的に教え込まれたという法寺さんも今から激しく期待です。

そんな中、滝澤くんがどのような魅せ場を作っていけるか、
それより、正直途中で喰種にやられないか心配な感じです。



ありゃあ?
ひょっとして
亜門さん
です?

篠原さんの
下っ端の――

鈴屋です

よろしく
お願いします

いやあ…

大きい
ですねぇ



いやあ、大きいとか言ってる場合じゃないだろ。お前、ぺふんじゃないだろ。「ぺふん」じゃ。

鈴屋 什造 三等捜査官



と言う訳で、問題児も出揃って、新展開ですね。
真戸さん、月山に続いて、更に強烈な展開かと。

捜査官側のネーミング、何かしら共通項や含意があるかなと。

単純なところで、『全員』に漢数字の『十』が含まれると言えなくもないってくらい?
『仮面ライダーカブト』のゼクター資格者の名前には『人』の文字が含まれるように。

篠原 幸紀には『篠』と『幸』に、
法寺 項介には『法』と『寺』に、
滝澤 政道には『滝』と『澤』に、
真戸 呉緒には『真』と『緒』に。

そして、亜門 鋼太朗には『亜』と『鋼』にあって、
『太』から強引に解釈できないこともないですし、
何より『亜』はダブルから四つ、いや六つできる。

そして、鈴屋 什造に至っては、なんと四文字総てが該当。

『鈴』『屋』『什』『造』

その総てに含まれていたとはねえ。
気になったきっかけは彼の名前で、
それも『什』という文字でしたが、
『鈴屋什造』にヒヤリとしました。

まるで仮面ライダーディケイドのデザインのよう。

いつもの言葉遊美とは違って、こういう方面からというのも、
興味深く、こうして考えるだけでも愉しくて仕方がないです。

それ以外の思い付きだと、作家の方のお名前が由来かなとか。
主にミステリ方面で。それだと法寺さんはベタすぎるけれど。



他には、個人的には『音』の方も、
つまり『読み』も気になってます。
先程の『十』に繋がる話でひとつ。

『ジュウゾー』は頭のヘアピンで一目瞭然ですが、
『ⅩⅢ』という訳で13という数字の含意もあり、
大杉先生とフィリップくんに続いての『大鉄人17』(『だいてつじんワンセブン』と読む)、
今年の劇場版の『ⅩⅤⅡ』(『エックスブイツー』というオマージュの仕掛け)を連想したり。

今までにも散々石森テイスト&仮面ライダー的な言及もしてきたけれど、
ここまで剛速球ストレートな数字ネタとは、引力を感じてしまいますね。

そして13と来たら、死神に、13階段に、
BUCK-TICK『十三階は月光』を連想するし、
D≒SIRE『終末の情景』の一曲目もそう(一曲目どころか毎回『曲数』への拘りも明白)。

それにしても血だらけでナイフって。コイツもなあ。
誤解してください、って言っているのと同じだもん。

ナイフと言えば、『クインケ』はどうしているのでしょうね。
捜査官の等級や実力と、『クインケ』の種類や数などの関係、
こちらも非常に気になります。その辺りも規約があるでしょうからね。
真戸さんの蒐集数は別格ですが。二十数種類ってマジキチすぎて最高。

ああ、もう気になることだらけで、
お楽しみだらけで、堪りませんね。

以下、10/01追記分。

一ヶ月後の再診を控えたカネキくんと嘉納教授ですが、
あの場面で嘉納教授はリゼちゃんの家族について発言。
いよいよ嘉納教授の発言の信憑性も疑わしくなります。

そして、今にして思えば、リョーコさんがピンチの時、
カネキくんの電話、マスターに、繋がりませんでした。

そして、地下にいた四方さんは、一体何をしていたか。
荷物を持っていたのも、やはり、触れておくべき点か。

改めてコミックスを再読してみるのも、また違う興白さがありますね。
今後も定期的に、あるいは気が向くままに再読はしていきたいですね。
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『ヒトヒトリフタリ』Life43 所長の流儀  

ある音楽雑誌でBUCK-TICKの今井さんが、yukihiroさんと対談されていました。

お二人とも本作をお好きなようでニヤリです。
今井さんのジョジョ好きも相当なものですが。

そして余談続きでもうひとつ。
今回掲載されたページがまた。
111ページってニヤリです。



渋めの俳優で顔と名前は一致するが、今回の例えとして適切かどうか迷う。
みたいな顔の人が新たに登場ですね。原田所長は私的にそんな印象でした。

どちらかと言えば、俳優より監督っぽいかも(笑)。

特撮者的には、石田監督とか金田監督とか浮かびました。
特筆すべきはそんなところではなく、もっとコアですが。

今までの政治家なら、似た人パターンなんですけれどね。
原田でこの顔で、似ている有名人って誰かいましたっけ。



コイツ

こんな所で
親分 やってるだけの
ことはあるな

守護霊も強ぇし

邪気を 気力で
弾き返しとる



それを読み取ったリヨンの顔にも緊張が窺えますね。
笑璃ちゃんや優月くんとは逆に守護霊が強い人間は、
それこそ泉美元総理以来のことですから要注目です。

真峰さんたちCGの面子の守護霊も気になりますが。



しかしまあ、今回の台詞とは、
荘一郎と、原田所長の会話は、
想いパンチの応酬、総て痛い。

正にそんな印象で、痛烈です。

ところで
総理

なぜ 4号機
の視察を
希望された
のです?



それは
当然だろう

1・2・3号機は
もう これ以上の
最悪な状況に
ならない

だが
4号機は
ちがう


アイツは 内部に
1500本以上の燃料棒
を抱えてギリギリの
状態を保っている

また地震が来て
4号機が吹っ飛べば
福島はおろか
この日本が住めない
土地になってしまう

だから

見て
おきたい

その
〝魔物〟の
姿を…



さすが総理

よく 勉強
されてますね

ただ一言
申し上げると

4号機が
制御不能に
なったら

一番最初に
死ぬのは

ここで働く
者達ですよ




魔物って…
大体 金バラまいて
日本中に山ほど原発
作ったのは あんたら
政治家だろ…


総理…

職員達は
その魔物相手に
線量 食いながら
命削って
働いてるんす…



所長の
言ってる事は
もっともだ

しかし
誤りを正し
間違った道から
日本を戻したい

だから
君達の力が
この国の未来に
必要なんだ



ですがね

もう この国の
国民は
貧乏には
戻れませんよ



荘一郎のフクシマ行きも、
原田所長との今回の場面、
その為にあったかのよう。
まるでそんな感覚があり、
とにかく痛くて重い場面。

そして、遂に4号機へ――。

原田
所長

〝フクシマ〟を経ても
日本は原発の是非論
すら未だ幼稚なのは
なぜか分かるか



いえ…

私の様な
俗人には

それはな

放射能で 人が
死ぬということを
誰も 想像出来て
いないからだ



荘一郎が確固たる信念を胸に、
現場の人間から嫌われようと、
温室野郎呼ばわりされようと、
着々と行動を進めて行きます。

その真意は、その先とは……。

彼自身の言葉にはありましたが、本当に日本の為に命を投げ出す覚悟なんでしょうね。

そして左手の傷がやはり痛々しいリヨン。彼女の左手が気になって仕方がないですが、
原田所長の守護霊の強さ。ここに来てその新たなる要素が俄然気になってきましたね。

そして原発をここまで深く、そして何よりもリアルに掘り下げた漫画があったのかと。

連載開始当初からは考えられないくらい、深くリアルな展開になってきて堪りません。

『BLEACH』508.烈火の如し  

流石にこれ以上、それぞれの感想が遅れて、
後手後手に回り続けるのも、まずいし……。

と言う訳で、妹のPCを借りて更新します。



無論、『デリバリーシンデレラ』も控えています。

NON先生、ちゃんと憶えていますからねッ!



で、何なのこれ。めっちゃ快適で、操作性も抜群なんですが。
自分が今まで使っていたPC。あれ、何なのってくらい。ね。



「残火の太刀“南”」

『火火十万億死大葬陣』

今回はもうこれに尽きますね。
東西に続いて南と来ましたか。

ということは、北もあるのね?

期待して、良いところだよね?

ともあれ、主役そっちのけで盛り上がれるのは相変わらずです。
山じいの方が暫く続きそうですね。一護はもうちょっと先かな。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#047[偽名]  

あろうことか、こちらも周回遅れ。
トラブルに尽き、他のPCで更新。



さて、いよいよ新展開突入ですね。
予想はしていましたが、捜査官に、
亜門さんへと、久々のスポットが。

缶コーヒー&白ベン(メーカー機ではない自己所有の自動販売機)フェチとして、
一応申し上げておきたいですが、
差し入れのブラックコーヒーは、
UCCのそれが最も近いですね。
よく眼にしているデザインだし、
あの水っぽさが飲みやすくてね。
仕事中にも助かっていたりして。

ちょうどタイムリーなところでは、
同時期に発売のコミックス4巻で、
ヒデにも缶コーヒーを飲む場面が。

缶のデザインはダイドーがベース、
販売機の方はセントリーでしたね。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#030[苦味] より)

NON先生の『もろよい』もそうなのですが、やはり缶飲料ネタには反応してしまいます(笑)。

そう言えば、コミックス4巻と言えば、
収録された回も、本誌掲載時の感想で、

待望の巻頭カラーです。
扉ページが凄いですね。

コミックスに収録されないのが残念というようなツイートも眼にしましたが、
3巻のようにカバー折り返しの部分に使ったら、大丈夫だろうと思いました。



と感想を書いておいたのですが(『東京喰種‐トーキョーグール‐』#037[晩餐] より)、
そのまんまでそうなりましたね。
カラーが活きて良かったですね。



さて、そういう訳で今回の舞台は20区〔CCG〕支部です。

集優高校の
〝ヤマグチ〟姓の
女子は

2年生に3人
3年生にも1人


これは、例の『ゲート』の時ですね。

文章も、『対』になるようにしたな。

ということも、思い出しました。
斜めばっかりの回だったな、と。

自分でも読み返してみましたが、やっぱりそうでした。斜めで(笑)。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#020[白門]
『東京喰種‐トーキョーグール‐』#021[哀悼]

ああ、この頃にコミックス1巻だったとは、時間の流れを感じますね。
先日、第1話お試し用の小冊子&コミックス用のポップも無事に発見。

石田先生、連載1周年突破おめでとうございます。

またコミックス寄りに脱線してしまいましたが、
コミックス派の方も本誌派の方にも大丈夫です。
よっぽどのことがない限り、うちは毎週本誌を購読して感想を書いていますので。
今回は、そのよっぽどのことが起きてしまい、敢え無く周回遅れになりましたが。

ツイート&『ヒトヒトリフタリ』の感想でも、それについては触れましたけれど。

さて、清巳高校、上井大学、集優高校と具体的な学校名が増えてきたのは良いですね。
更に捜査官側も、亀持支部長、康智、村田と続々と固有名詞が出揃ってきましたねえ。

特に『康智』と書いて『やすのり』と読む辺り、ひっかかりますね。

言葉遊美や何らかの含意があるのか、
今から着目しておきたいところです。

間『戸』
亜『門』
張『間』

それらに続く、あるいは別の流れの法則性でも出てくるかもしれませんしね。
喰種と違って、こちらはこちらで気になることが沢山出てくることでしょう。

……
しかし 20区も
物騒になってきた
もんだな

〝大喰い〟
〝美食家〟

そして
〝ラビット〟

未解決の
大ヤマが
どっさりだ

特に〝大喰い〟
関してはあれだけ
暴れておいて

この数ヶ月
音沙汰なしだ

〝11区の件〟
あるし…

何だか
ロクでもない事が
起きそうだよ



なるほど、彼ら人間の捜査官側からしたら、そうですよね。
確かに、未解決の大ヤマがどっさり、って話なんだよなあ。

前者二人は死亡していますが、
トーカちゃんに辿り着くのも、
時間の問題かもしれませんね。

亜門さんとカネキくんならぬ、
今度はトーカちゃんと対決か?

そして、『11区の件』というのが気になります。
これが、『20区に来る前のリゼ』ということか。



順番は前後しましたが、イトリちゃんとお店で再会です。
踏まれたり蹴られたりな展開の末、帰って怒られるとは。

考えてわからんか大学生!!
大学一年! おお!?


酷い言われよう(笑)。

あんたこそ、考えてわからんかお姉ちゅわん、だよ。
思った通り、やっぱり四方さんに怒られたか。当然。

しかし、確かに『レストランの入館条件』はわからないままですね。
そもそも、それを知りたがるイトリちゃんの『客』が気になるなあ。

命からがらレストランから逃げ延びた、とは伝えましたが、
月山の正体と死については、どこまで話したのでしょうね。

そして、超絶可愛いイトリん!
失礼。お姉さまからヒントが。

リゼの
あの鉄骨落下…

鍵はもちろん
〝リゼ〟本人

リゼを知る事が
事件の真相を
知る事につながる…
        
        …ハズ

そして
もう一つの
ビーッグ
ヒ~ント

〝神代利世〟なんて
〝喰種〟は

〝存在しない〟


あいつは
苗字や名前さえ
嘘っぱち

戸籍なしの
〝喰種〟はコロコロ
苗字を変えるけど…

親にもらった
名前は
漢字とかは
変えても

読み方だけは
そのまま
持ち続けるって
奴が多いから

それさえも
全部つくりものって
〝喰種〟は意外と
珍しいのよ



へぇ~! これは実に興味深い新事実!

同時に浦賀和宏氏の『彼女は存在しない』も思い返しましたけれど。



リゼは
ある時期に
突然現れて

そして
理由があって
名前を捨てた

…手始めに
20区に来る前の
リゼについて
調べてみれば?



なるほど、『神に代わって剣を振るう男』ならぬ、
『神の代わりに世界を利用した女』だったのねえ。
なんちて(前者は『仮面ライダーカブト』参照)。

今までの名前の読みと表記、そして西尾と貴未ちゃんの一件も、
ここに繋がる流れだったのか、と今にして思い知らされますね。

『西尾』と『西野』が似ていると微笑した彼女のエピソードも、
確かに『喰種が人間の名前を名乗る』ことへの言及だった訳で、
またもや『石田先生は読者に対してこの時点で充分ヒント』を。

充分すぎるほど充分ですし、フェアでもあります。
あの時点で、読者ならば言及しておくべきでした。




……
カネキチ

隠された真実ってのは
それが
どんな場合であれ

残酷だってことが
多いわよ


それだけは
忘れず心に
留めておきな

……はい

ありがとう
ございます
イトリさん



イトリちゃんとの再会も無駄に焦らさず、引っ張らず、
しかも、今回の重要な証言者でもあり、良い構成です。

このシーンの最後もまた、個人的に気に入っています。



そして、西尾があんていくに入店。

前回予想していたこととは、意味合いとしては遠からずとも、ある意味で逆ですか。
ただ、いずれにしても、これで西尾も貴未ちゃんも凌いでいける形になって何より。

西尾さんが変…

それにしても、西尾も以前のような粗暴さが随分失せてきましたね。
確実に変化していますし、そうなった理由は言うまでもないですね。

もう少し時間があれば、あるいは月山も……。
いえ、それは叶わないことかもしれませんが。

そう思うと、喰種同士の衝突や摩擦や、擦れ違うことも、
ボタンの掛け違いのようで、何とも儚く、悲しいですね。

そんな西尾ですが、ここでの一言が非常にひっかかりました。
芳村のじいさんを信用したわけじゃねぇ、という台詞に続き、
確かに……。あんていく以外の描写は殆どないですしね。
四方さんと二人で行動していたあの時だって、また然り。
更に言うと、四方さんとバッタリ逢った時もそうですね。
わざわざカネキくんの心情で、言葉にしたくらいですし。

捜査官側も、他の区の喰種もそうですが、
あんていくも、そもそも着目すべきかと。
ヒナミちゃんの鳥も偶然じゃないと予想。



そして、また新たなる登場人物が!?

と言っても、本日(9/27)、既にこの次の号を読了していますので、
今から予想など書いても白々しくなるだけという実情。
だったら先週のうちに書いておけよって話ですけれど。

結論から言うと、予想はハズレでした。
まさか、こんな子が捜査官だったとは。

〝美味しそうな匂い〟だからって、また『共喰い』じゃないわな、とは思っていましたが。



そして、今回に続いて捜査官側の組織についても言及される次回へ。
このままぶっ続けで更新したいのは山々ですが、またおいおい……。

『ヒトヒトリフタリ』Life42 オン・ザ・ロード  

個人的に最も避けたいことの一つですが、
PCのトラブルで周回遅れになりました。

ただいま他のPCから更新を試みてます。



さて、リヨンの左手は随分なダメージで、
これが後に、引き摺らないと良いですが。

このまま降りて
大丈夫
なんだろうな

防護服とか
着なくて
いいのか

何もわかってない安西のおっさんですが、
この台詞を挟んだのは作劇に大きいです。

行くぞ
リヨン

ああ

そして荘一郎とリヨンが遂に降り立って、
因縁の土地であるフクシマに突入ですね。


当然ながら、リヨンは右手でガードして、
その姿がまた、何とも痛々しいのですね。

中村社長

今日は
よろしく



総理…

わざわざ
足をお運び
頂き申し訳
ございません

言葉を交わしながら、ここで関電の中村社長と握手。
そして、触れた手から荘一郎は本心を知ったのです。



春日…
パフォーマンスのために
我々を利用しやがって…

この無能総理が…!!




関東電力の浜田氏から防護服とマスクの着用について説明。

そして、いよいよ――。



3月11日以後

日本は
「戦後最大の国難」
の真っ只中にある

ただこのまま
滅亡するわけには
いかない

国民と共に
日本を救う

そのためなら

私の体など
喜んで差し出そう




これが

〝第一原発〟か




そして、狂喜の声を上げる久保光司。

うわーっ

その手が
あったのか

凄い
じゃないか
総理


これが一体何なのか。
これがわからなければ、
先に踏み込めませんので、
気になって仕方がないです。

業務連絡  

PCの不調で更新が暫く滞るかもしれませんので、一応ここで報告しておきます。
不調とは配線や接触といった物理的な方面なので、PCそのものは無傷でしたが、
それにしても扱い辛くなったのは実情で、特に文章を書くことにおいては尚の事。


『仮面ライダーウィザード』第3話「変身!生中継」  

今回のサブタイトルは凄いですね。思わずときめきました。
ゲートは子供じゃなかったということで、いよいよ後編へ。

手から炎を出せるようになった瞬平くん。
そりゃあ舞い上がってしまうよなあって。

だって手から火が出せるのですよ。火が!

ヒーローに憧れる自分としましては、我が事のように、痛い程共感してしまいます。
まるで非公認戦隊の重妄想現実化みたいな、凄いときめきが。痛さは強さなのです。

「僕も魔法使いになれたんだー!」って赤木信夫さん的な喜びようがもうね(笑)。



ソファーに座るなり、話を切り出す凜子ちゃん。
そして矢継ぎ早に畳み掛ける凜子ちゃんがツボ。

「じゃあ、彼がゲートだったんだ」
「ああ」
「それで! ファントムはどうなったの?」
「うん。なんとか、倒したよ」
「あ! 良かったあ~! 取り敢えずは一段落着いた訳ねっ♪」

もう凜子ちゃんが可愛くて可愛くて仕方ないです(笑)。

思わずドーナツの紙袋をひったくって話すのが良いです。
晴人くんと凜子ちゃんのこういった掛け合いも最高です。

何気にドーナツを食べるチャンスを二度も奪われ(笑)。

それに気付いた凜子ちゃん。

「あ、ごめんなさい」

そんな二人の会話を不満げな顔で見つめるコヨミちゃん。
繁さんも作業を一区切り、コヨミちゃんの元に来ました。

「あの人、なんでいるの?」
「えぇ? へへっ。なんだ、面白くなさそうだなぁ」
「だって私があそこまで話したはずなのに」
「あ、あれぇ~」

「まあ、良いじゃないの。一度は絶望した人間が、ここまで立ち直ったんだ

晴人くんのその言葉で、柔和な笑顔になる繁さんが良いですね。
そして、繁さんの笑顔を受けた晴人くんの表情も実に良いです。

「晴人くん、出かけるの?」
「ん? ちょっとゲートの様子を見にね」

「いってらっ―― 「いってらっしゃーい♪」

「だからなんであなたが言うのよ」

凜子ちゃん、立ち位置カブってます。
コヨミちゃんが完全に隠れてますし。

なんというビート・J・凜子ちゃん。

掛け合いと言えば、コヨミちゃんと繁さんもそうですが、
その裏での晴人くんと凜子ちゃん、これも良かったです。

「美味しそ~♪」
「食べる?」
「いいの?」

「いただきまーす♪」

その声を受けた繁さんも良いですね。
ドーナツ食べようとニヤリの繁さん、
紙袋を逆さに振ってトホホな繁さん、
小倉氏、良い味出していて最高です。

結局ドーナツを食べられたのは凜子ちゃんだけ、というオチがまた。

この場面は完全に凜子ちゃんの独壇場Beauty。

面影堂という場所にもすっかり馴染んで良い感じです。
刑事というポジションも作劇に期待できるところですし、
彼女もまたゲートだったのを救われた過去がありますし、
人の心の痛みがわかる刑事としてもサポートに期待です。



そして、オープニング映像、スタート!

さぁ、翔タイムだ!

オープニング映像の感想は前回に書きましたが、
白バックでターンを決める姿が実に映えますね。
晴人くんの変身からのコヨミちゃんの水晶玉や、
手を伸ばす場面、指輪を嵌める場面も最高です。



テレビ夕日の田島という人物から声をかけられた瞬平くん。
司会を務めている番組に、明日そのスタジオに来ないかと。

「生放送です」
「生?」
「生」
「生?」
「生」

この場面で、翔太郎くんと弦ちゃんの「うぃっす!」連発を思い返して笑いました。
余談ですが、生放送という言葉の中に「まほう」が含まれるのがまた皮肉ですねえ。

魔法使いになれたのだと喜ぶ瞬平くんに、
ファントムに何か仕組まれているのだと、
晴人くんは諭したものの聞く耳を持たず。
瞬平くんは思わず怒鳴ってしまいました。



「「魔法使いになりたい」か……」

「どうした? 晴人」

俺は魔法使いになりたくてなった訳じゃないから
確かにあいつから見れば、ファントムと同じことをしたのかもしれない

晴人。お前、うちに来た時のこと、覚えてるか?

「え?」



雨の日――。

店の前にいたところに、声を掛けられた彼……。
振り返ると、そこには雨に濡れた男と少女の姿。

「輪島繁か? この指輪を作ったのはあんただな?」

指に嵌めたフレイムウィザードリングを見せる晴人くん。
幼子のようにしがみ付いて寄り添っているコヨミちゃん。

「そうか……。 知らなかったとは言え……、
俺がこんな指輪を作ったばっかりに、君は過酷な戦いに身を投じることになってしまったのか……」

「すまん」

「謝ってほしい訳じゃない」
あんな悲劇、もう二度と見たくないからな
ファントムを倒せるのが魔法使いだけ、その指輪を作れるのがあんだだけってなら――

後悔するより前に進もうぜ



あの時のお前の言葉で、俺は新しい指輪を作る決心をしたんだがなあ

「できたよ。ほら」

何か前を照らしてくれそうな指輪だろう?

繁さんのこの笑顔が大好きです。
良きおやっさんの立場で良いね。

「また自分がやられる指輪じゃないだろうな?」

「さあ、そりゃわかんないなあ~」
「俺も魔法の指輪を作りたくて作ってる訳じゃないからなあ」
「いつもいいことばかり起こるとは限らないんだこれが。ははは」

繁さんの笑顔、そして晴人くんの笑顔が、
そしてこの会話が、とても印象深いです。

まるで人生の縮図のようにも思える台詞。



そして、その夜。

本番前に魔法を唱える瞬平くん。
やはり炎がちゃんと出てきます。

その翌朝、晴人くんが面影堂を出たところで、凜子ちゃんからの電話が。

「晴人くん? この間のゲートの彼、魔法使いだったの? テレビに出てるわよ。どういうこと?」

慌てて中に戻る晴人くん。

「輪島のおっちゃん、テレビ! テレビ!」

そこには瞬平くんの姿が。テレビ夕日『モーニングアイランド』の生放送中。

「そういうことか!」

総てを理解した晴人くん。
今こそ、悲劇と絶望の連鎖を止める時だ!

(あの司会者がファントムだ。奈良瞬平をその気にさせといて、ここでガツンと落とすつもりだ!)

そして、テレビ夕日へ。

自動ドアには警備員が。

「ちょっと手借りるよ」

「スリープ、プリーズ」

早速、前回の指輪が活きてくるとは!
実にニクイ仕掛けで、思わずニヤリ。

これなら傷つけることもなく、この場を乗り切れますし、
コネクトリングで警備員さんから回収すれば、問題なし。



いよいよ戦いの舞台に突入です。

「お前に魔法が使える訳ないだろう」
「今、日本中がおまえのこと馬鹿にしてるぞー」
「とんだ嘘つき野郎だって」

「だって……。だって田島さん見てたじゃないですか。僕が魔法で炎を出すところ――」

田島なんて人間はとっくの昔に死んでるんだよ
俺というファントムを生み出してなあ

白昼堂々どころか、テレビカメラの前にも堂々と、
しかも生放送中に、ファントムの姿を見せました。

「おおお……」
思わず声を上げる繁さん。

「ちょっと、何がどうなってんのよ!」
ファントムの姿に、困惑してしまう凜子ちゃん。

そして、木崎警視。見事なジェット噴射お茶吹きが。
第1話の繁さんに続き、木崎警視もやるとは(笑)。



「炎を出したのはおまえじゃない。この俺がやったのさ」

そう言うと、瞬平くんの影の中に潜り込んで……。

「こうやってなあ」

「や、やめろ……」

影から体を操られて、瞬平くんの指先から炎が。
何とも皮肉で、いやらしいファントムのやり口。
指先は絵本に向けられます。そして燃える絵本。



彼の想い出が、支えが、憧れが、夢が、教科書だった大切な絵本が燃えてしまいました。



「見たか。これがお前の魔法の正体さ。ハーハハハハハ!」

「お前の心の支えは灰となった。さあ、絶望の淵に沈め!」
「早くファントムを生み出すのだ。ハーハハハハハハ!」

「ウィザードか。今更来ても、もう遅い。諦めろ」

「ドライバーオン」

「魔法使いってのは諦めが悪くてなあ」

シフトレバー作動!

「シャバドゥビタッチヘンシ~ン! シャバドゥビタッチヘンシ~ン!」

フレイムウィザードリング装着!

変身

「フレイム、プリーズ」

手を前に伸ばし、真正面から魔方陣が!
前回と同じ変身に、正に燃えましたね。

そして、生中継のカメラに映って、衆目の下に垂れ流しです。
警察、そこからテレビ番組と、早い段階で広がっているのは、
作劇上のこともあるでしょうし、木崎警視との絡みも要注意。

警察関係者であり、面影堂の面々と接点もある凛子ちゃんは、
ある意味で板挟みのポジションでもあり、重要だと思います。



「あいつ、なかなかテレビ映り良いなあ!」
「晴人急いで!」

いやいや、輪島のおっちゃん。そっちの感心している場合じゃないって(笑)。

本当、繁さん良いわあ~。
コヨミちゃんの表情とは、
得てして逆なんだもんな。
この二人のデコボコ感も、
また気に入っております。

「晴人くん頑張って!」

凜子ちゃんもテレビの前から応援してます。

「ファントムも魔法使いも何考えてんだ。テレビ局に電話しろ。情報を揉み消せ」

木崎警視がファントムについてどこまで知っているかわかりませんが、
少なくとも凜子ちゃんと魔法使いについては知られているのが現状で、
泳がせておいて後から……ということなのでしょうが、
警察の介入でコミカルな味がなくなるのは嫌だなあと。
そんなことは心配するまでもなく計算済みでしょうが。



ヘルハウンドの影の中に入る能力に翻弄され、
ウィザーソードガンも命中させられずに苦戦。

ここでヘルハウンドがテレビカメラを破壊して、
この時点で生中継はストップされましたけれど、
僅かの時間とは言え、一瞬の話でもないですし、
戦いの場面は何十秒も、しっかりと流れた訳で、
情報を揉み消しても、人々の記憶と声は消せず。
今後も街中でファントムと戦うところを見られ、
その度に魔法使いだと騒がれて応援されるかも。

この流れは『仮面ライダーW』を思い返します。
しかし『仮面シンガー』と決定に違うところは、
こちらは『怪人が正体を見せた』ことだもんな。

テレビカメラの中継は途切れましたが、
コヨミちゃんの水晶玉に映し出されて、
コヨミちゃんと繁さんだけは視れます。

ヘルハウンドの能力に翻弄される一方、
繁さんのあの言葉が思い返されました。

何か前を照らしてくれそうな指輪だろう?

「おっちゃん、使わせてもらう!」

「ライト、プリーズ」

その名の通り、瞬時に閃光が照らし尽くします。
空間の総て、逃げ道を塞ぐように曝け出します。

前に進む為の魔法だ!

そして、いよいよここで『ウォーターウィザードリング』が!

「ウォーター、プリーズ」

手を頭上に翳すと、魔方陣が!

「スイースイースイースイースイー!」

仮面ライダーウィザードウォータースタイル、参上!!

「ルパッチマジックタッチゴー♪ ルパッチマジックタッチゴー♪」

「ディフェンド、プリーズ」

「フィナーレだ」

「キャモナスラッシュシェイクハンズ!」
「ウォーター!」
「スラッシュストライク!」

水の魔力を秘めたスラッシュストライクで、遂にヘルハウンドを倒しました。

しかし、持ち上げられてから叩き落とされた青年、
総てを否定され、笑われ、踏みにじられた青年は、
嘆き、打ちひしがれてしまい、絶望の淵へと……。

「ごめん……。僕に魔法なんて使えるはずなかったんだ」

「でも、使える奴がここにいる」

「え?」

「お前の夢は俺が継いでやる」

「晴人さん……」

約束する。俺がお前の最後の希望だ

「エンゲージ、プリーズ」

そして、瞬平くんのアンダーワールドへ。


ウィザードラゴン召喚と合体は第1話と同じ流れですが、
今回はそこからが違いましたね。これは驚きました……!

「ルパッチマジックタッチゴー♪ ルパッチマジックタッチゴー♪」

「超イイネ! キックストライク! サイコー!」

なんとバイクごとキックして、ドラゴンごと突っ込むとは!
仮面ライダー龍騎のドラゴンライダーキックの逆の構図か。

キックストライクまで早速バリエーションが増えましたね。
巨大戦ならではのライダーキックも物凄く格好良いですね!

「『チチンプイプイ』……か」



そして、面影堂に来た凛子ちゃんと瞬平くんとの再会。
瞬平くんが助けられたお礼を言う場面も良かったです。
晴人くんの肩を揉む瞬平くんの指にも指輪が光り……。

「ふーん……。私と一緒か」

「うるさいのが倍になったんだけど」
「まあ良いじゃないか賑やかで。あれあれ! ドーナツじゃん!」

繁さんも賑やかな方の流れに(笑)。

「どうしてこうなるかなあ」

コヨミちゃんのポジションは、やっぱりここ。

余談ですが、黒板の文字も気になりました。
フリーマーケット出品予定とキタムラサマ。
まさか伏線ではないでしょうが、一応記憶。
前者だと繁さんも屋外に出る展開でもあり、
はんぐり~は移動型店舗ゆえ絡みやすいし。
考えすぎだとは思いますが、後者も記憶を。
関係ないとは思いますが、憶えておきます。

ピンクの電話もレトロ感とのマッチが良し。

今回は『種』、そして『仕掛け』という台詞がよく出た回でした。

まずは、田島からの最初のコンタクト。
そして、はんぐり~で晴人くんからも。
続いて、生放送中のスタジオから……。

『もしも魔法が使えたなら』とは誰もが一度は考えたことがあるでしょう。

その意味でも、今回は序盤に相応しく、
お子さんにもわかりやすく、良いです。
魔法使いへの憧れから、現実との拘泥。

そして、今回はそれだけで終わらせず、
ヒーローと怪人が衆目に晒される展開。

この辺りの展開は明らかに、意図的な早さですから、
警察や一般人との関わり、この辺りも気にしてます。



そして、いよいよ登場した仮面ライダーウィザードウォータースタイル。

魔方陣を出し、手を翳すポーズは『左手を右手側に真っ直ぐ(つまりフレイムの逆)』か、
『真後ろ(からボールを投げるように伸ばす=つまり釣り竿の仕草)』かと予想したりも。

見事にハズレでしたが、そもそもポーズについては自由だと判明していますし、
それについては、そこまで決め付けて限定しなくても良いということでしょう。


予想と言う訳じゃないのですが、ここでひとつ。
サバトとワイズマンについて、もう一度ここで。

メデューサは「ワイズマンが再び、サバトを開く為にね」と言います。
それこそが『人々を絶望させ、ファントムを生み出す』理由なのだと。

ということは、サバトにはファントムの数が必要なのか。
あるいは、ワイズマンの為にファントムの数が要るのか。

そして、ゲートを一人ずつ狙うこととサバトとの違いは?

これも先程の問いに繋がるようですが、単純に数の差で、
後者の場合、一度に大量のファントムを生み出せますが、
条件が限定されるであろうことは、容易に考えられます。
日蝕も恐らくはその一つでしょうし、ワイズマン自身も?

一つ思い浮かんだのは、サバトで生まれたファントムは、
ワイズマンの力で、より強力なファントムではないかと。

本作は謎解きを主眼に置いている訳でもないですし、
焦らすこともなくそのまま描いている印象ですから、
あんまり捻って捏ね繰り回す気もないですけれどね。

しかし、纏まった時間が取れなかったり、途中で体調を崩したりしましたが、
まさか今回の一件に、こんなに時間がかかるとは夢にも思いませんでしたね。
途中で一部消えて書き直したり、細かい理由を挙げれば色々とあるのですが、
前の二回より時間が掛かるとは意外でした。デリシン記事を除けば最長です。
これだけで一週間の大半を費やしたような錯覚を覚えるほど、向き合ったし、
流石に以降は、もうちょっと簡潔に纏めた方が良いのだろうなと思ってます。
毎週遅れずに視聴はできているのですが、感想の方がこの有様です。
早く追い着けるように、そして自分も楽しみながら書きたいですね。
しかし「感想の為に視ている」訳ではないし、そもそもがそれだと本末転倒ですからね。
遅れても、今後もマイペースにルパッチマジックタッチゴーの「掌タイム」で執筆です。

では、感想です。

人々の絶望から生まれるファントム。
仲間を増やす為に、人々を付け狙い暗躍する彼らと戦い続ける、一人の魔法使いがいた。


アバンタイトルの平田氏のナレーションが実に良いですね。
文字通りに掴みはオーケー的なシェイクハンズのマジック。

面影堂にコヨミちゃんと繁さんの二人。
晴人くんが見えないなと思っていたら、
前回の戦いでかなり魔力を消耗したようですね。
ガルちゃんも魔力切れで姿を維持できないとは。

と言う訳で、繁さんから「遅よう」の晴人くん。

ガルちゃんを再び出現させて、いざ出発……の前に、
繁さんが新しい指輪を完成させて、早速お試しです。

「スリープ、プリーズ」

起きてきたと思ったら、すぐに眠っちゃいましたね。
睡眠と寝坊の前置きがあってからこれとは、ナイス。

しかしコミカルパートでもありつつ、これは重要で、
ウィザードリングの効果も、対象が異なる訳なので、
その説明として実にわかりやすく、良い場面でした。

前回の『スモールウィザードリング』もそうですが、
『装着した自分自身に効果がある』物は当然多くて、
『なりきり』グッズとして堪らないところですしね。

私的には、だからこそ「エンゲージ、プリーズ」の場面が尚更胸に突き刺さります。
『指輪を嵌めてあげてから、自分のドライバーで効果発動』というのが良いですね。
正に『エンゲージ』であるし、指輪を使った表現として究極の形はこれですからね。

そして、再び平田氏のナレーション。

魔法の指輪、ウィザードリング。
今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える。


いよいよ、オープニング映像が来たぞおおお!

歌のノリと熱さは最早言うまでもないですが、
それに合わせて流れるような映像美が良いね!

振り返る凜子ちゃんや、
コヨミちゃんの水晶玉、
手を伸ばすコヨミちゃん、
そして凜子ちゃんの熱唱。

ツボなカットが多々あって、宝石のカットも非常に惹かれるところでした。
今後を暗示しているカットも、既に秘められているのだろうなと思ったり。

晴人くんがコヨミちゃんの手を掴むカット、
そして指輪を嵌めるカットが素晴らしいわ。

当然ながら、『外せない』ところですしね。

視ていて思ったのですが、一貫してコヨミちゃんに笑顔がないのですよね。
強いて言えば、凜子ちゃん熱唱前の水晶玉を磨く時の表情くらいなもので。



面影堂から変わって、舞台は鳥井坂署へ。
当然ながら、ここは凜子ちゃんの出番で、
署長室に呼ばれ、中に入ってみると……。

国家安全局ゼロ課の木崎警視と、ご対面。

如何にもインテリタイプでおハイソ感プンプンですが、
彼は早速凜子ちゃんにあの日のことを質問しましたね。

当然、晴人くんの正体は明かさず、
ただ、助けてもらっただけで……。
そう濁しましたが、相手は訝しげ。
木崎警視も、納得はしないわなあ。

ファントムが先輩の刑事だったのが、こういう形で尾を引くとは。
木崎警視がどこまで知っているかも気になるし、今後に響きそう。

正直、今回のファントムとして真っ先に疑いを抱きましたが、
単純に、レギュラー以外の人というだけで考えもなしでした。
網野刑事に続いてまた警察から、というのはないでしょうし。

そして、署長室を後にした凜子ちゃん、
コーヒーを持ちながら、愚痴を零して、
「熱っつ!」
口元を抑えて、その手には指輪が……。

なるほど、こうやって日常の中で意識できる場面を織り込むのも良いですね。
アクセサリーなどの装飾品は身に付けたままだと、それが当たり前になるし。



そして、今回もまたファントムのメデューサとフェニックスが。
街行く人々を見下ろしているメデューサ、彼女に笑みが浮かび、
「見つけた」
「待ってたぜ、メデューサ! どこだ? どこのどいつだ!」

ゲートを見抜く力を持っているのはメデューサの方だけ、ということのようですね。
ファントムを見抜く力を持っているコヨミちゃんとの対比、資質も気になりますね。


前回と同様に、白昼堂々現れるファントムですが、
今回のヘルハウンド、また堪らないデザインです。

顔面のデザインは、そう来たかというときめきがありました。
臨獣拳のリオを連想してニヤリでしたが、全身も良いですね。
幹部クラスでも良いくらい、格好良いデザインだと思います。

ファントムが現れる前の瞬平くんのシーンが良いですね。これは非常に重要です。
大人でも魔法使いに憧れる瞬平くんと、呆れる子供たちとは重要なところですね。
初登場から程なくして早速ヘルハウンドに遭遇してしまって、いきなりピンチに。



人々を脅かすヘルハウンドの前に晴人くんが参上!

「遅れて悪かったなあ。ファントムさんよ」

「貴様、指輪の魔法使いか!」

「えっ? 魔法使い?」

前回の凜子ちゃんに続いて、またしても戦いの場に居合わせた人ですね。
眼の前で変身されたら、もう瞬平くんは居ても立ってもいられないわな。

「ドライバーオン」

「シャバドゥビタッチヘンシ~ン! シャバドゥビタッチヘンシ~ン!」

変身

「フレイム、プリーズ」

「ヒー! ヒー! ヒーヒーヒー!」

仮面ライダーウィザードに変身!!

ウィザーソードガン召喚!
そして仮面ライダーウィザードハリケーンスタイルにスタイルチェンジ!!

前回と違って、手を下に翳して、上から魔方陣に飛び込む形でした。
必ずしもポージングは固定ではないのは、アクション的にも良いし、
法則性の面からすると、その辺りは自由なのだなという印象もあり。

前回と同じく、連続で攻める斬撃は流石ですね。
スピードや跳躍力もさることながら、凄いです。

そして『ビッグウィザードリング』もお披露目。
劇場版で先に堪能はできましたけれど、
今回もまた身体の一部の腕だけ巨大化。

優勢で戦えたのは良いですが、逃げられてしまいました。

子供がゲートであるとして、後を追おうとする晴人くん。

そこに……。

「あのー!」
「僕、奈良瞬平って言います」
「お願いします! 僕を弟子にしてくださーい!」

「はあっ!? 弟子!?」

「はい! 僕も魔法使いに、なりたいんです!」

「ああ~。ははははは。俺の格好良さに憧れちゃう気持ちもわかるけど、
魔法って、教えられるようなもんじゃないんだよね。じゃ、そういうことで」

と言う訳にも行かず、ハイテンションの瞬平くん。
師匠と連呼しては、ダッシュで奪取する勢いです。

ここで『ど~なつ屋 はんぐり~』が登場。

レギュラーセットの面影堂だけではなく、
もう一つのポジションがあるのが良いし、
しかも移動型店舗であるので、そこも作劇に活きそうですね。
この辺りは、風都イレギュラーズの面々を思い返したりして。

店長さんがこの人ってのがナイスです。
似合ってなさそうで似合う配役だなと。

店長が新作をプッシュするだけあって、看板の方も『七色ドーナッツ』の文字が。
何事もなかったかのように「プレーンシュガー」と答える晴人くんがらしいなと。
何気にキリッとして発音が良かったのもツボでした(笑)。

「わかった! 話だけなら聞いてやるから」

ファントム退治をする前にワンクッションです。
晴人くんからしたら堪ったものじゃないけれど、
瞬平くんからしたら違う意味で堪らない訳だし。

彼の登場でポップに賑々しくなるのが見え見えなのが良いですね(笑)。

そして、再び面影堂です。
オーダーメイド、工房専用というお店ではないですから、
凜子ちゃんが来客として訪れるのも、当然の流れですね。

「こう見えても、一応刑事だから」

凜子ちゃん、流石ですね。
もう、凜子ちゃん大好き。

「今日、彼は?」
「いない」
「また、ファントム退治?」
「そうだけど」

普段のコヨミちゃんが抑揚を抑えているだけでなく、
明らかに凜子ちゃんに対して快く思っていませんね。

「そっかぁ……。なんだか羨ましい」

ここで、コヨミちゃんと繁さんの表情が曇って……。

「あ~あ~、私も魔法使いだったら良かったのに」

二人の表情と反対に、笑顔の凜子ちゃんですが……。

それ、晴人の前で言わないでね

「えぇっ?」



僕、小さい時に魔法使いになるのが夢だったんです

「夢?」

「夢? 私はねえ、ずーっと」

はいはい店長、そこ割り込まない。
店員さんに口を塞がれて、セーフ。

「はい! 大好きだった魔法使いが「ちちんぷいぷい!」って唱えると、色んな魔法が使えちゃうんです」
「それ見て僕、ずーっと憧れてきたんです!」
「魔法でみんなを助けられたら、絶っ対楽しいって!」
「大きくなって、そんなの無理だって、本当は魔法なんてないんだって思って、諦めてたんですけど」
「でも! 今日わかったんです!」
「やっぱり魔法はあったんだ! 魔法使いはいたんだって! だから――」

「別に楽しいだけじゃないさ。魔法使いなんて俺一人で充分だ」

「え?」

「話だけは聞いた。夢は夢のままにしときな」



私と晴人は、ゲートだったの
何者かに誘拐された私たちは、半年前、あの日蝕の日――
ファントムを生み出す儀式に使われたの
沢山の人々が強勢的に絶望させられ、ファントムを生み出して、死んだの



「俺は! 俺は……!!」



でも、晴人だけは、自分のファントムを身体の中に抑え込むことができた



月へと隠れた太陽を掴むように、
僅かな光を掴むように伸ばす手。

気付けば、彼は一人別の場所に。

そこに襲い掛かるファントムが!

マーマンなどの水棲系の悪魔を彷彿とさせますが、
腰の中央のバックル部分が非常に気になりました。

晴人くんに襲い掛かってくるファントム!

しかしファントムは魔法で弾かれました。

そこに現れたのは、白の魔法使い。
眼を閉じた少女を、抱き抱え……。

白を基調としたローブに全身を包んだ姿。
フードも被った姿なのが興味深いですね。
顔の部分はオレンジで、ランドスタイルの色とも微妙に異なります。
オレンジ色の宝石も調べてみましたが、驚く程種類があるのですね。
ウィザードリングホルダーが腰ではなく胸にある点も格好良いです。
しかも一つならず左右それぞれ両胸に掛かる辺りは強さの現れかと。
仮面ライダーエターナルを思い返してときめいた部分でもあります。
仮面ライダーウィザードの肩にはドラゴンズトーテムがありますが、
この魔法使いにないのはファントムを宿していないからでしょうね。
つまり晴人くんと違って純粋に己の魔力のみであると考えられます。

「よく希望を捨てずに、生き残ったな」

そう言うと抱き抱えていた少女――コヨミちゃんを預けます。

「お前は、魔法使いとなる資格を得た」

「魔法……使い?」

左手から魔方陣を出して、ウィザードライバーを召喚しました。
白の魔法使いのそれは、バックルの縁の部分が赤という違いが。
加えて魔方陣の中央部もそのマスクを模した形で、違いますね。

「ファントムを倒す、ただひとつの道だ」

そして、魔法使いのその指には『フレイムウィザードリング』。



助かったのは、私と晴人の二人だけ
私は記憶を失い、晴人は魔法使いになった
人々がファントムの犠牲になるのを、二度と見たくないから
晴人は自分の命を懸けて、戦うことを決めたの

繁さんの表情が何とも言えず、胸を締め付けられます。

だから、魔法使いだったら良かったなんて、簡単に言わないで!



そして、瞬平くんが柿ノ木中央図書館へ……。

「あった。僕の教科書」

その絵本の題名は『森の魔法使い』。

「懐かしいな。これ読んで、毎日魔法の練習してたっけ」

「ちちんぷいぷい! ちちんぷいぷい!」

晴人くんの対応から、教えてもらえないなら自分で習得してやると意気込む瞬平くん。
そんな瞬平くんをヘルハウンドが、図書館の中に既に潜り込んで見つめています……。

そして外にはグールの群れが!

「あれは……」

橋の上から晴人くんの背中を見つめる凜子ちゃん。

そして、人々の恐怖の悲鳴!

ここで晴人くんが駆け出す!

ここで地面を蹴る足のアップ、しかもそれがスローになるところが熱いですね。

彼に救われた希望の証でもある指輪を見つめる凜子ちゃんもまた、胸に来ます。



当然の如く、グールに襲われる瞬平くん。
「ちちんぷいぷい!」 彼は叫びました。

なんと、指先から炎が!

この信じられない状況に、当然ながら彼自身も実感が伴ってない様子。
そこに、晴人くんがウィザードードガンを手にして助けに入りました。

「おい奈良瞬平、早く逃げろ!」

「シャバドゥビタッチヘンシ~ン♪ シャバドゥビタッチヘンシ~ン♪」

「変身」

「フレイム、プリーズ」

今回は魔方陣を正面に出して、そこを走り抜けるように変身するとは!
仮面ライダーブレイドのオリハルコンエレメントを彷彿とさせて良し!

余談ですが、『オリハルコンエレメント』の中にも、
『ハルト』が含まれているのがニヤリだったりして。

グールと戦っている中で、まだ思考が定まらずに動かない瞬平くん。
そこに遅いかかるグールから、凜子が助けるシーンが格好良いです!

「大丈夫? 早く逃げなさい!」

前回の冒頭から繰り返し強調されていた彼女の正義感が、
この時点でしっかり見せ付けられたのは嬉しかったです。

そして、その凜子ちゃん助けるのが晴人くん。

「凜子ちゃん、わざわざ出て来て、懲りないねぇ」

「魔法使いじゃなくても、
『誰かの命を守りたい』って想いは、あなたと同じだから」


そしてマントを拡げて凜子ちゃんをガード!
こういう点一つ取ってみても、丁寧で良し!

「ふん、なるほど」

我らが魔法使いが、炎を帯びた蹴りの連発をグールに次々と浴びせていきます。
一斉にグールに魔方陣が浮かび上がって、同時に爆発するのが格好良い画です。

そして、ヘルハウンドの登場です。
こいつ、専用マシンがあるとはね。
ウルフアンデッドが懐かしいなあ。

『ブラックドッグ』に跨り、ここでバイク戦です!

「また逃げるってか。させるかよ」

「コネクト、プリーズ」

マシンウィンガー、発進!

迫力あるバイクアクションでとても良かったです。

途中でヘルハウンドが消えたのが解せないですが、
これこそ奴の特殊能力ということなのでしょうね。

「やるじゃない。ならこっちも」

「コネクト、プリーズ」

「フィナーレだ」

「キャモナシューティングシェイクハンズ!」

前回の斬撃から、今回は銃撃というのが良いですね。



これでヘルハウンドを倒して終わり、という訳じゃないのはわかりますから、
次回でファントムの正体を含めて、きっちり決着という流れなのでしょうね。



前回書きそびれたことなのですが、ここでひとつ。

ウィザードライバーのシフトレバーについては、
両手でも片手でも画になるところが好きですね。

特に片手がウィザーソードガンで埋まる場合でも、
ちゃんと格好良く操作できているのが秀逸ですね。



余談ついでに、もうひとつ。
これは、完全な脱線ですが。

登場人物の名前から言葉遊美してみました。
こじつけで作品の含意と関係はないことは、
わかった上でやっていますので悪しからず。

晴人くんの『操真』とは、
当然『指輪』の含意です。

『そうま』から『ソーマ』を連想したり、アナグラムもしました。
すると『嵌まると嘘』『外張る馬』というのが、出来上がったり。

また、アルファベット表記にしてから一文字ずつ抽出してみると、
『trauma』『aura』『amour』
といった言葉も浮かび上がってきたのが、私的には興味深いです。

そして、コヨミちゃんも。
当然『暦』は浮かびます。

『小詠み』
『小夜見』
『小黄泉』

なども浮かびました。ただの当て字でしかないのはわかっていますが。
字面だけのことですが、水晶玉や魔法の詠唱を連想できたりもしたし、
ファントムや日蝕の日のサバトも連想できたのは愉しい発見でしたね。

ちなみに凜子ちゃんの場合、
『離婚問題』
『篭り団員』
何だか穏やかじゃないなあ。

凜子ちゃん好きとして、何だか申し訳ない結果でした(苦笑)。

更に脱線続きをもうひとつ。

主要登場人物の名前ですが、
『はると』も、
『りんこ』も、
『しげる』も、
『なら』にも、
『ら』行の音が含まれています。

『ら』行の連想なら当然ながら、
『ライダー』
『リング』
『ルパッチ』
などが数珠繋ぎのように出てきます。
そう思うと、何だかニヤリでしたね。

該当しないのはコヨミちゃんだけです。
その理由という訳ではないですけれど、
彼女は名字が不明なのが気になります。
ついでに言えば本名なのかもまた然り。

得てして、こんな余計なことまで含めて、
存分に愉しんでいつも堪能しております。

『仮面ライダーウィザード』第1話「指輪の魔法使い」  

『仮面ライダーフォーゼ』の活況、そして『仮面ライダー生誕40周年記念作品』に相応しい大成功。
それに続く、新たなる『希望』の幕開けです。『仮面ライダーウィザード』のショータイムの始まり!

もう、初めてその姿を眼にした瞬間から完全に虜になりましたね。
格好良すぎるにも程があるだろう、という尋常ならざるデザイン!

私的にこの感覚は、仮面ライダー響鬼に衝撃を受けて憧れた時以来ですね。
完全新生した仮面ライダー響鬼のデザインに、心からときめいたものです。

仮面ライダーキバの鋭さが活きたデザイン、カラーリングも大好きですが、
仮面ライダーウィザードもまた黒と赤が映えますし、シャープな切れ味が。

それでいてシンプルイズベストの究極の形とも言えますから、文句なく最高です。
お子さんのお絵描きにも良いし、ある意味では引き算の美学の究極の形だろうと。
ウルトラマンがシンプルに集約される方向性だとしたら、
仮面ライダーは足し算と掛け算が秀逸という印象ですが、
今回のシンプルの極致とも言える姿も堪らなく好きです。

そして胸元には六分割の装甲。言うまでもなくコンバーターラングを連想しますし、
どこからどう視ても正統派のストレートなデザインでありながら、遊び心も満載で、
頭部や側面からわかりやすい指輪モチーフであったり、視れば視る程に味が出ます。

ツイッターでも言ったのですが、純粋にシンプルに今年も一年間味わいたいと思っています。
外野からの余計な文句に、仮面ライダーウィザードの最高の感動を壊されたくはないのです。



前書きが長くなりましたが、以下に本編の感想を。

冒頭から、早速魔法を発揮していて実に良いです。

「コネクト、プリーズ」

こういう描写はお子さんに堪らないでしょうし、ときめくでしょうね。
ドーナツと指輪というのがまた良いし、バイクを瞬時に出してみたり。
どこでもドアのように、夢が広がる描写が実に素敵で良いじゃないか!
指輪と魔法ということで、女の子にも人気が出ると良いなと思います。

ヘルメットのバイザーを下ろすシーンも実に「らしい」のがニヤリです。
「燦然! シャンバイザー!」と心の中で叫んだのは特撮者の性ですが。



警察が現場に踏み込む。そこには見たこともない化け物が。

という展開って、お話としてもわかりやすくて良いですね。
人間では到底敵わない、という敵の脅威も伝わりやすいし。

凜子ちゃんも捕らえられ、絶体絶命のその時――!

このけたたましいバイク音が良いですね。
これだよこれ! 仮面ライダーの登場だ!

弾道を凛子ちゃんから逸らして後ろのミノタウロスに命中させたのも良いし、
ウィザーソードガンを変身前から魔法で召喚して使うのも良いところですね。

そして、アバンタイトルから間髪入れずにアクションまでお披露目!
シリアス且つキレのあるアクションで、正統派の格好良さ全開です。
ここに来て、まだ高岩さんの斬新なアクションが堪能できるなんて!
エクストリームマーシャルアーツの要素もあって、高岩さんに脱帽。

回し蹴りから跳躍に至るまでとにかくローブが映えて格好良いです。
ウィザーソードガンも二つのモードを遠慮なく魅せ付けてくれます。

さぁ、ショータイムだ

ここでオープニングテーマソングが!
アクションと共に味わえて良いです。
サビの部分で一緒に熱くなれますし、
正に最初の『掴みはオーケー』ですね。
今年も歌詞の『藤林マジック』に期待!

前作のダスタードのような存在も気になっていましたけれど、
今回のグールも実に良いデザインですっかり気に入りました。
怪人として一話使っても良いくらいのデザインだと思います。
それでいてちゃんと戦闘員に見えるのが巧いなって感心です。

グールを難なく一掃してみせてくれたのも格好良かったです。

魔法もさることながら、ここでプラモンスターも続々と。
自分は雑誌、公式サイド以外のネタばれは好まないので、
この場面は素直に驚けたし、ときめいたところでしたね。

「ユニコーン、プリーズ」
「クラーケン、プリーズ」

なるほど、陸・海・空をちゃんと抑えたラインナップでしたね。
最後に指輪を嵌め込んで起動というのも、ちゃんとしてますね。

ガルちゃんとイカちゃんの頭ごっつんこもコミカルで可愛いね。

あの通話の場面でスマートフォンではないのも良かったなあと。
変身していることとグローブを思うとあの方が自然で良いなと。

プラモンスターも今後色々と増えていくかと思うと楽しみです。

晴人くんとコヨミちゃんの通話、そしてそれを見守る繁さんも良いですね。
あの柔和な笑顔とあたたかい視線、小倉久寛氏で良かったと心底思います。

グールを倒して、この場は治めたものの、肝心のファントムを追跡しなくてはなりません。
しかし、最初からあっさり正体がバレてしまった晴人くん。隠すつもりもなさそうですが。

「あなた……本当に魔法使いなの?」
「まあね」

これにてお開き、とは当然なる訳もなく。
化け物に続いて、魔法使いですもんねえ。

「私は警視庁鳥井坂署の大門凛子です」
「あなた、さっきの化け物のこと、知ってるみたいだけど」

「ファントムのこと?」
「ファントム?」

世の中には魔力の高い人間、『ゲート』って呼ばれる人間がいる
そのゲートの命を奪って生まれる魔力の塊、それが奴らファントムさ



ここで敵の存在、目的について明言されました。
しかし、これは実にダーク且つハードです……。

人間社会に溶け込みながら人間を襲うという点では、
オルフェノクやファンガイアにも通じてますけれど、
前者は誕生も仲間の獲得も確率的な問題があります。
後者にとっての人間は単純に餌でしかありませんし。

グール繋がりじゃないですが、『東京喰種‐トーキョーグール‐』の喰種は後者に近いのですよね。
人間と喰種のハーフと言える主人公のカネキくんも、例外的なリゼちゃんの『臓器移植』ですし。

「怪物に襲われ、蘇生した」という点ではオルフェノクに通じますが、
『喰種』は基本的に仲間を増やせないですからね(子供も作れない)。

前者とは決定的に異なるのは、ファントムの誕生とは人間の死と完全にイコールである点。
つまりゲートが絶望してファントムが誕生してしまった時点で、ゲートの命は助からない

いつにも増してシビア且つ残酷な設定でもありますね。
本当に絶望と死が密接である恐ろしい設定だからこそ、
それを阻止して人々の希望となる仮面ライダーが最高!
絶体絶命のピンチから救ってみせるのがより映えます。

ここでフェニックスとメデューサのシーンになって、
ファントムの説明の続きになる構成も秀逸でしたね。

我々ファントムの為すべきことは、ゲートを絶望の淵に追い込み、新たなファントムを生み出すこと
ワイズマンが再び、サバトを開く為にね

『ワイズマン』という存在も明かされましたが、
『ワイズマンモノリス』を連想するのはお約束。
外園昌也先生の同名の漫画を連想しましたが、
先生の作品も特撮者好みの設定が多いですね。

「再び」ということで、それ以前のサバトの被害者が晴人くんとコヨミちゃんですね。
ゲートを一人ずつ追い込むことと『サバト』との違い、これが非常に気になってます。

『サバト』と来たら、BUCK-TICKを連想しないはずもないですが。

サバトと言えば、『仮面ライダーキバ』にもありましたね。

『オルフェノクの記号』と並んで『改造手術』のメタファーとして秀逸だと感じます。



そしてフェニックスの肩、ミノタウロスの角から気になっていましたが、
掘り込まれるような長いライン、あれはファントム共通の意匠なのかな?
デザインに何かしらの共通項や意味合いがあると思いますが、さて……。



「じゃあ、ファントムがゲートを襲うって事は、さっきの作業員の中にゲートがいた……?」
「だろうな」
「ちょっと待って。それより、あなた、なんで魔法が使えるんだっけ?」
「俺も身体の中にファントムを一匹飼ってっから」



ここで晴人くんが魔法を使える理由もはっきりしました。
と言うよりは、仮面ライダーたる設定とその理由ですね。

当然ながら本作もまた例外なく『敵と味方の力が同根』であり、
『ファントムの力をその身に宿している』のがまたハードです。



ここまで隠すつもりも毛頭なく、はっきり答える晴人くんですが、
一般人ではどうにもできない、それをわかっているからでしょう。

ここで凜子ちゃんが……。

指輪を通り越して腕輪とは(笑)。

「なんで?」

この晴人くんの一言と表情が妙にツボでした(笑)。

凜子ちゃんとの会話の場面でもそうなのですが、
目線の逸らし方とか微妙な表情芝居がお見事で、
ぎこちなさやそっけなさの表現も実に秀逸です。
最初から安定しているお芝居で、
流石、白石くんだなあとニヤリ。

「なんだ。どうしたんだぁ、コヨミ~」
「晴人が警察に捕まった」

盛大に飲み物を吹き出す繁さん、最高(笑)。

「え、なに、けっ」

やっぱり繁さんが小倉氏で良かったあ~。
コメディリリーフとしても、今後も期待。



『警察として、人々を守る』ということ。

冒頭から一貫して繰り返し強調しているのが目立つ凜子ちゃんですが、
軽くいなしてやめさせようとする晴人くん。これも彼の優しさですね。

『絶望』を知ってしまったからこそ、
『ファントム』の脅威を知るからこそ、
だからこそ『危険を犯してほしくない』。

晴人くんなりの優しさと想いが伝わります。

「奴らと戦えるのは魔法使いだけだよ」

そして口調が強く、荒くなった凜子ちゃん。

「だからって諦めろって言うの!?」
「警察なのに、人々を脅かす脅威に何もしないで絶望してろって言うの!?」

「そりゃあ、魔法使いはいいわよね」という凜子ちゃんの一言に留まらず、
「魔法で何でもできるから、絶望することもないんでしょう?」が決定打。

ここで明らかに空気が変わりました。
そして晴人くんの一言が素晴らしい!

魔法があるから絶望しないんじゃない

「……えっ?」

絶望しなかったから、魔法を手に入れることができたんだ

この言葉は物凄く重要です。

魔法を使えるから、変身できるからヒーローなんじゃない。
絶望に負けない心があったから、だからヒーローなのだと。

仮面ライダーに憧れるちびっ子たちへの最高のメッセージ。


魔法なんかなくても事件を解決してみせる、と言う凛子ちゃん。
その気持ちと正義感はよくわかりますし、共感できる点であり、
例え変身できなくても、このハートの部分が大事なのですよね。

凜子ちゃんはコヨミちゃんと並んでヒロインでもあり、
正義を貫いて戦う人でもあって良いポジションですね。


「そんな簡単に絶望してたまるもんですか」
「まあいいけど♪」

でも本当に絶望しちまうことがあったら―――― 俺があんたの希望になってやるよ

本作の根幹を貫く最高の名台詞ですね。



そこで先輩の網野刑事が。
包帯を巻いている時点で、
誰もが確信したでしょう。
彼がミノタウロスですね。

そして署長が小宮氏とは。来た来た来たー。
渡辺氏とラサール氏は、劇場版で登場かな。
『踊る大捜査線』のスリーアミーゴスに続いて、コント赤信号で是非とも。
劇場版アニメの『こち亀』では、声優として三人揃って登場されましたし。

この事件は警察の手に負えない、と捜査から外され、
いえ、捜査どころか事件そのものを闇に葬られます。

上からの絶対命令と突き返される凜子ちゃん。
こういった確執はリアルだしもどかしいです。
だからこそ凜子ちゃんの正義感が浮き彫りに。

そもそも今回って凜子ちゃんを主軸として、彼女の視点でお話が進んでいるのですよね。
描写と紹介に留まらず、彼女がゲートである点とその掘り下げとしても良い魅せ方です。
彼女の人間臭さも正義感も情熱も、強く繰り返して丁寧に描かれていて凄く好きですね。


そして、ブルーユニコーンと共に鳥井坂署を訪れたコヨミちゃん。

「あれは晴人を捕まえた……」

通り過ぎていく凜子ちゃん。そして……。

後に続く網野刑事と、すれ違うその瞬間!

彼がファントムであることを感知したコヨミちゃん。
手紙をプラモンスターに届けさせたのがナイスです。



そして、凜子ちゃんは網野刑事と二人に……。

「人を守りたくて警察に入ったんです。その仕事を全うしなくて何が警察なんですか」

何故そこまで『刑事としての自分』に拘るのか?

網野刑事に訊かれて、凜子ちゃんは語りました。
こうして二人きりにしたことも、訊いたことも、
凜子ちゃんを絶望に追い込む為の罠なのですね。

刑事になった理由と、自身の過去。
田舎の駐在であるお父さんの存在。

「街を一生懸命守る父は、みんなに慕われていました」

「私も父みたいに人々を守りたい」



そして、コヨミちゃんからの手紙が。

頭にケガをした
刑事
ファントム


晴人くんも真相に到達しました!

「スモール、プリーズ」

劇場版で『ビッグウィザードリング』を使っていたのですから、
当然ながら『スモール』も思い至って書いておくべきでしたね。

身体を小さくして、ブルーユニコーンに跨って留置所脱出成功。

さあ、ここからは晴人くんの大活躍だ!



「網野先輩が……ファントム? どうして?」

「網野は絶望して死んだ。俺と言うファントムを生み出してな」

「そんな……」

「俺たちファントムの前では、おまえは無力だ」


そして、お父さんの写真が入った大切なロケットが……!



彼女の想い出が、誇りが、踏みにじられ、壊されました。





「ああ……!」










今の自分自身も、彼女の誇りさえも、総てを粉々に壊された瞬間。
無音の演出と、崩れ落ちる彼女に思わず絶句。そして泣きました。

「お前も絶望して新たなファントムを生み出せ。ハハハハハ!」


絶体絶命のその時――!


晴人くんとコヨミちゃんが二人並んで登場というのが最高です。

「彼女を頼む」

絶望の淵から希望で掬い、そして救う魔法使いが今ここに参上!



「お前に関わっている暇はない」

「俺も同じさ」

「ドライバーオン、プリーズ」

ウィザードライバー装着!

「だからとっとと、片付ける」

フレイムウィザードリング装着!

「シャバドゥビタッチヘンシ~ン! シャバドゥビタッチヘンシ~ン!」




変身!

「フレイム、プリーズ」



仮面ライダーウィザード、今ここに参上!!

「さぁ、ショータイムだ」

「コネクト、プリーズ」

ウィザーソードガン召喚!

「ランド、プリーズ」

仮面ライダーウィザードランドスタイルにスタイルチェンジ!!

「貴様、エレメント変化できるのか!」

「まあね♪」

「ディフェンド、プリーズ」

ミノタウロスの突進も見事に魔法で切り抜け、余裕なのが格好良いですね。

「こんなのもあるぜ」

「シャバドゥビタッチヘンシ~ン! シャバドゥビタッチヘンシ~ン!」

「ハリケーン、プリーズ」

仮面ライダーウィザードハリケーンスタイルにスタイルチェンジ!!



「フレイム、プリーズ」

「フィナーレだ」

「ルパッチマジックタッチゴー♪ ルパッチマジックタッチゴー♪」

「超イイネ! キックストライク! サイコー!」

ストライクウィザード炸裂!!


「晴人!」
「このままだとファントムが生まれちゃうわ!」

俺の眼の前で二度とそんなことはさせない

「凛子ちゃん」

「魔法……使い?」

「もう……駄目みたい」

絶望なんてするな。俺に任せろ

ここであの言葉が思い返されます。




俺があんたの希望になってやるよ



「変な……魔法使いね」

約束する。俺が最後の希望だ

「エンゲージ、プリーズ」

そして彼女の精神世界『アンダーワールド』へ。

この名称と設定から『ジョジョの奇妙な冒険』のヴェルサスのスタンドを思い返しますね。

「晴人……」

「約束したからな。やるしかない」

「ドラゴライズ、プリーズ」

「ドラゴン! 俺に従え」

「コネクト、プリーズ」

マシンウィンガーで疾走! そして合体!

ウィンガーウィザードラゴン!!

翼の部分にタイヤってのが堪りませんし、
何よりも頭部がめっちゃ格好良いですね。

「キャモナスラッシュシェイクハンズ!」
「スラッシュストライク!」
「ヒーヒーヒー!」



「終わったの?」

「ああ、これで彼女はゲートじゃなくなった。もう襲われる心配はない」

コヨミちゃんの屈託のない、たおやかな笑顔が印象深いです。
こちらまで救われた想いになりました。素晴らしい笑顔です。



「希望……か」

そして凜子ちゃんにも笑顔が戻りました。



第1話ということで、掘り下げた書き方にしてみましたけれども、
感想としては、文句なく最高の第1話としか言いようがないです。

人間社会で突如発生した事件。人智を超えた脅威。
それに巻き込まれる人、そこに立ち向かう人の姿。

そして、悪に立ち向かう我らが仮面ライダーの姿。

本来なら前後編か、あるいは3話くらいかけても良いようなボリュームを、
第1話であらかた魅せつけてくれた構成には唸らされました。大満足です。

変身は勿論、スタイルチェンジから数々の魔法も、
そしてマシンの合体と巨大戦まで堪能できるとは。

アクション面も文句なしに最高でした。
迫力全開で華麗なる舞いの連続と来て、
斬撃と銃撃のそれぞれのアクションも、
高岩さんが格好良すぎて最高でしたね。

加えて、高岩さんと言えば演技力の素晴らしさにも脱帽でした。
仮面のヒーローであるにも関わらず『感情表現』が素晴らしく、
特に、本作は『指先の表情芝居』まで徹底されていて最高です。

設定面では、魔法使いって夢が広がって良いなあと思いました。
ステッキや箒なども、今後のアイテムに使われるのかと予想を。
魔法だといくらでも想像できるので、その辺りも期待してます。

ファントムの設定やデザインも前述の通りですが、
禍々しくも格好良い丸山氏のデザインがツボです。
モチーフとしては悪魔からも色々予想できますし、
フェニックスを怪人の側にしたのも納得でしたね。
日本の鳳凰のイメージと違って海外では逆ですし。
『真・女神転生』の悪魔からあれこれ予想できるのも愉しいです。
前作の星座もそうですが、今回はより『神話』から考えられます。


指輪についても、非常に興白いアイディアだと思いました。
指輪を嵌めてあげて救うって、ある意味究極の描写だもん。
「今回は『集める』より『配る』という方向で行きたい」という宇都宮氏のお言葉がありましたが、
なるほど納得といったところです。『エンゲージ』というネーミングも物凄く気に入っております。

『RING』から『R・ING』で、『仮面ライダー、現在進行形』という連想もしたり。

余談ですが、マシンウィンガーのカーナンバー『15-40』からも数字遊美したり。
『行こう、40周年のその先へ』というのがひとつ。
『さあ行こう(サイコー)、ショー(タイム)』も。

変身ベルトと音声については、もう「してやられた」感が強烈です(笑)。
あのノリが堪らなくて、すっかりやみつきになっています。
まさか、変身待機音の時点であのテンションとノリなんて。
これを越えるテンションとノリを実現させようと思ったら、
ヒロミ・ゴーか岡村ちゃんに頼むしかないぞと思うレベル。
その他だとエガちゃんか林田健ちゃんくらいじゃないかと。

『シャバドゥビ』はノリで、歌にも使われるところからでしょうね。

『ルパッチ』は言うまでもなく『Le Patch』でしょうし、『マジック』との絡みですね。
『セタップ』(仮面ライダーX)、
『セタッチ』(仮面ライダー電王)に続く、
系譜としても良い流れだと思っております。

『プリーズ』も言うまでもなく『給う』ということですね。

当然の如く『シェイクハンズ』が使われたところも良いね。

『指・手』からの連想としても良かったですし、
『握手』は仮面ライダーフォーゼとの共通点で、
次の『MOVIE大戦』で……と思っていましたし。

スタイルチェンジについても予想しています。
今回『ハリケーン』がネーミングに使われたのは、
仮面ライダーWの『サイクロン』に続いてニヤリ。

フレイムスタイル →ルビースタイル
ウォータースタイル→サファイアスタイル
ハリケーンスタイル→エメラルドスタイル
ランドスタイル  →オパールスタイル

色からの発想で単純すぎですが、各種スタイルの強化版が浮かびました。
仮面ライダークウガで言うところのライジングフォームのような感じで。
案外、宝石の名前の方は2号ライダーとか劇場版の方かもしれませんが。

最強形態と来たら、やっぱりダイヤモンドスタイルなのでしょうか。



ともあれ、今年もまた一年間、良い夢と魔法に魅せられたいですね。

『BLEACH』507.The Fire3  

おっと、今回はもう本誌が出ていたのね。
私に無縁の連休絡み、ってことですかね。

気になっていた山じいの卍解、
なるほど、凄まじい能力です。

方々で戦っている他の隊長たちが気付く描写も上手かったですね。
喉が渇いたり血が出たりするのもそうだし、氷雪系の彼の場面も。

残火の太刀の東 旭日刃』については、
前回の感想で予想した通り、というかイメージ通りでした。
そして『旭日』と眼にした時点で確信しましたが、やはり!



自信過剰も甚だしい
人の言葉は覚えておくものじゃ
儂は残火の太刀の東と言った
東があるということは西もあるということ
そうじゃな…お主の眼にも視える様にしてやるかの

残火の太刀の西 残日獄衣

儂が卍解を使えば この身と刀は太陽の火を纏う



東と西と来たら太陽ですよね。
君は僕の太陽ってことですな。
天才バカボン然りAKB48然り。

やっぱり仮面ライダーイクサだったかぁ(間違い)。

東と西で極端なのも好きですが、正に攻防一体型ですね。
山じいだけあって、とんでもなく完璧な能力が良いです。

しかしまあ、山じいが口にした1500萬度ってのが凄いなあ……。
少年ジャンプ的には、瞬間最大火力5100℃の炎がありましたが。
これは『武装錬金』の火渡さんでしたね。『5100℃』の元ネタが筋肉少女帯なのもツボでした。

攻防一体という点では仙水忍の『気鋼闘衣』も連想したり。



ただ、今の時点で陛下の方は何も明かされていませんから、油断は禁物ですね。
暫くはこのバトルが続くのでしょうか。それとも、そろそろ一護側の展開かな。

一方が描かれだすと、もう一方が異様に気になる漫画です。
気になると言えば、京楽隊長の卍解も見たいところですが、
今は尸魂界自体がそれどころじゃない、って感じだもんな。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#046[灯火]  

今までにもサブタイトルについて散々言及してきましたが、
今回ほどやられたと思ったことはなかったかもしれません。

ここに来て[灯火]と来るとは!

言うまでもなく『董香』とのダブルミーニングですし、
貴未ちゃんのあの『言葉』の含意もあることでしょう。


[招待]→[正体](月山の招待と明かされる正体)
[月光]→[激昂](月光の夜に西尾が激昂する時)
[教会]→[境界](教会で戦う境界を越えた生物)

今までもこじつけめいた連想と言葉遊美はしてきましたが、
今回は読者としてとことん唸らされて感激した命名でした。

ヒナミちゃんの時の[三人]以来なのかもしれません……。



カネキくんの閃きからトーカちゃんが新たな力に覚醒して、
瀕死の西尾が渾身の力を振り絞って月山を掴んで食い止め
その隙を突いてトーカちゃんが致命傷となる一撃を与えて、
三人で月山を倒し、貴未ちゃんの命は無事に守られました。




しかし、貴未ちゃんは『人間』であり、
『喰種の正体を知った者』であります。

当然、『トーカちゃん』が『そのままで帰す』はずもありません。
貴未ちゃんにとって西尾は『恋人』ですが、月山は『怪物』です。

トーカちゃんにとって貴未ちゃんは『食料』であり、『敵』です。

この場でただ一人の『人間』である貴未ちゃん。

そして『恋人』である西尾もまた喰種なのです。

この残酷で哀しすぎる対峙を打ち破った者こそ、
『人間でもなく喰種にもなりきれない』彼です。

やっぱり『境界線を越えた存在』であり、
境界戦上に立てる唯一の存在』である、
カネキくんが立ち向かってくれましたね。

トーカ
ちゃん…っ

その人は…

僕にとっての
ヒデや

君にとっての
依子ちゃんかも
しれないのに

君がリスクを
なくしたい
気持ちはわかるよ

でも…

依子ちゃんが
トーカちゃんの正体に
気づいたら

君は
殺せるのかよ…


………

るせぇ…何で
わかんねぇんだよ

私は

そうならない為に
コイツを消す必要が
あんのよ!




ここでカネキくんがヒデを、そして依子ちゃんの存在を挙げてくれたこと、
この場面と台詞が堪らなく嬉しくて、そして泣けたところでもありました。

正にカネキくんだからこそ言える、彼にしか言えない言葉ですね。
そして、自分の矛盾に気付きながらも看過できないトーカちゃん。
歯を食い縛り、立ち上がって貴未ちゃんを身を挺して守った西尾。

そこで『眼』を隠され、拘束されていた貴未ちゃんの視界に――。

『喰種』の象徴とも言える赤眼。その対比としても実に秀逸だと痛感。
そして、赤眼で赫子を発現させている『怪物』を眼にした貴未ちゃん。



…………
…………

綺麗……






今回はこの場面にやられました。
石田先生に心の底から脱帽です。

「綺麗」という言葉は、初登場時にも口にして印象的だったので、尚更です。

もし
自分が〝喰種〟に
生まれてたら

私は人を
殺していたと思う

私は…

たまたま人間に
生まれただけで

綺麗に生きる事が
許されてる


『東京喰種‐トーキョーグール‐』#035[孤闘]



月山も倒して、貴未ちゃんも無事に助かり、この場は何とか治まりましたが、
貴未ちゃんは、今後はあんていくでアルバイト、という展開なのでしょうね。

トーカちゃんからすれば監視しやすい訳ですし、
警察や民間人に密告されないように見張るはず。
尤も、貴未ちゃんにその気は全くないのですが。
カネキくんがいるのも彼女には支えでしょうし。
貴未ちゃんも人間の法からすれば罪人ですしね。

月山の死体の処理も気になっているところです。
四方さんや芳村マスターにも手伝ってもらうか、
あるいは処理しようとしたら無くなっているか。
後者なら『クインケ』として使われる展開かと。
『クインケ』と言えば月山も所有してましたね。
あのレストランの関係者も怪しくて仕方ないし、
生前の月山の表向きの人間関係も要注目ですね。

そして、月山が餌に嘯いてきた高槻氏の存在も。
刑事コロンボで言う「うちのカミさん」かしら。
出てくる奴出てくる奴、口にするけれど出ない。
そういう存在でもまた興白いかなと思ったりも。
高槻氏が喰種という案もまだ捨てていませんが。
今後も読書好きの喰種の登場や書店や喫茶店も、
匂わせるシチュエーションに着目したいですね。


そして『綺麗』と言えば、やはり中森明菜様の名曲です。
今回を読了して聴くと、まるで『トーカちゃん』のよう。

誰にだってある それはきっとある
愛を浴びて綺麗になれ
乱れる心 いとしさ揺れて
私を変えていくの
めぐり逢うのは 運命ね


『ヒトヒトリフタリ』Life41 着地  

着陸までにワンクッションあるのが良いですね。
やはり久保光司が黙っているはずもないですし。

VS原発、
ここが最前線。


今回の扉ページのアオリ文句も良かったですね。
清涼院流水師の『トップラン』を連想しました。



安西官房長官
本当に
恐ろしいのは
こんな風ではない

この土地に
積もった

悪意と
放射能だ


正にその通りで、とんでもない数の黒玉が荘一郎のヘリ目掛けて襲い掛かってきます。
リヨンの苦戦ぶりからも、原発ムラや荘一郎反対派からの邪気が強大だとわかります。

くそっ
邪気が
強すぎる



そして、リヨンのガードを突き抜けた邪気が……!

リヨンの左腕を貫いてしまいました。
ガードが破られたのは初めてのこと。
いつかは来ると恐れていたのですが、
とうとう破られてしまいました……。

原発ムラ、荘一郎を快く思わない連中、そして因縁の土地であるフクシマ。
それらがカタマリとなって、荘一郎一人に、凶器となって襲い掛かる事態。



アカン

いっぺんガードを
外して こいつらを
弾くしかない




…っ

ああっ




本気で日本を変えようとする荘一郎でなければ、
そして彼を本気で守護するリヨンでなければ、
とっくに邪気に殺されていたことでしょう。
今までよく耐え抜いてきたとも言えます。
いよいよ本当の恐怖と本当の危機です。

改めてフタリの絆と想いの強さを痛感しました。

なんとかこの場は凌げたものの、遂にリヨンが倒れてしまいました。
荘一郎もその姿を見てしまいましたが、リヨンは立ち上がりました!

リヨン

大丈夫か…!!



……
ブクブク 沸き出して
きよって

けど
ナメんなよ

アタシはな

総理大臣の守護霊やで




矜持と絆
折れず――。




リヨン、格好良い! 信じてたぜ!

1ページ前の荘一郎の驚愕の表情、
そしてリヨンの苦悶の表情があり、
そこからこのフタリの表情が最高!
最後のコマのリヨンが堪りません!

左手を隠しているのが何とも痛ましいですが、
ここは何としてでも乗り切ってほしいところ。

左手のダメージが後に響きそうで怖いですが、
今の荘一郎とリヨンのフタリの関係性ならば、
荘一郎がリヨンを支える展開も有り得るかと。

リヨンの視点で読むことが多かったのですが、
ここまでぶれずにめげずに進む荘一郎を見て、
彼の本気が痛いほど伝わってきていましたし、
今のこのフタリこそ最高の状態だと思います。



リヨンの名前については今まで散々言及してきましたが、
『リーインカーネーション』や『帰』だけじゃないなと。
今の彼女は『獅子苑』から連想した方が相応しいよなと。

そして『春日』の『春』も、
対する『泉美』の『泉』も、
『スプリング』という因縁めいた符合。
「日本の真の春」の為に戦う総理大臣。
そんな彼とリヨンの『フタリ』が最高。

『BLEACH』506.The Fire2  

山じいに鼓舞されるように、みんなの士気が高まる。
かと思えば、それはそちら側だけじゃないぞと敵が。

それに対して、山じいが一気に三人瞬殺。
見誤っているね、と京楽隊長がニヤリと。

この手の掛け合いの構成や見せ方が多いように思いますね。
二重残像拳を破ったと思ったら多重残像拳でしたみたいな。

こういうのは単純に好きです。

エス・ノト、ナナナ・ナジャークープ、モヒカン野郎の三人を一掃。
エス・ノト以外はアルファベットで能力を予想云々の前にバイバイ。

陛下が剣を取り出すところは格好良かったですね。
メダリオンに手を翳して勢い良く発現する辺りが。



そして、山じいがここで――。

「卍解」

「残火の太刀」




字面として「残火」というのは意外な気もしましたし、
『流刃若火』からの発展系の名称でもないのだなあと。
明菜様の『乱火』など思い返してこれで良いのですが。

ここで卍解は当然のことではあるのですが、
卍解を見せてしまって大丈夫なのか……と。

だからこその『特記戦力』でしょうけれど。

メダリオンで「卍解を奪えない」理由とは何なのかが気になりますね。
一護の場合は『真血』というのも大いに関係があるでしょうけれども、
山じいのそれは『キャパシティーオーバー』かなと予想しております。

あまりにも「高度」にして「膨大」だから取り込めないというか、そんな感じかなあと。
『輝竜戦鬼ナーガス』において『魔の樹城』で竜輝が『神力』を敢えて吸わせたように。
相手の方が取り込める器じゃないかもしれませんね。
単純な予想としてはこれくらいしか浮かびませんが。

「残火」「太刀」という辺りから、
爆炎が猛威を振るうような描写ではないと見てます。
斬られた時点で既に灰になって崩れ落ちるとか……?

炎が燃え盛るような描写ではない魅せ方だろうなと。


読んでいて思いましたが、ここでどちらが勝っても、
陛下の更に上が出てくれば、何の問題もないですね。
一護の魅せ場がないはずがないですし、彼にも期待。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#045[黒羽]  

今回の表紙・巻頭グラビアが篠崎愛ちゃんか……。
そう来たらやはりデリシンを思い返すのですよね。

そんなこんなで、待望の巻頭カラーです。
いつもながら、石田先生のカラーは最高。
ゴスっぽいトーカちゃんも、猛烈にツボ。

今回のサブタイトル、本誌読者的には『極黒のブリュンヒルデ』も連想したでしょう。
悲哀と書いて『はね』というルビ、この辺は藤田幸也さんリスナーとして堪りません。

名曲『AIka』や『太陽に灼かれた翼』などを思い返しますね。

黒い翼と言えば、PIERROT『革命の黒い翼』、Angelo『REBORN』も連想しました。

さて、そんなトーカちゃんの赫子ですが、
まるで稲妻が迸るようで、俊敏性も健在。
集中的に連発できるのも、月山と逆です。

そう思って読み進めていたら、月山の方も形状変化。
鎌タイプを予想していた頃から、浮かんだのですが、
先端が剣のようになるのは、やっぱりありましたか。
カッシスワームを思い返して、思わずニヤリでした。
『輝竜戦鬼ナーガス』でギレウスが使う竜騎槍鱗(ランス・ドラグナー)を連想したり、
『スサノオ』のメカイナとユンガイナを連想したりしました(どちらも増田晴彦先生)。

トーカちゃんが壁ごと抉るように月山に突っ込んで行く見開きページは、
仮面ライダーWと仮面ライダーエターナルの戦いを思い返してニヤリと。

今回も迫力あるバトル描写で、文句なく楽しめましたね。
トーカちゃんが逆転の鍵となったのも、熱くて最高です。

ここで往生際の悪い月山が人質を喰らおうとします。

この時点で自分自身の『美学』に反しているのですけれどね。
これこそ彼の『敗北』が形になって描かれた場面だろうなと。

そこでまたも西尾の出番が! よくぞやってくれた!
例え倒すことはできなくても、一矢報いたい想いが!

何よりも西尾のこの一手が最高でした。
ボロボロに傷付いても格好良いのです。



月山の台詞で、赫子との相性について触れられましたが、
月山は右手に、トーカちゃんは左肩から発現というのも、
こちらもまた逆で、その辺りも非常に興味深い点でした。
冒頭のページで、向き合った2コマでもそうなのですが、
正に逆タイプ同士だなと。ついでに言えば性格も性別も。

喰種同士の戦いってこれまであまりなく、
それこそ初期のカネキくんと西尾くらいで、
捜査官側を抜きで純然たる喰種同士の戦いは、
こうやってじっくり描かれるとまた味わい深く、
色々と思うところや発見もあったりして良いです。

月山の敗北はまず決まったものとして良いでしょう。
そうなるとあのレストランでも騒がれるのかな……と。
あそこにいた他の喰種たちも気になっているところです。

そして、勿論今回のきっかけとなったイトリちゃんもそう。
更に、彼女が知っているリゼちゃんのあの一件の真実も……。

一ヵ月後だと言われていた嘉納教授との再会、診察もまた然り。

月山と一区切りできたら、次のアクションとしてはその辺りかな。

いつも楽しみで仕方ないですし、正に両眼が離せない漫画なのです。

『ヒトヒトリフタリ』Life40 総理の仕事  

リヨンとのツーショットは今までに何度もありましたが、
今回の扉ページはそう来るかとニヤリとさせられました。
同時に、これはとても切ない絵でもあるのですけれどね。

作中の時間が2011年12月12日だと明記されました。
(※2011/11/11追記。この日付けの誤植については、こちらの記事でも触れております)


1と2が並んで、しかもダブルという辺り、
正にヒトヒトリフタリだな、と連想したり。

作中の時間が我々の時間と九ヶ月違う訳ですが、
その辺りが今後どうなるかも着目したいですね。
変わらないままのペースなのか、
こちらの時間まで追い着くのか、
あるいは飛び越えてしまうのか、
この辺りはどうとでもなるので、
その意味でも今後の展開に期待。
荘一郎の寿命が明確であるので、
余計に時間の重みを痛感するし、
原発と密接にリンクした訳だし、
じっくり描いて頂きたいですが。



荘一郎が遂に宣言しました。

本人の中では決意が固まっていたのでしょうが、
本人の前ではっきりと言い切ったのは大きいです。
リヨンの言葉を受けた上できっぱりと言い放つとは。

おっさん
なら

一さんに寿命を
分けてあげ
られるんやで



リヨン

何も
しなくて
いい…

オレの寿命
は…

日本の未来の
ために使う




すまない
一…

オレは 最低の
父親だ



〝次の世界〟で
待ってろ

オレも
すぐ 逝く




一に言葉を残して歩き始める荘一郎とリヨンですが、
そこで振り返ったリヨンの表情が印象深かったです。

まるで血の涙を思わせる邪悪な黒玉……。
更に一に入り込む形になってしまい……。

次のページが丸々久保光司という構成も、
見事までに効果的で恐ろしくもあります。

今回は何と言っても一への言葉に尽きます。
最愛の家族と国とを天秤に並べられるのは、
日本とアメリカのヒーロー観を語る上でも、
よく比較されることでもありますけれども、
そこで断言した荘一郎はやっぱり凄いなと。



おっさん ごっつい
正念場や

ああ

総理の
仕事をするぞ



このフタリの表情が何とも言えません。

CG発足以来、一貫して荘一郎のターンですが。
いよいよ、フクシマにフタリが到着した訳です。

ここで荘一郎と、そしてリヨンの力が試されるのかなと。
久保光司と大希くんの次の一手が来そうでもありますし。
笑璃ちゃんと優月くんが心配なところでもあります……。

『BLEACH』505.The Fire  

山じい怒りの一撃、見事でしたね。
その後の台詞がまた、もうね……。
前回の回想と併せ、泣けます……。

そして、そんな彼に誰もが鼓舞されるように、
背中を押されるように、肩を叩かれるように、
全滅寸前だった彼らが、再び立ち上がります。
この場面も猛烈に燃えましたし、大好きです。

それぞれに「らしい」台詞だったのがまた実に良かったですね。
平子の「ジイさんにエエとこ 全部持ってかれてまうで」とか、
狛村隊長の台詞も京楽隊長の台詞もツボで、グッときましたね。



そんな燃える展開の中、剣八が……。

陛下の隣の長髪と戦うと予想していましたが、
そうなるまでもなくあっさりやられましたね。

陛下が口にした通り、やはり剣八も特記戦力の一人でしたね。
となると残りは三人ですね。山じいも当然その一人でしょう。

そして山じいが口にした通り、陛下の名前が明らかになりました。
彼の名はユーハバッハ。千年の時を越えた決着の時のようですね。

『東京喰種‐トーキョーグール‐』#044[受肉]  

今回も迫力のある格好良いバトル描写で良かったです。
やられてもやられても食い付いてくる西尾が最高です。
初登場時に本誌で抱いた感想はどこへやらってくらい、
西尾の想いと執念に胸を打たれた回でもあります……。

今回も月山の赫子がしっかりと見ることができました。
背中側からの描写というのは今までに少なかったしね。

そして余裕の表情の月山ですが、毎度お馴染みの月山トークタイムが。
それぞれをエンジンとガソリンに例えたのは、上手いこと言ったなと。

確かに『食事』が生命に直結しているのはヒトも喰種も同じこと。
『人が良くなる』と書くくらいですし、当然と言えば当然ですね。
ですから『食材』に拘る彼の狂気も、生物的にはなるほどなあと。

そう言えば、この場の喰種って全員が『空腹』状態なんですよね。

ここでトーカちゃんに、依子ちゃんとの場面が過ぎったところは、
ずっと読んできた読者として、嬉しかったところでもありました。
依子ちゃんって、何気に第一話から出ていたりもするので尚の事。

ふと思いましたが、例えば異性ばかり狙う喰種とか、
幼児ばかりを狙う喰種とか、逆に老人ばかりだとか、
そうやって拘りがあると、能力にも影響するかなと。
老人って書くと、アップルヘッドも思い返しますが。

そう考えると、カネキくんに限らず、『あんていく』の何人かは、
『角砂糖』に頼るタイプだと、やはり、能力はアレなのかなあと、
そんなことも過ぎりながら、再読してみたりもして楽しめました。
とは言え、ヒナミちゃんも当たり前に肉を食べていましたし、
角砂糖は飽く迄も緊急用か、カネキくんのような相手向けで、
やはり、一般的には喰種はダイレクトなのが主流でしょうね。
ただ、角砂糖の利点は携帯に便利で怪しまれないことですね。
その点は、正体を隠して生きる喰種として重要なところです。

逆に言えば、人肉を喰らうことをひたすら拒んで避けているカネキくんが、
あれだけの強さと可能性を秘めているのは凄いな、と改めて思いましたね。
無論、リゼちゃんという重要なファクターがあるのは百も承知してますが。



そして、奇しくも月山のいつもの調子での話が、
それこそが、逆転の鍵となったのは皮肉ですね。

今までのトーカちゃんの羽赫とは違う赫子が!!

またしても嬉しい悔しさを味わわされました。
何故に予想して書いておけなかったのかとね。

思えば「ヒントはとっくの昔に既に出ていた」というのに。

真戸さんが『クインケ』を二つ同時に使っていた訳だし、
その時の「台詞」も充分なヒントだったと言えますから。

両者は仮面ライダーと怪人のように『力の源が同根の存在』ですから、
あれを『捜査官の武器』としてだけ見る読者が浅はかだった訳で……。

一つの器に二つの力』というのは予想できて然るべき点でした。

石田先生は、既にあの時点で読者に対して充分すぎるほどヒントをくださっています。

読者として情けないやら恥ずかしいやらというのが本音ですが、
読者としてそういった嬉しい悔しさが堪らないのも事実ですね。

西尾の奮起に続いて、よくぞやってくださったという最高に燃える展開!!
西尾が立ち向かったのも、カネキくんの閃きへの時間稼ぎになった訳だし、
ここにいる誰も無駄じゃないし、きちんと意味があるのがまた嬉しいです。

『忍空』で言うところの『空炎氷弾』(これは大間違い)、
『仮面ライダーフォーゼ』でいうところの『仮面ライダーフォーゼメテオフュージョンステイツ』的で、
緊迫感全開のこの危機に、
これ以上なく燃える展開!

堪らなく燃えっぱなしで、
正直ときめきっぱなしで、
期待が最高潮で最高です。

しかも、次号は巻頭カラー!! バンザイ!!

ヒナミちゃんともまた違うタイプのようで、
ハイブリッドな赫子ということでしょうか。
これで期待するなと言う方が無理って話よ。

カネキくんの鱗赫の特性も兼ね備えているのでしょうか。
それともトーカちゃん自身に準拠した能力なのですかね。
こうしてあれこれ重妄想するだけで楽しくて堪りません。

ともあれ、これは『カネキくん』だからこそできたことで、
やはり、彼の『どちらでもない存在』が鍵になりましたね。



余談ですが、『忍空』と書こうとして『人喰う』と変換された辺り、読者として誇らしいです。

『ヒトヒトリフタリ』Life39 ブロック   

作中でも触れられていましたが、荘一郎に対してパフォーマンスだと揶揄する声も当然。
そのことは荘一郎自身が誰よりもわかっているでしょうし、大切なのは前に進むこと。
泉美元総理の台詞の通り、怯まず進む姿勢を原発ムラにも見せたのが格好良いです。

そして『Life29 black emotion』以来の夥しい黒玉の描写でした。

当時の感想でも書きましたが、今回も同じ印象ですね。
こうやって、ヴィジュアルとして見せられると……。
もう圧倒されるというか、恐怖さえ覚えます……。

同時に、今回のリヨンの台詞が気にかかりました。
原子力ムラがいかに敵対しているか、その表れです。
今後、ますます黒玉の量は増えそうなので怖いですね。

今までと
比べもんにならん
黒玉や…

こんな量
アタシに
はじき返せるんか



この後の場面では、やはりこの二人の出番でしたね。
久保光司も大希くんも、完全に瞳がアレなのがまたね。
こちらの二人の会話も、リヨンと荘一郎のコンビと逆で、
実に興味深いやり取りだったし、これもまた恐ろしいなと。

今回のサブタイトル、荘一郎を守護するリヨンのことなのが嬉しいですね。
久保光司が読めないと言っているのは、隠す必要もないから嘘ではないかと。
これは、つまり久保光司一人の霊力よりはリヨンの方が充分に強いという訳で、
少なくともフクシマ行きについては、この二人に妨害されることはないのかなと。

と思いきや、一の方に集中しそうで怖い展開になってきましたね。
大希くんと泉美元総理の親子関係、そして荘一郎と一も親子ですが、
ここでも両者の関係性が全く逆なのが、実に上手い対比だと思います。

そして、久保光司の台詞と言えば、
やはり、とてつもない悪意という件。

日本中の抵抗勢力が荘一郎に向かっている。
即ち、そのままそっくりリヨンの台詞ですね。

言い換えれば、1対複数の戦いでもあり、
更に言うなら、リヨン1人対原子力ムラで、
数だけで言えば、もう圧倒的に厳しい状況で。

白玉の使い時=荘一郎の寿命が縮むこと。
これをいつ決断して使うかが鍵となるかと。

荘一郎の政治も、
リヨンの守護も、
全く緊張感が途切れないどころか、ますますスリリングな状況です。
この両者の設定をここまで活かすとは、高橋先生に脱帽しています。

髙橋先生も実際に福島第二原発に行かれたそうで、頭が下がります。


一は勿論ですが、笑璃ちゃんと優月くんも狙われないか心配ですね。
この二人は守護霊が強くないとリヨンも言っていたので、尚更……。

『BLEACH』504.雷鳴の彼方へ  

サブタイトルが英語ではないのは珍しいですね。
恐らく久保先生もずっと温めてこられたのかと。

回想が実に上手く活かされた回だと思いました。
あの回想があるから読者もより感情移入できて、
雀部副隊長や山じいにトレイスできるのが秀逸。
トリスコールの口調と態度がアレですから尚更。

『黄煌厳霊離宮』とは格好良いですね。

炎や氷があるのだから頷けますし、予想して然るべき点でしたね。
修兵の台詞にありましたが、氷輪丸と同じく天候を支配するとは。



それにしても、山じいって今の名前は自分で名付けたとはね……。
それ以前に他に名前があったのだなと。作劇に深みが増しますね。
これも読み応えがあり、雀部副隊長の想いが痛いほど伝わる……。

『ノ』の字の傷から『十』の傷とはまた。

正に『心』と『体』に刻まれた想いです。

1ページ丸々使った山じいの怒りが良かったです。
ドリスコールはこれで完全にとどめということで。



主人公が動けない間に激動の展開ですが、
山じいは大きな戦力ですから期待大です。

陛下に斬りかかっていった剣八もまた然り。
彼は隣の長髪との戦いになると予想します。

そして気にかかっているのが白哉兄さんです。
恋次も卍解でエス・ノトに怒りをぶつけるか、
その辺りも気になっているとことであります。

狛村隊長や京楽隊長の活躍にも期待大ですが、
卍解を奪う相手への対抗策が見どころですね。

圧されっぱなしの中で山じいと剣八登場で白熱、
そして浦原さんの方も期待できそうな展開です。



今回で何よりも良かったと思ったこととは、
やはり雀部副隊長がある意味救われたこと。
今回は当然ながらもうこれに尽きます……。

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